
読書記録1999年3月分
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3月31日(水)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:48冊
「奥様はマジ」 火浦功 角川スニーカー文庫
3月30日(火)
本日の読了冊数:2冊 今年の読了総数:47冊
「死体農場 検屍官ケイ 5」 パトリシア・コーンウェル 講談社文庫
「特殊駆逐業者ファイルその1 始まりはいつも不自然」 小林めぐみ 角川スニーカー文庫
「死体農場」。凄いタイトルですねぇ。でもって、変換したら最初に「死体の有情」って出るんです。なんかイヤ…。
検屍官ケイのシリーズの5冊目。話は4巻の犯人をまだ引きずっています。でも、その影がちらちら見え隠れして、それに惑わされつつも、別の話。
あんまり恋愛がらみの話は入れて欲しくないなぁと思うのですが、毎回ケイには誰かしら男性が関わってくるようです。たまにはいいんですけどねぇ。3、4巻は、それほどはっきりした関係はなかったし、それに、また4巻と5巻の間に3、4年経っていることも考えると、「たま」といえば、「たま」なんでしょうけど。多分続けて読んでいるのが行けないのね(泣)。
ケイの身近な人が危険な目に(いろんな意味で)あうというの、4巻ぐらいから、マリーノもルーシーも例外ではないような気がし始めていたら、案の定でした。でもまぁ生きてるから、カウントには入らないかしら。特にマリーノはねぇ、事件のからみよりも身体のほうでぽっくりいきそうで心配です。一番危ないかと思えたウェズリーは…けっこう安全なのね(苦笑)。
訳者あとがきによると、次の話で、ゴールトの話に決着がつく、らしい。まぁ、どんな話になるか、楽しみにしましょう。
「始まりはいつも不自然」。小林めぐみさんの新シリーズ。未来の東京での、異常発生(?)している害虫(虫に限らない)を駆除するグループの話。メンバーは、年齢不肖の女社長さん。借金のために実入りのいい仕事をせねばならなくてこの仕事についている主人公、高校生だけど2年留年してるので、18歳ぐらい。刃物フェチの一見クールなお兄さん、千寿、26歳。マッドサイエンティストの美貴ちゃん、男、15歳ぐらいだっけ…今手元に本がないから(苦笑)。たまたま拾ってしまった猫耳、しっぽ付きで、なんでそんな風なのか、どころか名前も覚えていない清純派アイドル風美少女、やっぱり中学生ぐらいの寧々ちゃんの5人。あと、宇宙人とか、得体の知れない女たち(やっぱり宇宙人だろう)とか、同業者=商売敵入り乱れての、スラップスティック・コメディ。今のところ(笑)。
駆除する害虫は、むろん現代の概念ではあまり考えられないようなものばかりのようです。今回で言えば、猫サイズの茶色い蛆虫(でも、みの虫云々ってのもか書かれているから、イメージ的には「芋虫」なんですけど)(気持ち悪い人もいるかもしれないのでコスリにしました<今更(笑))とか、3階建ての建物ほどもある半幽体の大亀とか。前者のを読んだときに、つい、ハインラインの「人形使い」の宇宙人を連想してしまいましたわ。黒くて40センチぐらいのナメクジ(やっぱりコスリ)が、肩の上にのっかってる=寄生してるっていうの。あれもかなり気持ち悪かったです。閑話休題。
この世界での東京の住人は、それがいるということに慣れてしまって、なぜそんなものが発生したかということを考えることはしなくなっているのですけど、最終的には、それらの発生の理由を突き止めていくうちに、寧々ちゃんの猫耳&しっぽのことが分かってくるのか、その逆か、まぁ、そういう話になるのではないかと思います。
3月29日(月)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:45冊
「ラグナロク 4 青き双珠」 安井健太郎 角川スニーカー文庫
本日のコミックス冊数:2冊 今年のコミックス総数:44冊
「聖・ライセンス 3」 飯田晴子 ASUKA COMICS DX
「9番目のムサシ 6」 高橋美由紀 きらら16コミックス
買った本がほとんど角川だったんで、ちょっとげんなりした。角川の新刊を買いに行ったんだから、仕方ないんですけどねぇ。角川高いのよ。あのすかすかした字組みで、あのページ数で、あの金額ってのは、ちょっと許せないものがある。発行部数も多かろうに。スニーカーあたりだと、発行部数知れてるのかしらと思わないでもないのですけどね。でもやっぱり…なのです。
ということで角川系。「ラグナロク 4」。新キャラが続々登場してます。ルーファスは、かなり良い感じです。ただ、女の子のこといいなと思って、その子と話してるときとかになにかと赤くなって、そのことでからかわれておたおたするタイプはあんまり好みじゃないんですよねぇ。ちょっと好みからは離れてて…残念(泣)。今回、前巻ではあまり意識に残らなかったリゼルが、かなり私の中ではポイント上げました。やっぱ料理が上手いってのは、大事な要素だったのか(爆)。
今回は、あまりラグナロクの活躍はなかったのがちょっと淋しいですね。フェンリルは、おいしいとこ取りだけど、便利に使われてるなぁって思わないでもなし。まぁ、いい男(狼だけど)だから許す(笑)。
やられキャラ、アングルボザとエジャール。イラストがイマイチ合ってないのが残念。アングルボザは、腰の90度曲がった老婆だということなのだけれど、イラストでは、小柄だけど腰は曲がってないし、エジャールは「整いすぎた顔」…というには少々…(泣)。まぁ、いかにも吸血鬼的な顔ではありますが。そう、エジャールは吸血鬼だったのです。私としては、はまれない吸血鬼ってのは、ちょっと辛い(苦笑)。「アングルボザ」は、調べたら、ロキの絡みでした。女巨人で、ロキが産んだ、というのと、ロキとの間にフェンリル、ミズガルズの大ヘビ、ヘルの三人(人?)の子をもうけたというのと。矛盾はしてないか…(苦笑)。
3月28日(日)
本日のコミックス冊数:2冊 今年のコミックス総数:42冊
「最遊記 4」 峰倉かずや Gファンタジーコミックス
「迷走次元で会う日まで」 巣田祐里子 ラポート・コミックス
「最遊記 4」。待ちに待った続巻! 期待通りに八戒の話なのです。大阪で出ているのを見つけて、高松でも買えるから遠征先で荷物が増えるのも嫌だし帰ってから買おうと一度は思いとどまって、でもやっぱり我慢がきかなくて、結局買ってきてしまいました。1巻まるまる、ほぼ全部、八戒の話! 超嬉しい!! そして私は壊れているのです(笑)。
八戒がなんで妖怪になったか。最初から気になっていたワケアリな腹の傷。八戒の古傷をえぐりに来た清一色は、後から考えたらそんなに嫌いじゃありませんでした。ちゃんとやられキャラだったからでしょう(苦笑)。八戒の過去は、清一色をやっつけたからといってなくなるわけではないのですけど、彼がそれを乗り越えてくれれば、それでいいのです。最後の、悟空に油性マジックで生命線描かれた時の八戒の顔が、こちらまで泣きそうになるぐらいいいです。
途中、珍しくもありがたい、三蔵さまの説法があります。今回はジープくんもちょっと見せ場あり。ジープくんだけのコマもありよ(笑)。ジープくんて、八戒の肩にとまってるのを見ると、サイズ的にもなんだかハーロックのトリさんを連想してしまうのは…私だけ!?
アニメ向きの作品だとは思っておりましたが、巻末のフリートークを見ると、実際にOVAで発売されているらしい。知らんかった…。「見なければ」は、悟浄が山寺宏一さんだというのを見て、「買わねば」に変換されました(爆)。他のキャストは分からないですが、イメージとしては、悟空は田中真弓さん、三蔵は塩沢兼人さん(もうちょっと合う人はいるような気がするのですが、前日延々塩沢さんがらみの話をしていたので、塩沢さんしか思い浮かばない(苦笑))、八戒は誰だろう…。最近の声優さんは知らないのです…。イメージに合う人だといいなぁ。
3月27日(土)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:44冊
「万象の杖 5」 前田珠子 集英社コバルト文庫
3月26日(金)
本日の読了冊数:2冊 今年の読了総数:43冊
「腐蝕の街」 我孫子武丸 双葉文庫
「カナリア・ファイル 6 黒耳天女」 毛利志生子 集英社スーパーファンタジー文庫
「腐蝕の街」。我孫子武丸さんの近未来SF。まぁ、SFといいながら、ミステリー的な要素もあります。
2024年、荒廃した東京。荒廃した理由は書かれていたと思うのだけれど、読み飛ばしたので忘れた(爆)。既に犯人が死刑になった事件と同じ手口で繰り返される猟奇殺人。問題の犯人の死体は行方不明になっており、殺人現場には、その犯人を逮捕した溝口警部補宛てにメッセージが残される。溝口は、事件の起こった所轄署に応援(?)に赴き、しかし表沙汰に出来ない理由から彼らとは別方向から捜査を進めるうちに、事件に巻き込まれて行く。まぁ、そんな感じの話です。
魅力的な若い女刑事、時代の子とも言うべき街の少年、溝口を目の敵にする刑事たちほか、キャラクターが少々単純かなぁと思わないでもないですが、そこそこ魅力的です。事件の指揮をとっていた赤羽署の永野警視が好き。でも、物分かりがいい、切れる、荒くれ刑事たちにも一目置かれている、と、出来すぎたキャラクターではあります。
ラストは結構恐いです。続編があるようなんですよねぇ。最終的にどうなるのか、気になりますねぇ(笑)。
3月25日(木)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:41冊
「カナリア・ファイル 5 夢告」 毛利志生子 集英社スーパーファンタジー文庫
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:40冊
「聖・ライセンス 2」 飯田晴子 ASUKA COMICS DX
3月23日(火)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:40冊
「真犯人 検屍官ケイ 4」 パトリシア・コーンウェル 講談社文庫
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:39冊
「花の聲 異国の花守 2」 波津彬子 PFコミックス
「真犯人」。検屍官ケイシリーズの4作目。3巻の「遺留品」の感想のところで、ケイのごく親しい人でも簡単に死んでしまうということを書いたんですけど、…またいなくなってました。これは、ケイが関わった事件にからんで死んだというのではなく、3作目の4作目の時間の流れの間の、ケイの知らぬ場所での出来事だったのですけど。でもねぇ、…いくら殺人事件を扱う話を読んでいるとはいえ、人死には少ないほうが良いと思うので、ましてや主人公にとって大切な人なら、一人もいなくなって欲しくないのですけど。なんだか、マリーノも無事ではいられなくなったような気がする(苦笑)。
逆に、作品と作品の間の時間の流れの早さは、納得しました。こういう事件も挟みつつなら、描かれるエピソードは1年にひとつぐらいのほうが自然に感じられます。ケイが立たされる苦境も、親しい人の死も、そう頻繁にあられてはたまらないでしょうから。
今回は、高校生になった姪のルーシーも捜査に協力してます。これも今後のパターンになるのかしら?
3月22日(月)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:39冊
「陸小鳳伝奇」 古龍 小学館文庫
古龍の「楚留香」と並ぶシリーズもの、だそうです。訳者後書きによると。義侠ものという印象があるのですけど、一読してあとから考えてみたら、それほどはそういう色合いはなかったようにも思います。
小鳳というのは、女性名なのだそうですけど、この名を持つ主人公は、口髭をたくわえた(そのために四本眉とも呼ばれる)れっきとした男。なかなかの好漢です。ほかにも、盲目の武術の達人だとか、からくり名人だとか、人を切ることに哲学を見出している(ちょっと違うか?)剣豪だとか、いろいろと個性的なキャラクターが出てきて、それらを見ているのが楽しいです。話のほうは、少々荒唐無稽な感じもしないではないですが、これも「楚留香」と同じく、娯楽映画を見ているような感じの作品でした。…個人的には、「楚留香」の方が好きかなぁ。まぁ、まだシリーズ作品はあるようですので、それらが出るのを待ちましょう。
表紙と文中のイラストは、皇なつきさん。最初確認したときに、漢字で名前が書かれていたので(皇名月)一瞬あれっと思って、見返して、ああ、そうかと思いました。視覚的な先入観って強いですよねぇ(苦笑)。表紙はキャラクター4人しか描かれてないし、作中もメインキャラが全員は描かれてないようなので、…コバルト並みに、巻頭に、イラスト入りのキャラクター紹介が欲しいと思ってしまいました。
3月21日(日)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:38冊
「遺留品 検屍官ケイ 3」 パトリシア・コーンウェル 講談社文庫
本日のコミックス冊数:3冊 今年のコミックス総数:38冊
「ARMS 7」 皆川亮二 SHONEN SUNDAY COMICS SPECIAL
「聖・ライセンス 1」 飯田晴子 ASUKA COMICS DX
「デビルサマナー ソウルハッカーズ 1」 佐々原史緒&高沢和巳 角川書店
「遺留品」。検屍官ケイのシリーズの3作目。とりあえず、今回はケイが襲われるような話にはならなかったので、一安心(苦笑)。でも、作者は、ケイの身近な人物を殺してしまうことに、あんまり抵抗はないのかも知れません。となると、そういうことになってしまいそうなキャラクターは…まだいますねぇ。逆に、安全って思えるのは、相棒の刑事のマリーノだけなのかも。
もともとケイは中年の女性なので、キャラクターの年齢とかあんまり気にせずに読んでいたら、ケイの姪のルーシーが、1作目のときには10歳かそこらだったのが、今回高校生になっていて、ちょっとびっくりしました。気をつけて読んでいれば、ちゃんと、ケイが検死局にきてから何年とか、年齢に関する描写とかで分かったのでしょうけど。ええ、所詮は走り読みしてます。もったいないですね(苦笑)。
「ARMS 7」。第2部終了。3人の精神とARMSの持つ力が調和したというか、ARMSが正しく発動したというか、まぁ涼のジャバウォックにはまだまだ謎があるのかもしれませんけど、涼もジャバウォックの一番奥底まで見て、それを受け入れて、それと共に、みずからが正しいと思う方向へ進んでいこうと決心した、そういうところでしょうか。眼前の敵を倒して、とうとう彼らの本当の敵(?)「キース」たちの顔見せがあって、ひとまずは平穏が訪れたのだけれど、彼らに相対するために、そしてさらわれたカツミを助けるために旅だって行く…というところで終わっています。
こういう話は、出てくる組織とかキャラクターとか、どれが見方でどれが敵なのか見分けるのが難しいのですけど、とりあえず、孤軍奮闘していた涼たちにも、そこそこ強力な組織立った味方が出来たようです。その協力者「ブルーメン」のリーダーの言葉が印象的でした。正体は、名前を見たときから検討ついてたのですけど、「キースと名づけられたもの全員を葬って欲しい」というのの中には、自分も含まれるのよね…。なんだかますますハードな話になりそうです。
おかーさま描くことに関しては、どう考えても、楽しんでると思う(笑)。
「聖・ライセンス」。昨日「School Reverse」読んで、パナインサを走り読みで読み返したら、やっぱり飯田晴子さんの絵は可愛くて、…買ってしまいました(笑)。私、1週間に1回しか本屋に行かないほうが良いのかもしれない(爆)。
話としては、魔女っ子もの的な感じ。キャラは可愛いし、綺麗なおにーさんはたくさん出てくるし、アニメになって日曜の朝にやっててもぜんぜんおかしくないような感じなんですが、なってないですよねぇ…アニメ? ここ数年のアニメ事情は知らないので…ひょっとしたら知らない間になってるかもしれません。
そしてすぐに続きを買ってしまうのです(笑)。
「ソウルハッカーズ 1」。コミックスになるというのは、人づてに聞いたんだったか、雑誌で見たんだったか。そろそろ出る頃だとて本屋に行って、ASUKA COMICSの新刊をチェックしてもないのでどうしたのかと思ったら、サイズの大きな本になってました。おやまぁ、出世したのね?(苦笑)
RPGソフト「真・女神転生」のコミック化、なのですが、私はゲームをやりませんので、それがどういうゲームなのかは、まったく知りません。でもまぁ、ゲーム知らなくても、これだけでも読めます。ホントはゲーム知ってたほうが楽しいんでしょうけどね。やると絶対にハマるから、まずいの(苦笑)。
3月20日(土)
本日の読了冊数:2冊 今年の読了総数:37冊
「カナリア・ファイル 4 〜水蛇〜」 毛利志生子 集英社スーパーファンタジー文庫
「正義の女神の迷宮 占い師SAKI 5」 七穂美也子 集英社スーパーファンタジー文庫
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:35冊
「School Reverse」 飯田晴子 花丸コミックス
「カナリア・ファイル4〜水蛇〜」。水蛇と書いて、みずちと読む。大丈夫よ、これぐらいなら読めるわ(苦笑)。先日の、3巻目の「死返玉(まかるがえしのたま)」は、何度か確認してしまいましたが。
鬼が出てきました。鬼は、吸血鬼と並んで、結構好きというか、興味の対象というか、です。ので、出てきたからには、どういうキャラクターか気になるのです(所詮はキャラクター・ミーハー)。ハマれるというほどではなかったですが、とりあえずそれなりに魅力的で良かったわ(苦笑)。敵だとか、嫌味な奴だとかだったら、やっぱなんか悲しいですから。今後の動き次第で、一押しキャラになる可能性はあり(笑)。
同様に、自分とおんなじ名前のキャラクターってのも、どういう風に描かれてるかっての、かなり気になるものですけど…こちらにもでてきました、「紗紀」(笑)。こちらのは女性です。物語に使われるにはあんまり見かけない名前だと思っていたのですけど、ちょっと立て続けだったんで、笑ってしまいました。そういや、最近の子供の名前のランキングでは、けっこう上位にあるのだよな、確か。
前回、あんまりこれってキャラクターはいないって書いたんですけど、一人忘れてました。弁護士の田原坂さん。この人、かなりいいです。でもまぁ、呪禁師だの占い師だの熊男だの狼少女だの鬼だのが出てくる中では一般の人だし、いわゆる「いい人」だもんで、余りにも強烈なキャラクターの中で、ちょっと印象が薄い(苦笑)。逆に、そうでありながら、順応性が高くて、思考が柔軟なのが、ある意味彼の「特異」なところであるのかも知れません。
「School Reverse」。そこで出会った二人は結ばれるという、学校内の「縁結びの階段」にまつわるいくつかのオハナシ。本当は、そこは「運命の場所」でもなんでもなくて、恋人同士になった二人が(もしくはその周囲が)たまたまそこで出会ったということを「意識した」ために、それが何回か重なったために、そこがそういう場所として認識されただけで、本当は、その場所で出会ってまとまった二人も、別の場所でも出会っているかもしれない…という面白くも何ともないことを考えつつ、でも「運命の場所」があることで、そこで出会った相手を意識して、思いを伝える前段階として自分を高めるためにいろいろ頑張って(高木くんのように)、結果的にそれが相手にも伝わって気持ちが通じ合うということもあるわけで、そういう意味ではその「場所」はやっぱり意味があるんだよなぁ、とも思う。なぁに分析してんだか(苦笑)。
飯田晴子さんの絵は、可愛くて大好きです。全作品を読んでいるわけではないですけど。同時収録の「砂の予言者」は、パナ・インサ2に当たるお話、とのことです。アリの話。キャラクターがちまちまころころして可愛いですが…話はかなり重いです。まぁ、滅入る話ではなしに、アリにとっては救いになる話のようですが。「パナ・インサ」の続き、ずーっと待ってるんですけど、出ませんねぇ。こっちがもう少し(たくさん(笑))進んでくれたほうが、今回の話、わかりやすいんですけど…。
3月19日(金)
本日の読了冊数:2冊 今年の読了総数:35冊
「証拠死体 検屍官ケイ」 パトリシア・コーンウェル 講談社文庫
「運命の輪が巡る時 占い師SAKI 4」 七穂美也子 集英社スーパーファンタジー文庫
「証拠死体」。検屍官ケイのシリーズの2作目。それぞれのキャラクター(検死に関わる人間ではなく、ゲストキャラクター)がきっちり事件に関わっているという構成は凄いと思うけど、犯人が、最初から被害者にしがらみのある人間ではなく、後から出てきたまったく彼らには関係のない人間であったのは、ちょっとどうかな、と思ってしまいました。それが悪いというのではないんですけど。ちょっとはぐらかされたっていうか。そもそもアメリカの話ですので、こう考えるのも今更なんですけど、アメリカのTVドラマ的な話だなぁと思いました。
それと、ケイが最終的に狙われるというのは、これ以降はやらないで欲しいとも思う。事件を究明していくうちに、発覚を恐れる犯人に狙われるというのはあると思うんですけどね。最初はインパクトがあるのでいい。2回目はまぁ、ちょっとまたかと思わないでもないけど我慢する。でも、3回、4回いと続くと、多分、わざとらしいと感じるだろうと思うのです。
「運命の輪が巡る時」。一話完結の短編(中編)が2作収録されてるんですけど、それぞれのタイトル見て笑ってしまいました。「ぼくらの勇気」「青いイナズマ」。実際、後書きを読むと、意識してつけたらしい。というか、まぁ、意識しないとつけられないですよねぇ、こういうタイトル(笑)。
でも、このタイトルがあって改めて考えてみると、話が、日テレ土曜9時向きです。もう2、3年前のナカイマサヒロにやって欲しかったな<見た目(爆笑)。いや、早希は19歳の大学1年生なので、その頃の、って言いたいんですけど…その頃の中居くんはヤンキー野郎ですよねぇ、確か。逆に、イメージ違ってしまうの。ああそうか、Kinkiの光ちゃんとかいいかも。
特に「僕らの勇気」のほうは、今まで読んだ中でも、好みもあるでしょうけど、一番まとまりが良いように思います。
3月18日(木)
本日の読了冊数:3冊 今年の読了総数:33冊
「カナリア・ファイル 〜金蚕蠱〜」 毛利志生子 集英社スーパーファンタジー文庫
「カナリア・ファイル 2 〜傀儡師〜」 毛利志生子 集英社スーパーファンタジー文庫
「カナリア・ファイル 3 〜死返玉〜」 毛利志生子 集英社スーパーファンタジー文庫
借り物の本です。なんだか急に読んでますよねぇ。実際そういう感じなのだけれど、でも、活字渇望症でもあるのです。
最近どうも、占い師とか呪禁師とか、そういう話ばっかり読んでいる。並列で考えるものではないんですけど、なんとなくこれと、「占い師SAKI」は、共通項感じてます。「占い師SAKI」の主人公の容姿は似通っているわけではないのですけど、なんか、けっこう美形で(有王は美形なのか?(笑))、めがね掛けてて、長髪でそれを後ろで束ねてて、と、考えたら似てるところはあるのかもしれない。
2巻「傀儡師」に出てきた、主人公有王の古くからの知人で占い師の魅伽は、D×Dのサキともイメージが重なります。だから、なんとなく「占い師SAKI」との共通項が多いような気がしているのかも知れません。…D×Dのサキって正体不明です。本当の仕事がなにかもよく分からないし(私が分かってないだけです(苦笑))。
神サマである若宮匠は、最初キャラクター紹介見たときは結構いいかなと思ったのだけれど、読んでみるとそれほどでもありませんでした。好きは好きですけどね。神サマになる前の、「人間」であったころの彼のほうに、むしろ興味あります。主人公の有王も魅力的で興味深くはありますが、はまるほどではない。キャラミーハーとしてこれが一番!というキャラクターは、今のところいないようです(笑)。でも、3巻には出番のなかった高田崇くんと占い師の魅伽は、その中でもけっこうポイント高いです。
3月17日(水)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:30冊
「過去と未来の狭間 占い師SAKI 3」 七穂美也子 集英社スーパーファンタジー文庫
3月16日(火)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:29冊
「聖竜戦記 5 復活の角笛 〈時の車輪〉シリーズU」 ロバート・ジョーダン ハヤカワ文庫FT
「時の車輪」シリーズ第2部の最終巻です。
エグヴェーンたちは、白い塔で「異能者」になるべく修行をしていたのだけれど、赤アジャに属する異能者リアンドリンに塔から連れ出されてショーンチャン人の支配する街ファルムを訪れます。が、それはリエンドリンの計略(?)で、エグヴェーンは女奴隷とされ、ミンも捕まり、あとの二人は逃げてエグヴェーンたちを助けるための行動を始めます。一方、アル=ソアたちは、奪われた「英雄蘇生の角笛」と「短剣」を取り戻すべく、強奪者パダン・フェインを追って、ファルムの街に向かっていた…、という話。今回は、かなり物語が動いた感じなのは、アル=ソアたちとエグヴェーンたちの話が、が一時的にではあれクロスしたからでしょうか。
エグヴェーンたちが白い塔からリエンドリンに連れ出されるくだりを読んでて思ったのは、リエンドリンは黒アジャ(闇王に属する異能者)の存在を懸念して、誰にも塔を出ることを言うな、というのに、彼女が黒アジャである可能性を微塵も考えなかったのはどうなのかしら、ということ。まぁ、物語の展開もあるのでしょうけどね。それと、あんまり彼女が黒アジャであるというイメージはない。単に、青アジャであるモイレインに対する対抗、加えて、ショーンチャン人との関係(どういうものかはよく分からない)が、そのような行動をとらせただけ、という気もします。もっとも、ショーンチャン人が闇王の陣営に属するということも考えられるんですけど。逆に、エグヴェーンたちとアル=ソアたちがそこで会うことが必要なことで、リエンドリンはそのためにこのようなことをしたのだと考えたら、一概に敵とは言えなくて、…彼女の位置はよく分かりません。
「英雄蘇生の角笛」は、やはり、エッダのギャラルホルンからの発想でしょう。「神神の黄昏」において、ヴァルハラにいる戦士たちを復活させるために吹き鳴らされた「角笛」。この物語においても、角笛が吹き鳴らされ、過去の英雄たちが戦いのために馳せ参じます。そのくだりはなかなか絵的。これでまだ自分の運命を受け入れられないアル=ソアが、逆に不思議になります。いやまぁ、運命=既に進むためのレールが敷かれている、と考えると、あんまり受け入れたくない気持ちも分かるのですけど。
訳者後書きによると、第3部で、アル=ソアは、冒険の経緯を通じて、ようやくみずからが竜王の再来であるということを認めるようです。読む前にこんなネタバレしてもいいのかしらと思わないでもないですが、まぁ、暴露しても構わないぐらい面白いのだと楽しみにすることにしましょう。
3月15日(月)
本日の読了冊数:2冊 今年の読了総数:28冊
「六芒星形は語る 占い師SAKI 2」 七穂美也子 集英社スーパーファンタジー文庫
「星のパイロット」 笹本祐一 ソノラマ文庫
3月14日(日)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:26冊
「幸運を告げる者 占い師SAKI 1」 七穂美也子 集英社スーパーファンタジー文庫
3月13日(土)
本日のコミックス冊数:2冊 今年のコミックス総数:34冊
「夏目家の妙な人々」 わかつきめぐみ 講談社KCデラックス
「死霊狩り 1」 平井和正×梁慶一 アスペクト・コミックス
「夏目家の妙な人々」。前に「きんぎんすなご」(前の記録にリンクはろうとおもったのだけれど、たいしたこと書いてなかったのでやめました(苦笑))という本で出てきたキテレツな夏目蒼一郎&そのおとーさまがメインの、家族の話。
蒼一郎は高校生で、「きんぎんすなご」で出てきたときにくらべると、まだフツーの男の子だけど、やっぱりちょっと変人、かな。いかにしてあのように榎木津化したのか(爆)。ご家族をみると、しかり、ということか(苦笑)。おとーさんは、のほのんとしていながらしたたか。おかーさまもパワフルな、いかにもわかつきめぐみの作品に出てきそうなご両親です。
蒼一郎、三つ子だとは思わなかったわ(苦笑)。出てきた兄弟の名前が全員「一郎」ってついてたので、あれれとは思いましたが。三兄弟で後の二人の名前が紅一郎、橙一郎…色で揃えてきたとは思ったけど、まさか信号機だとわ(笑)。おとーさまは、三原色だと訂正しておりました(苦笑)。蒼、紅、橙ときて思い出したのは、中井英夫の「虚無への供物」。あの登場人物も、登場人物に色の名前がついていました。おとなりの姉妹の名前が「みかん」と「栗」だというのは、指摘される前に気付きました。自慢にならんって(爆)。
蒼一郎は動物に好かれる、というのを読んだ上で「きんぎんすなご」を読み返したら、やっぱり犬に好かれてました。
「死霊狩り」。平井和正の代表作。実際に代表作と呼ばれているのがなにかは知りませんが、私はこれが一番だと思ってます。はまったのは大昔で、なんか今更かなぁとも思ったんですけど、絵に魅かれたので買ってみました。案の定、話はまるで覚えてませんでした。唯一覚えていたのは林石隆のみ(苦笑)。
作画の梁慶一は、表紙の文章によると、「韓国漫画界の最終兵器」。アルファベット表記はされているのですけど、正確な発音が分からない(泣)。帯の平井氏の推薦文(?)には、「日本の平和な世界からは出てこない絵」とあります。そういう迫力というか凄まじさは私には分からないのですど(平和ボケしているという以前に、単純に絵の善し悪しやニュアンスを見分ける目がない)、主人公の俊夫をはじめとするキャラクターたちは、とても魅力的です。
原作、読み返すことにしよう(苦笑)。
3月12日(金)
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:31冊
「ブラッディ・ハザード 1」 東城麻美 花とゆめコミックス
吸血鬼の出てくる話なんである。吸血鬼が出れば、それが、かっこいい吸血鬼の活躍する話でも、悪い吸血鬼が狩られる話でも構わないらしい(苦笑)。でもまぁ、たいがい吸血鬼狩りの話ってのは、狩る側にも吸血鬼がいるのだよな。今回の話もまたしかり。でも同時に興味を引かれたのは、「ヘルシング財団」という組織でした。先日読んだ「ヘルシング」との共通項っていうか。でもまぁ、吸血鬼を狩る組織に「ヘルシング」の名をつけるのは、ある意味ありふれた発想ではあります。
表紙見たときにはそれほど感じなかったんですけど、絵がすごくこなみ詔子さんと似てます。特に女の子。似てると思って見直したら、やっぱり表紙も似ていました。あと、ちょっと、清水玲子さんとか樹なつみさんもテイスト入ってるかも。
吸血鬼がウィルスによるものだという設定は面白いです。でも、アン・ライスのヴァンパイアのシリーズも、そういう感じの書き方をしているところがあったような気がします。主人公の呼人が生まれた経緯も、今までにはなかったっていうか、今風っていうか、面白い。彼が吸血鬼を狩ることそのものの話よりも、裏話っていうか、これまでのいきさつというか、そういう話のほうに興味があります。
3月10日(水)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:25冊
「月下廃園 2」 前田珠子 集英社コバルト文庫
なんか、改めて考えてみたら、かなり話暗いです。メインキャラが、内にこもっちゃうタイプで、関わってる幽霊さんもマイナス思考で、前向きなキャラもいるにはいるのだけれど脇で主人公くんに振り回されてる感じで。
話は、1巻から比べると急展開でした。素直に終わるとは思ってませんでしたけどねー。主人公が前向きにならなければ終わらないです、この話。あと何巻続くことやら(苦笑)。
キャラで気に入りは、主人公のいとこのスウランと、主人公の学校(って言って良いのかなぁ(苦笑))の友人のレイリョウ。今のところまだ二人とも事件に深くは関わっていないけれど、関わったとしても暗くならないで欲しいです。
3月9日(火)
本日のコミックス冊数:2冊 今年のコミックス総数:30冊
「紅色魔術探偵団」 山田章博 ペーパーコミックス
「紅色魔術探偵団」。オビに、「続編・描き下ろしを含む改訂愛蔵版」とあるのです。きっと、描き下ろしなんてほんのちょっとしかないんです。続編だって、本の厚さからして知れてるんです。そう、私は、10年前に出たこれのコミックスを持っている…。でも、買っちゃいました(泣)。やっぱり、続編&描き下ろしは少しでした(泣)。
ドクター・フーという変な爺さん(マッドサイエンティスト的だが、正体不明)と、その助手の美女・梨華にとっつかまった小悪魔の3人が探偵事務所を開き、迷い込んできた難事件(笑)を解決していく話。むろん、ギャグです。個人的には、宇宙人来襲の話が好きだなぁ。相変わらず小悪魔は正体不明のまま。また続編かいて欲しいですぅ。
とりあえず表紙は新しくなっていました。描き下ろしは、口絵のカラーが何枚か。まぁこれは嬉しい(苦笑)。それと、巻末に、後書きという名の作品解説がついてました(笑)。私、これらの30Pに800円払ったのね。ちなみに全ページ200弱(爆)。馬鹿だといってくれ(笑)。
「本日の運勢」。二宮悦巳さんの話、大好きなんです。キャラが可愛くて。でもって、けっこう、素敵な女の子がいる。良いオンナってのは、もうちょっと私の中では年齢的にも上なんで、そういう表現は使えないんですが、まぁ、良いオンナ候補。みんなカッコいいんだけれど、特に、身長が150ないんでみんなに「マメちゃん」って呼ばれてるゆかりちゃん、好みです(苦笑)。余談だけど、私のまわりにいる「ゆかり」さんは、みんなタラシでしたわ(内輪受け)。
今回は学園もの。一番気に入りは、玉岡あきら先輩。メインの話ひとつありました。なんと、9人兄弟の長男だそうな。双子が2組いるとはいえ(笑)。あと、島田刑事さんも好き。
タイトルに「1」の数字入ってないけど、続きあるのかしら? あって欲しいな(苦笑)。
3月8日(月)
本日のコミックス冊数:1冊 今年のコミックス総数:29冊
「ONE PIECE 7」 尾田栄一郎 JUMP COMICS
読み始めて、やっと、新刊にたどり着きました。でも、確か6巻が店頭に並んだのを見たのは2ヵ月ぐらい前だと思うから、結構ペースは早いみたいですね。週刊だから(笑)。ジャンプは、前はコミックス、雑誌掲載分からは随分遅れてたと思うんですけど、今はどんなんでしょう???
表紙の背景(っていうの? 装丁)が今回は赤なので、かなり派手。6巻は黒だったのでシックでした。そういや今まであんまり気にしたことなかったんですけど、5巻まではどんなだったかと思って確認してみたら、装丁としては同じパターンでしたが、ずっと大人し目というか、薄い色だったんですね。だから、6巻からの色が急に目に付いたんでしょう。
そして戦いはまだ続いているのです。そろそろスポ根のノリになってきたか? 料理長候補のサンジもなかなかポイントの高いキャラです。わけありっぽい感じだった海上レストランの料理長ゼフとの逸話もありました。
今回の敵である海賊「首領・クリーク」の手下で、話の発端ともなったギンも、顔は恐いですが(笑)かなりいい感じ。所詮私は勧善懲悪でわかりやすいのが好きで、人情話も大好きなのです。
ナミ、ロロノア、ウソップの3人はまったく出番なし。別行動してますからねぇ。でも、読み終わるまで3人が1回も出てこなかったのに気づきませんでしたわ<薄情(笑)。ルフィ? ちゃんと出ておりますわよ。相変わらずです。
3月5日(金)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:24冊
「帝都探偵物語 1 人造生命の秘密」 赤城毅 C・NOVELS
3月1日(月)
本日のコミックス冊数:3冊 今年のコミックス総数:28冊
「ONE PIECE 6」 尾田栄一郎 JUMP COMICS
「WANTED」 尾田栄一郎 JUMP COMICS
「ムーン」 松本花 WINGS COMICS
「ONE PIECE 6」。船のコックを得るための話だったのが、だんだん大きくなって、グランドラインの秘密にまで迫る話になって、あげくに、ゾロがずっと追い求めていた「鷹の目の男」まで登場してしまいました。後半の主人公はゾロだよねぇ。ああ、かっこいい(笑)。
ルフィの船のコック候補はザンジ。海上レストラン「バラティエ」の副料理長で、空腹の者には、それがたとえ一文無しでも稀代の大悪党でも食事をだすのがコックだ、という信念の持ち主。なかなか好みなんですが…ゾロがかっこいいんで、ついアウトオブ眼中でしたわ(苦笑)。結局、ルフィの船のコックになるという話は一時お預けで、別の戦いをやってますので…、まぁ順当に仲間には入るのでしょうけど、その話は次巻のお楽しみ。
「WANTED」。尾田栄一郎さんの、デビュー作も含めた作品集。「ONE PIECE」の元になった話も収録されています。
「ムーン」。借り物なんですけど、けっこうポイント高いです。雰囲気的には、稲垣足穂「一千一秒物語」だと思いました。わかつきめぐみとか、高橋葉介の一部作品もちょっと連想してしまいました。睡蓮と琥珀という男の子二人の回りに起きる不思議な出来事。といっても、いわゆるこちらの世界でいう不思議ではなくて、月の王子様も、うざぎも、竹から生まれた女の子も存在している、そういうものが自然に受け入れられている上での「不思議」です。
メインが子供なので、さすがにたばこの話はなし(笑)。久しぶりに「一千一秒物語」引っ張り出して読みたいなと思ったのですけど…どこに埋もれているか分からなくてとりあえずお預け(苦笑)。
足穂といって連想したのが泉鏡花で(いや、なんとなく)、じゃ、この作品が足穂ならば、鏡花は誰だろうと思って、思い浮かんだのは波津彬子さんでした。まぁ、波津さんは、実際鏡花の作品も描かれていますから、しごくまっとうな連想でしょう。
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