
読書記録1999年2月分
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2月28日(日)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:23冊
「蒲田行進曲」 つかこうへい 光文社文庫
舞台を見に行くので、予備知識にと思って読みました。読み終わったのは、劇場に向かう地下鉄の中。ギリギリやん(笑)。帯に、「出演 草なぎ剛 錦織一清…」と書かれているぞ。いいのかこれは? やっぱ、普通は錦織が先じゃないのか? と書いてて思った。じゃ、剛って、いわゆる「二枚目」?(笑) 結局、主演はどちらだったのでしょう? 厳密に決めなければならないことだとは思いませんが、ちょっと気になります。
基本的には、銀ちゃんもヤスも、好きになれるタイプの人間ではありません。錦織と剛だって思って読みましたけどね。ただ、パワーはすごいし、場の雰囲気というのはなんとなく分かります。
キャラクターで好きなのは橘さん。ロリコンだけどね(爆)。でも、この話が橘さんの話だったら、好きになったかどうかは分かりません。タイプ的には、銀ちゃんと同じだと思うのですよ。というか、映画スター気質。豪放磊落で破天荒で、世界が自分を中心に回っていると信じている、そういうタイプ。実際の映画スターがそうとかどうとか言うのではなく、この作品中の「映画スター」はそう。
同時収録の「銀ちゃんが行く」は、やはり大部屋で「銀ちゃん組」だったマコトの目からの、その後の話。しょっぱなが銀ちゃんの葬式で、びっくりしました。葬式に呼ばれたのが橘さんだけだったってのが、なんだか淋しいんだけど、よかったです。
こちらは、ヤスの行く末がなんだか辛かった。実際そのほうが幸せだったかもしれませんけど。やっぱり、剛と重ねて読んでるんでしょうね(苦笑)。終演後、一緒に食事をした友達と、ヤスもいいけど、マコトのほうがより剛っぽい、という話もしました。私もそう思いますけど、他の人の印象はどうなんでしょうね。
…半分、観劇記録でした(笑)。
2月27日(土)
本日のコミックス冊数:2冊 今年のコミックス総数:25冊
「ONE PIECE 5」 尾田栄一郎 JUMP COMICS
「38度線」 石原理 ZERO COMICS
「ONE PIECE 5」。ウソップくんの村を守る戦いと、その心意気に打たれて加勢するルフィたちの話の続き。確か3巻の後半ぐらいから…だったと思います。まぁ、やっぱりありがちな話ではあるのですけど。「パターン」を読めるものにするのはキャラクターなのだなぁと、つくづく思いました。
後半は、ルフィたちの「料理長」を求めてのエピソード。やっぱり、海賊で料理長といえば宝島だと思うのですけど…。でも、ページの合間のフリートークにはそういう話はなかったね(苦笑)。ビッケはあったけど。余談だけど、ビッケのおとーさんの名前は「ハルバル」だよー。ちゃんとOPにも名前出てるじゃん(笑)。
「38度線」。1巻でひとつの話ではなくて、短編集。表題作はデビュー作で、他の話と絵がまったく違って。ちょっと驚きました。白いし。でも話はよかったです。朝鮮半島の、38度線の警備というか監視というか、そういう任務につかされたアメリカ兵の話。
あと好きなのは、戦争前(?)に対戦したフランスとドイツのサッカー選手が、ゲリラと戦車部隊の兵士として再会し、サッカーの試合をする話。キャラがおじさんばっかり?(笑)。ええ、ぜんぜんOKですわよ。もともとおじさんは好きだもの。まぁ、恰好いいおじさんに限りますけどね(苦笑)。上記「38度線」にしても、これにしても、続編が必要だとは思いませんが、キャラクターたちの行く末は気になります。そして、ロッカールームではなにがあったの?(笑)。
2月26日(金)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:22冊
「足のない獅子」 駒崎優 講談社X文庫ホワイトハート
本日のコミックス冊数:2冊 今年のコミックス総数:23冊
「鬼切丸 16」 楠桂 少年サンデーコミックス
「オートマチック・エンジェル 1」 水城せとな フラワーコミックス
2月25日(木)
本日のコミックス冊数:3冊 今年のコミックス総数:21冊
「東京ブギィウーギィ A side」 石原理 ZERO COMICS
「東京ブギィウーギィ B side」 石原理 ZERO COMICS
「ONE PIECE 4」 尾田栄一郎 JUMP COMICS
「東京ブギィウーギィ」。どこにも書かれてなかったような気はするんですが、やっぱ、笠置シズ子(字あってる?)でしょうね。説明不足っていうか、一読してわかりにくい気はしたのですけど、2回目読んだら多少は分かったような気もします。基本的に、読み方が悪いのでしょう。でもやっぱりよく分からないところはある。もうちょっとページはあったほうがいいような気がします。ということで、内容説明はなし。まぁ、いつものことなのでご容赦(苦笑)。
わざわざ、A side、B sideとしてあって同時発売だから、同じ話の見方を変えた作品かと思ったら、単純につながってました。
キャラクターはそれなりに魅力的。キリンが好きなのは、名前だけじゃないでしょう、多分。最初は名前で引かれましたけど。表紙にもなってるし、出番も多いし、やっぱ主人公級…なのね、と思ってしまう私は、単にサブキャラ好き(苦笑)。主人公級が悪いってんじゃないんですけど、なんとなくサブキャラだと、掘り出し物発掘した気分になってるんだと思います。そういう点では、夢くんとか、けっこうオイシイですけど。
2月22日(月)
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:18冊
「ONE PIECE 3」 尾田栄一郎 JUMP COMICS
2月21日(日)
本日の読了冊数:2冊 今年の読了総数:21冊
「楚留香 蝙蝠伝奇(中)」 古龍 小学館文庫
「楚留香 蝙蝠伝奇(下)」 古龍 小学館文庫
なんつーか、今年はいいペースで本読んでますねぇ。すでに月10冊クリアだ。ま、読みやすい本ばかり読んでるってことは、この際目をつぶる事にしよう(笑)。
「楚留香」。上巻はそれだけでひとつの話になっていましたので、今度も1冊ごとに1話完結なのかと思っていたら、続いてました。どうやら、「蝙蝠伝奇」というタイトルは、この2冊の方についてのタイトルのようです。
上巻では最後にちょっとだけしか顔を出さなかった胡鉄花が、今回は出ずっぱり。豪気で単純で、ありがちなタイプではありましたが、なかなか面白かったです。特に、楚留香ともうひとりの友人、張三と軽口を叩き合う場面は、そういう人間関係って好きなので、楽しんで読みました。
話はまぁ、なんというか、エンターテイメント小説!という感じ。「活劇」といったほうが良いかしら。荒唐無稽ではあるんですが、娯楽映画を見ているとような感じで、対して気にはなりません。香港では実際に映画になってるんですねぇ。この話じゃないかもしれませんけど。見てみたい気がします。
話の中では触れられる程度にしか出てきませんが、楚留香は、船の上で3人の美人の助手と一緒に暮らしているということ。ジェームズ・ボンドだの、ルパンだのというたとえがありますけど、その点に関しては、連想したのは破嵐万丈でした。って、分かる人、どれだけいるんかしら(笑)。男共の話しも良いけれど、そっちの3人の話も読んでみたいです。
2月20日(土)
本日の読了冊数:2冊 今年の読了総数:19冊
「グイン・サーガ64 ゴーラの僭王」 栗本薫 ハヤカワ文庫JA
「李歐」 高村薫 講談社文庫
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:17冊
「GADJET 2」 佐野真砂輝&わたなべ京 ASUKA COMICS CL-DX
「グイン・サーガ」。タイトルの通りに、今回は1冊まるまるイシュトヴァーンでした。タイトルはかなりいいですね。イシュトヴァーンらしくて。むろん、うだうだといっているイシュトではなく、石を握り締めて生まれて、占い師にいつか王になると予言されて、それを信じて疑わない若くて生意気で自信過剰ないイシュトね(苦笑)。
予言の「魚の10日」まであと1日、というあたりの記述を読みながら思い出したのは、「朝が、明日がくれば〜」という、「レ・ミゼラブル」1幕最後のフレーズ(笑)。まぁ、それはともかく、最後の最後で、イシュトヴァーンの意志というか、意識というかが、どれぐら残っていたのか、あるいは、謎の予言者に完全に捕まってしまったのか、気になるところです。
読みながら、市井のうわさだの、宮中のうわさだの、ドレスや何やらの記述だの適当に削除したら、3分の2には減るのではないかと思ってしまいました。漢字が少ないのも却って読みにくい気がする…のは私だけでしょうか。
カメロンの、知り合いに子供が出来たっていう台詞が、今回のチェックポイント(笑)。マリウスはちゃんとモンゴールのタヴィアのところに戻れたのかしら? まぁ、こちらに関してはグインがついているから心配はないか(苦笑)。
「李歐」。高村薫の新刊〜。決して暇じゃないんだけどなぁ。なんで出るかなぁ。読むとはまっちゃいそうだよなぁ、…と思いつつ、結局、いろいろとやることがあるのを放ったらかして、全部読んでしまいました(苦笑)。
まぁ、一言で言うなら、長いラブストーリー、…かしら。男同士だし、ちょっとニュアンスは違うんですけど。単純に友情物語というのも、違うと思うんですよ。もっと深い。裏表紙には「青春物語」とあるけど、それも違うと思う。6つの短編からなる連作で、静かに物語が進行している印象なのは、主人公の一彰があまり動かないからでしょう。動かないというか、感情の起伏が少ないというか、物事に執着がないというか(メカフェチですが(苦笑))。唯一、李歐と一緒に行動している「李歐」だけが、突っ走ってる感じでした。
ずっと、李歐の生死が気になるのと、一彰も、全体的にはしごく普通の生活をしているのですけど、いつどこで身体に風穴空けられてもおかしくない状況で、すごく静かな文体とは逆に、はらはらしながら読んでたんですけど、特に、最後、一彰が大陸に渡る事に決めてからがいろいろとあって、はらはらし通しでした。無事に機上の人となったときには、涙が出そうになりましたわ(苦笑)。それでも、これでやっと李歐に会える、と安心できないのが…(笑)。
一彰にとって李歐が印象的だったのは分かる。けれど、一彰のどこが李歐の琴線に触れたのかは、一読した限りでは分かりません。守山工場で会ったときに、なぜ李歐が一彰のことを、一緒に「やばい仕事」をやろうと誘ったのか。たまたまそれが、ちょうどそこにいた一彰だったのか。年が近かったからか。一彰の一言がたまたま気に入ったからか。思い付くのはその程度。でも、別れ際の様子は、誰でもよかったって感じでもないのです。誰でもよかったのなら、いくらやったことがことだとはいえ、むしろそうだからこそ、もっとビジネスライクにきっぱりと別れて、後には何も残らないと思うから。超越しているように見える李歐も、若かったという事でしょうか??? もう一回読めば、もう少しは分かるかなぁ?
たくさん、中国語が出てきます。漢字で書かれているのは字を見ればある程度は意味が分かる…とよかったのですけど(笑)、日本で使われている漢字ではなく、ちゃんと中国で使用されている活字になってましたので、…分かりませんでした。カタカナ表記されているのにいたっては…読み飛ばしてしまいましたわ。できれば、漢字表記にして、ついでにピンインつけてくれたら…って、テキストじゃあるまいし(苦笑)。漢字表記にカタカナでふりがなってのがいいかしら? むろん、ちゃんとカッコ書きで意味は書かれているのですけど、そういう意味での「分からない」じゃなく、なんか、せっかくその国の言語で書かれているのに、作品内でそうすることに意味があるんだろうに、それを理解する事が出来ないというのが悔しいというか。悔しいってものおこがましいですけど。もっとちゃんと勉強しろってことね(苦笑)。
小説というメディアが、この作品にとっては一番いい形態だとは思いますけど、映像で見たいとも思いました。映像で見たいっていうか、音を聞きたいのかもしれない。あまり中国語は耳に馴染みがないから連想できないってのもありますけど、どうしても文章からは分からない、李歐の北京語を聞きたいです。
…ほら、やっぱりはまった(爆)。
2月18日(水)
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:16冊
「ONE PIECE 2」 尾田栄一郎 JUMP COMICS
1巻を読んで、割と面白くて、後は古本屋で、と思いながら…結局、本屋で他に買うのもがなくてちょっと悔しくて、買ってきてしまいました(苦笑)。
久々なんで、きっぱり前の話を忘れてました。おぼえてたのは、主人公のルフィが海賊になるために単身旅だったこと、ゴムゴムの実を食べてゴム人間になってしまった事。ゴム人間はずっとカナヅチだってこと。「海賊狩りのゾロ」が仲間になったこと。赤髪のシャンクスという海賊にあこがれてて、彼に貰った帽子を宝物にしていること、というところ。むろん、固有名詞は今回のキャラクター紹介で確認しました(笑)。
読み始めて、泥棒のナミを確認。そういや、そんな女の子がいたわね、という程度。どういう風に関わってきたかまでは思い出せませんでしたが、そのまま読みつづける。話の展開は分かるけれど、やっぱり、出会ったきっかけがどんなんだったかは思い出せない。1巻読めってば、と自分でツッコミを入れつつ…、まぁ、話的には、よくあるけれども嫌いじゃないパターン。
腹に傷を負ったまま、バギー海賊団のカバジと対決し、あまつさえ、ハンディと称して自分で腹の傷を広げてしまうゾロが、馬鹿だよなぁと思いつつもやっぱり好きです。馬鹿みたいにプライドが高いキャラって、基本的に好きですからねぇ。もっとも、プライドに実力がついてきてるってのが条件ですけど。でも、腹の傷ってのは穏やかじゃない。この時代の医療技術はどの程度のものなのかなぁって思ってしまう。皮膚切ってるぐらいならともかく、内臓までいっちゃってるとやばいと思う…というのは、マンガ読んでるときは考えちゃいけないんでしょうけどね(苦笑)。
作者による、ヴァイキングについての簡単な解説というか、フリートークあり。ヴァイキングは確かにノルウェー、スウェーデン、デンマークが最初だけれど、語る上ではアイスランドを忘れて欲しくないなぁ。そのうち、また別の巻で語られるのかもしれませんけど。アイスランドは、北欧の中でも忘れられがちな国で、割と思い入れある私としては、ちょっと悲しいところです。
2月15日(月)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:17冊
「楚留香 蝙蝠伝奇(上)」 古龍 小学館文庫
「アジアン・ハードボイルド」と表紙には書かれているのですが、これってハードボイルドなのかしら。うーん、言えない事はないかもしれませんが、それを言ったら日本の時代小説もハードボイルドの範疇に入りません? 眠狂四郎とか。
主人公の名前が楚留香という。江湖に名高い義賊で、盗みの現場に鬱金花の香りを残すことからこの名がある、ということは、本名ではないのね。鬱金花がどういう花かは不明(苦笑)。この楚留香の友人である「擲杯山荘」の主、左軽侯の娘左明珠が、重い病の後に死に、姿はそのままなれどまったく別人、しかも敵対している花金弓の娘施茵として生き返った怪事件に始まる物語。「ハードボイルド」とは書かれていますけど、一歩間違えばドタバタのコメディになってしまうような気がしないでもなし。
時代設定がいつなのか、良く分かりません。まぁ、分かっていても、時代背景を基礎知識として持っていないので、一緒ですけど(苦笑)。
訳者あとがきによると、作者の古龍は、この主人公を作るにあたり、ショーン・コネリー版の007を意識していた、とあります。けど、読んだ感じ、そこまで濃いイメージがないのは、キャラクターがアジア人だからでしょうか。それとも私がショーン・コネリーの007を余り好きでないだけか(笑)。ああ、好きじゃないのは007の頃のショーン・コネリーです。薔薇の名前とかの頃からはけっこう好き。閑話休題。訳者は、ショーン・コネリー版の007というよりは、アルセーヌ・ルパンではないか、というイメージをもたれたようです。私としては、どちらもちょっと違うかなぁと思わないでもなし。誰かこういうキャラ、けっこういそうな気はするのですが…思い付きません。
キャラクターは、それなりに魅力的です。多少、ステロタイプではあるかもしれませんけど。007をイメージしているのなら、いわゆる「ボンド・ガール」、今回もそれに相当するキャラはいましたけど、これからもいるのでしょうね(笑)。いいオンナだといいな(笑)。いい女は大好きです。ただし、あんまり若いのは嬉しくない。そりゃ、年相応の「いい女」ってあるかもしれませんが、やっぱ、一定年齢以下は、いい女じゃなくて、いい子、よねぇ。最初のキャラクター紹介のときにちょっと出てきて、話には最後にほんのちょっと出てきただけの楚留香の親友、胡鉄花が、次巻の楽しみ。名前がこれで、大酒のみの無頼漢で、通称「花蝴蝶」…って、なんか、連想するのは「水滸伝」の花和尚魯智深かな(笑)。どういうキャラクターなのか、どういう使い手なのか、楽しみです。
2月11日(木)
本日の読了冊数:2冊 今年の読了総数:16冊
「QED 百人一首の呪」 高田崇史 講談社ノベルズ
「裏切りの聖女 足のない獅子2」 駒崎優 講談社X文庫ホワイトハート
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:15冊
「傀儡 1」 高橋明 KGコミックス
「QED 百人一首の呪」。こういうのはねー、あたりはずれありますからねー、どうしようか迷ったんですけどねー、結局買っちゃいました(苦笑)。もともと暗号ものは好きだし、講談社の新人は時々大当たりがありますし。で、とりあえず買っとくってのが、私が本に対して非常に財布の紐がゆるいって証拠で、無駄遣いだと分かってても買っちゃう性分てのはどうしようもなくて。緊縮財政だというのに(苦笑)。まぁ、それはともかく(笑)。
百人一首を系統立てて並べ替える、というのは、非常に面白い、のだと思います。思うというのは、つまり、私は百人一首を知らない(笑)ので、そもそも並べ替え以前に歌の意味が分かっていない。ならなんでこういうのを買ってしまうのか…うーん、またもとに戻ってしまうぞ(笑)。言葉遊びとしては面白いと思いますし、すごく好きなので、もっと百人一首が分かっていれば、もっと楽しめた作品だと思います。
ただ。推理小説作品としてはともかく、探偵側のキャラクターが、ちょっと、あまりにも典型的で面白くなかったです。蘊蓄を垂れる変人の探偵も、がらっぱちで体育会系の巨漢の友人も、探偵の助手役(ワトソン役というのではない)の女の子も。みーんなどこかで見たような感じ。まぁ、これだけ作品が出ていれば、まったく目新しいキャラクターを作るほうが難しいのでしょうけど、…やっぱ、ちょっと、つまんないです。女の子の勤め先の同僚の男も、変人に描いてあるから、最終的には割り込んでくるのかと思ったら、ただの変人だったし…。
「傀儡」。「くぐつ」と読むのだけれど、ワープロでは変換しません。「かいらい」でなら変換しますけど。私としては、これは「かいらい」と読むよりも「くぐつ」のほうが慣れているのですが、どうやら一般的ではないようです(笑)。うっとおしいから登録しちゃいましたけど(苦笑)。
ところは新宿。何でも屋を副業にする、通称「電気屋」と呼ばれる青年は、通常人には見えない式神を見る能力を有している。彼が式神に遭遇したところで知り合った少女、丹宮は、式神を見ることはできないが、倒す能力を持っていて、電気屋を「目」として欲しがっている。電気屋に「人形師に会って傀儡を受け取れ」とメッセージを残した、丹宮とそっくりの謎の男。また丹宮も、一緒に暮らしていた「爺さん」から同じメッセージを受け取っている。新宿で診療所(?)を開いている医者(?)威。裏の世界にも通じていて(? こうやって書くと得体が知れない(笑))、電気屋に便利屋の方の仕事を斡旋していたりもする。裏の世界を通じて流通している得体の知れない薬。ちょっとだけ顔を出した黒幕というか敵役というか。とまぁ、キャラクターはこんな感じ。
一通り読んでみたのだけれど、どうも分からないことが多すぎて、未だ理解不能。「人形師」「傀儡師」「傀儡」とはそれぞれ何なのか。言葉通りに受け取れば、「人形師」は「傀儡」を作り、「傀儡師」は「傀儡」を使う=人形使いで、実際にもそういう存在として出てくるのだとは思うのだけれど…。こういうことが分からないので、ストーリー説明も出来ないのです。いや、出来ないのは話を上手くまとめられないからってのもありますけどね(泣)。
2月10日(水)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:14冊
「コールド・ゲヘナ」 三雲岳斗 電撃文庫
ドラゴン、人型の戦闘機械「デッドリードライブ」、それに搭乗するDJ(デッドリードライブ・ジョッキー)と呼ばれる常人とは違った反射神経を持つ戦士、ときて、連想したのは「the Five Star Stories」でした。これでファティマ的な存在でも出てきたらどうしようかと思ったら、実際、ファティマではないですけど、女の子が、整備・調整が完全に終わっていないデッドリードライブを操るためにサポートで乗り込むシーンがあって、ちょっと笑ってしまいましたわ。まぁ、最終的には違った物語になっているのですけど(アタリマエ)、作者が影響を受けている可能性ってのはかなりあると思います。
話的には、まぁ、そこそこ、かな。キャラクターも全体的にはよくあるパターン。「電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞作品」ってことは、投稿っていうか、応募小説だろうに、続き物的に作ってあるなぁって思ったら、後書きでもそのことが書かれてました(笑)。なので、これが好評なら(笑)続きが出るでしょう。出る、かな?(苦笑) まぁ多分(笑)。出たら、正体というか、真意というかが気になるキャラ(女だよ(笑))はいるので、多分読むと思います。
2月8日(月)
本日のコミックス冊数:3冊 今年のコミックス総数:14冊
「輝夜姫 13」 清水玲子 花とゆめコミックス
「Combination 3」 聖りいざ KGコミックス
「Combination 4」 聖りいざ KGコミックス
「Combinetion」。3巻は買ったときに読んでいるはずなのだけれど、話が分からなくなっているので再読。読んで正解でしたわ。カンペキに忘れてました(苦笑)。
言っちゃあなんだが…主人公乗っ取られかけてる気がする。というか、続さんも主人公と考えればいいんでしょうけどね。なんだか、1、2巻の印象からか、続さんはあくまでちょっとだけ出てくる人(その割にはおいしいとこさらったりするけど)という印象があって、まだ彼がたくさん出てくるという状況に頭の方が順応しきれてません。それに、出番の多さとは関係ないですけど…続さんの髪は見てるだけでうっとおしい。私も前髪が中途半端に長いんで、これって、だんだんいらいらしてくるんですよねぇ。パソコン使うときは邪魔臭くって、なるべくとめるようにしてます。まぁ、もうなれちゃってるのかもしれないですけど…。って、マンガのキャラにそんなこと突っ込んでどうする(苦笑)。
好みは佐々木くん。あと、陽子さんも好き。いい女は、無条件に好きなのです。ちなみに理想は、キャッツアイの泪さん(爆)。
「輝夜姫」。なんだかますます話がでかくなっているというか、ややこしくなっているというか。でも、かなり核心に近づいてきたなって気もします。全体的には晶絡みの話の方が多かったのだけれど、楓の印象の方が強かったです。
2月5日(金)
本日のコミックス冊数:2冊 今年のコミックス総数:11冊
「小人たちが騒ぐので」 川原泉 JETS COMICS
「砂の薔薇 15」 新谷かおる JETS COMICS
「小人たちが騒ぐので」。どれほど頻繁に本屋に通っても、見落としというのはあるのです(泣)。ということで、これも、奥付けは12月でした。エライもん見落としてましたわね。
マンガなのだけど、エッセイらしい。なんだかすごく「川原泉」が前面に出ています。というか、わたしのイメージしている「川原泉」が。実際に拝見したことはないので、ご本人が本当はどういう方なのか、わたしには分かりません(笑)。
「描き文字だけの見開き2ページ」とか、ジョン・ケージの「4分33秒」という曲にあやかった真っ白なページとか、こういう作品やないとできんやろ、っていうページもある。奥が深いというよりは、行き当たりばったりのような気が…きゃー、ごめんなさい(笑)。ちなみに、ジョン・ケージの「4分33秒」は、人づてに話を聞いたことはありますけど、実際に曲を聞いたことはありません。
余談。このページをご覧になっている方はたいがいご存知かもしれませんけど、川原泉さんのコミックスでは完結していない「バビロンまで何マイル?」、文庫で最後まで収録されています。ちょっとそれはないんじゃない、と思いつつ買ってしまいましたわ…。
「砂の薔薇」。今回のサブタイトル見て、もう終わりかしら? 話最後まで入ってるのかしらと思ったら…、ほんとにおしまいで、ちゃんと最後まで入ってました。あららら、最終巻。ちょっと唐突な気がしないでもなし。これまでの話で、そういう気配があったのかもしれませんけど、そういうの読み取るのは下手だから…(苦笑)。
話の持って行き方は面白いのだけれど、最後の、グリフォンの正体が分かるあたりは、ちょっと急ぎすぎている気もします。マリコは、グリフォンの正体に気づいていた、もしくは、ちょっとでも察していたのでしょうか? そういう話は、なかったような気がするんですけど…。うーん、最後の最後があっけなかったかなと思いました。
2月4日(木)
本日の読了冊数:2冊 今年の読了総数:13冊
「デルフィニア戦記18 遥かなる星の流れに(下)」 茅田砂胡 C・NOVELS
「シャドー“X” 魔界都市ブルース」 菊地秀行 NON NOVEL
未読本の棚に「デルフィニア」の最終巻があるのを見て、ちょっと驚いた。とっくに読んだ気になっていました。そういや、読んでなかったわ(苦笑)。ということで、会社で(おい)、DB検索の合間に読みました。あっという間…(笑)。
シェラの最終的な身の振り方が意外というか、むしろ彼の存在自体がそこまで重かったというのが意外というか。出自は十分に重いものでしたが、もっと普通の子で、だんだん普通になっていくのだと思ってました。でもこれで、表紙については納得できました。だって、最初に見たときに思ったのですよ。王様、最終巻なのに表紙とられちゃっていいの、って(苦笑)。ま、口絵にはありましたけどね。
最後まで戦いでしたね。「戦記」なのだから当然ですけど。今回はイヴンの出番がちょっと少ないけれど、本当ならばこれぐらいが普通なのでしょう。彼は今まで、いい場面貰いすぎてる気がする。今回も、状況的には少々情けないものではありましたが、十分に「いい男」であることをアピールしてますものねぇ。なんか、これだけキャラクターがいて、最初っから最後までほかに目移りせずに一人だけってのも、ちょっと珍しいかもしれない。バルロもナシアスも素敵なキャラでしたけどね。ウォルは面白いけれど、好きになる対象とは違いましたし。
まぁ、なるようになって…おしまい。今後の物語を読みたいような、読みたくないような。
2月3日(水)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:11冊
「魔術師の物語」 ディヴィッド・ハント 新潮文庫
主人公にしてストーリーテラーのケイは、色彩を判別できないというハンディを持つ写真家で、街角に立つ男娼をモチーフに写真を撮っていた。その被写体の一人で友人のティムに呼び出されて、約束の時間に待ち合わせの場所に行ったのだけど、彼はこなくて、翌日、彼の切断された頭部が見つかった。ケイは、ティムのために真相を探り始め、事件と15年前に起きた連続殺人事件の共通性に気づく。その事件には、もと警官だった彼女の父親も関係していて…。と、二つの事件が絡み合いながら、明かされていくティムの過去、今は人の良いパン屋の主人である父親の過去などを交えて話は進んでいきます。これを推理小説と考えたときに、二つの事件のうちのどちらが解決すべき(物語の中心となる)事件なのか、読むうちにだんだん分からなくなってきました。いやまぁ、最終的には、いずれも重要な事件だったのですけど。
主人公のケイは、ものが全て白黒で見え、それらを濃淡でしか区別できないという先天的なハンディの持ち主なのですけど、彼女の目で見て語られる世界は、あまりにも色彩に溢れているのだと改めて気づかされました。日頃そんなことは考えたこともないですし、色の名前だって大して知らない、名前を知っていてもどんな色かはっきりとは知らないというのが、ちょっと恥ずかしくさえあるかも。
ストーリーと平行して、ケイは自分の写真集の構想を練っていて、その構成を考えていることがまた事件を整理することにもなっているのですけど、事件やそれに伴う人間関係、ケイの葛藤などストーリーそのものが、彼女の写真集であり、またそれを作り上げた過程のように感じられました。
2月1日(月)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:10冊
「蒲生邸事件」 宮部みゆき カッパ・ノベルズ
月末の東京遠征に持っていったのは、「クロスファイア 下」と、この「蒲生邸事件」。「クロスファイア」読み終わって、そのまま「蒲生邸」に入りました。
大学受験に失敗して、今度は予備校受験のために上京してホテルに投宿していた尾崎孝史という青年(少年?)が、ホテル火事で逃げ遅れた際に、時間旅行者である平田という男に助けられて、「火事から逃げるために」2・26事件のさなかの東京にタイムトリップして、もぐりこんだ「蒲生邸」での主人、蒲生大将の自殺事件に関わってしまう話。話としては、ミステリでもあり、SFでもあり。孝史の、昭和11年の日本や人間関係やその他に戸惑い苛立つ様子とか、平田はじめほかのキャラクターの奥深さとか、ストーリー展開も含めて、かなり面白かったです。
この前に「クロスファイア」を読んでましたから、余計にそう思うのですけど、大団円でした。最後、現代に戻ってきた孝史が、歴史的事実に関わり、あの時代の人々に直接関わったがために、2・26事件に興味を持ち、特に関わった人たちの行く末を懐かしく、またきっと切ない気持ちで追ってゆくあたり、ちょっとうるうるしそうになりました。
最後まで読んで、映画で見たい話だと思いました。うまく作れば、本当に面白い作品になると思います。キャストは、あんまり役者さん知らなくて思い付かないから…好みとしては、孝史はSMAPの誰か(誰でも出来そう)。でも、18歳だから、年齢的にちょっと無理か。慎吾か剛ぐらいまで? むしろKinkiですかね(なんでジャニーズばっかりって、ほかに知らないから)。平田は小林薫さん。SMAPはむしろ貴之さんの方がいいかもしれない。でも、その場合は、吾郎ちゃんが一番合いそうですね。いや他の4人でもできるでしょうけど、なんとなく。うーん、見たい。めちゃくちゃ見たい(笑)。
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