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読書記録1999年6月分


最新の読書記録
これまでの読書記録

本日の更新

6月30日(水)
本日のマンガ冊数:1冊  今年のマンガ総数:124冊
   「E’S 4」 結賀さとる Gファンタジーコミックス



6月25日(金)
本日のマンガ冊数:4冊  今年のマンガ総数:123冊
   「ダイヤモンド・センチュリー 2」 橘水樹&櫻林子 WINGS COMICS
   「ペーパームーン」 山田睦月 WINGS COMICS
   「ウロボロスの指輪」 川添真理子 WINGS COMICS
   「松本嵩春作品集」 松本嵩春 アスペクト・コミックス

「ペーパームーン」。ペーパームーンというと、なぜか(もしくは「やはり」?)思い出してしまったのが石川禅さん。彼がこの歌を歌った舞台は見ていないし、そもそもこの歌自体満足に知らないんですけど。なんとなく雰囲気は、ノスタルジック、という感じです。
老いぼれ芸術家(って書いてあるのよぉ)の集まる街で、彼らと、彼らのうちの一人、バイオリニストのジャンの娘でアイドル(というよりは天使に近いと思う)フィーの周辺での話。フィーの子供らしい純粋さが可愛いです。時にそれは残酷になる場合もあると思うのですけど。
おじさんたちは結構好きだけれど、読んでいるとやっぱり若い男を気に入るというのは現金なのでしょうか?(笑) 一番気に入りは、いきなり無名の画家セルヴェのパトロンになりたいと言い出したヴィクター。あと結構面白かったのが、ピアニストのジャンが拾ったジゴロ、レイモンのパトロンのデュボワ夫人。素直じゃないところが妙に可愛いおばさんで、レイモンとの「分かり合い方」みたいなのが、回りくどいんだけれど、なんか微笑ましかったです。


6月23日(水)
本日のマンガ冊数:2冊  今年のマンガ総数:119冊
   「黒鉄 4」 冬目景 講談社OPEN KC
   「AEMS 8」 皆川亮二 SHONEN SUNDAY COMICS SPECIAL

「黒鉄 4」。今回は、迅鉄の相棒(?)の刀、鋼丸の話でした。迅鉄を改造(???)した平間源吉って、キャラクターが平賀源内だと思ったら、設定もそうだったらしい。まぁ、藩を出て云々という話は少し出てましたけど。今回「高松」という地名が出てきて、ありゃりゃと思ってしまった。そう、平賀源内は高松藩は志度の人。
そして、鋼丸の話。彼も、実はあんな姿になる前は人間で、彼にもちゃんとエピソードがあったのです。彼は高松の人間ではなかったけれど、婚約者もいる武士の子で、父が殺されて、望んでというよりは周囲のプレッシャーと義務で仇討ちに出て、高松で仇敵に遭遇して討ち果たしたはいいものの、彼も傷を負ってそこで生命を落として、まだ高松にいた源吉に拾われたらしい。
話は、現在の話。お定まりの(なのか?)昔の婚約者・響に会って、というものでした。当然彼女には現在の鋼丸が分かろうはずはなく、結末もあまり幸せなものではなかったです。でも、響にとっては、ほんのちょっと、幸せな結末だったかな…? 解釈次第です。
「ARMS 8」。舞台はアメリカに移り、第3部。相変わらず、クライマックスの連続です。敵が一筋縄じゃいかない相手ばかりですからね。最近は武士くんがお気に入り。あんまり活躍の場がないのが辛いけど、けっこう兜のおじさん(まだ若いと思うんですけどー。主人公たちが高校生ぐらいだもんねぇ)もいい感じです。
そして、荒野にいきなり現れた単身赴任のサラリーマン。怪しすぎるけど、バレバレっていうか、いかにもって人物でした。まぁた、涼のおかーさま同様、おいしいところをさらっていくキャラになりそう(笑)。
話は、エグリゴリ存在の一番深いところにも関わってきそうで、今後ますます目が話せません(笑)。でも、コミックスでしか読まないんですけどね。


6月21日(月)
本日のマンガ冊数:2冊  今年のマンガ総数:117冊
   「黒鉄 3」 冬目景 講談社OPEN KC
   「すき。だからすき」 CLAMP ASUKA COMICS



6月20日(日)
本日のマンガ冊数:2冊  今年のマンガ総数:115冊
   「黒鉄 2」 冬目景 講談社OPEN KC
   「三番町萩原屋の美人 10」 西炯子 WINGS COMICS

「黒鉄 2」。人斬りの迅鉄の話、第2巻。1巻を読んだ時点で迅鉄の強い理由の一つが悪魔だか魍魎だかに魂を売り渡したから、だと思ったのだけれど、ひょっともうその設定はないのかもしれない。最初の作品が94年のもので、続きが96年からのものだから、最初のはあくまで初期バージョンと考えたほうが良いのかしら? でも、なんの解説もなしにおなじコミックスに掲載されていたら、その設定が生きているって思いますねぇ。
ということを考えてしまうほどに、今回は、そっち系の話がなかった。そんで、「人斬り」になってから知り合った男との因縁話。エピソードはいくつかあるのだけれど、連作みたいな感じで、最初から最後までその男が関わっていました。ほかにも、まだカタギだったころの、村での知り合いとか出てきて、ちょっと都合よすぎると思わないでもなし。まだ2巻だから良いけど、あとあともずっとこの調子だとどうかなぁと思う。小物は、最初の話を読んだ時ほどには目に付かなくなりました。
コミックスでも良いのだけれど、アニメにすると面白いのではないかと思います。ああ、でもシリーズにしたらイマイチかなぁ…。まぁ、続き読んでから、ですね。
「三番町萩原屋の美人」。前巻もけっこうそうだったと思うのですけど、今回もまた、泣かせる人情話でした。そして、その話はともかく(笑)、兼森少年が人形にこだわる、トラウマのようなものを見たような気がしました。深読みし過ぎかもしれませんけど。兼森の婚約者として出てきた育ちゃんが可愛いです。
ところで、西炯子さんの絵、だんだん幼くなってません? 幼くなってるのは兼森だけか(笑)。


6月19日(土)
本日の読了冊数:番外
   「レ・ミゼラブル百六景」 鹿島茂 文春文庫

再読なので番外です。ミュージカル「レ・ミゼラブル」を見ていて、もう一度あの時代の社会背景を再確認したくなって、そのためには原作を読むのが一番良いかなと思って、でもあれはかなり大作なので…とりあえず手っ取り早いこちらを読むことにしました(苦笑)。
読み返していると、逆に、ミュージカルで、ここはちょっと、と思われる部分に納得がいったりして、けっこう面白かった。なぜ、幼いコゼットは暗い森の中でいきなり現れた大男のバルジャンを恐れなかったのか(ミュージカルでは恐れていますけど)、バルジャンがジャベールを射殺したように見せかけて逃がしたのは、バリケードからは見えない位置だったとか。
で、結局社会背景は分かったのか、というと、まぁ、わりとわかりやすく説明はしてくれているのですけど、もうちょっと突っ込んだところまで知りたいので、やはり原作を読むのと、あとは図書館とかの利用かなぁ…と(笑)。せっかく興味が沸いてきてるのだから、やらなきゃね。でも、今週いっぱい、図書館は図書整理でお休みなのでした。…間が悪い。


6月17日(木)
本日のマンガ冊数:2冊  今年のマンガ総数:113冊
   「黒鉄 1」 冬目景 講談社OPEN KC
   「BROTHER」 峰倉かずや ラポートコミックス

「黒鉄 1」。賞金首として賞金稼ぎに殺された人斬りの迅鉄という少年が、浪人でマッドサイエンティスト(笑)の平間源吉という男の手によってサイボーグとして復活して、やはりその浪人に作られた喋る刀「鋼丸」と共に旅をする、そういう話。うーん、間違ってないと思うんだけど、なんかヘンだなぁ(笑)。
サイボーグとはいうものの、なにがどうなっているのかはよく分からない。少なくとも表面は鉄らしい。実際に科学的な根拠があって動いているというよりは、私の読解力不足でよく分からないのだけれど、迅鉄は強くなるために悪魔だか魍魎だかと契約を交わしているみたいで、彼に「憑いている」ものによって動いていると考えたほうがいいのかしら? まぁ、マンガなんだから、そのへんはつっこんじゃいけないんでしょう(笑)。イメージ的には、「どろろ」の百鬼丸でした。
第1巻は、迅鉄を改造した平間源吉の話と、迅鉄の昔話がメイン。平間源吉って、平賀源内よねぇ(笑)。いいけど。現在4巻まで出ているので、そのあとどういう話になっているのか…? まぁ、憑き物(?)絡みの話になっているのかなぁ、とは思います…。
全体に、小物の描き方が雑っぽいのがちょっと気になる。刀とか、櫛とか。源吉の研究室(笑)に置いてあるホルマリン漬けの腸(多分)なんか、コンブかワカメみたいに見える。実際そうだったら余計に笑えるけど。うーん、巻を重ねる毎に上手くはなってるんだろうなぁ。せめて刀は綺麗な線で描いて欲しいわ、と思わないでもなし。ストーリーには関係ないから、それほどこだわるようなところではないんでしょうけどね。


6月15日(火)
本日のマンガ冊数:1冊  今年のマンガ総数:111冊
   「NATURAL 7」 成田美名子 花とゆめコミックス



6月14日(月)
本日の読了冊数:2冊  今年の読了総数:96冊
   「グイン・サーガ 66 黒太子の秘密」 栗本薫 ハヤカワ文庫JA
   「妖精の島 東都幻沫録」 高瀬美恵 講談社X文庫ホワイトハート

本日のマンガ冊数:1冊  今年のマンガ総数:110冊
   「ドカベン プロ野球編 24」 水島新司 少年チャンピオンコミックス

「グイン・サーガ66」。1冊まるまるスカールさん出ずっぱりというのは、結構幸せ。一緒にいるのがナリスなので、やっぱりちょっとくどい。でもスカールさんの喋りだと、台詞が長くてもあまり口説く感じません。…たんにヒイキ? 部分的に、喋り方というか、言葉づかいというか、ちょっとした語尾とかが、これはスカールさんの喋り方じゃないって思う時があるのですけど…これは私がおかしいのよねぇ。だって、作者が、自分のキャラクターに喋らせているのだから、活字になったそれが正しい=そのキャラクター本来の姿なのです。要するに、私の中のスカールさんが、栗本節を喋らなくなっているだけよね。
まぁあともかく。「黒太子の秘密」。スカールさんがノスフェラスで経験した驚愕の事実(笑)が、今明かされたのです。ノスフェラスに隠された秘密と、世界そのものについて、自らの考えに確信を持つナリスと、自身に与えられた役割の重要性に気付き、他世界からの侵略に対して、純粋に、自分の住む世界を守りたいと決意するスカール。そして彼らの口から、キーワードのように語られるグイン。いよいよ物語りは佳境です(笑)。佳境はどうでも良いけどさ、早くグインでてこないかな。もう、5巻分ぐらい、こう言ってる気がしますが…。
「ドカベン プロ野球編 24」。西武と横浜の日本シリーズ(前巻からの続き)と、松坂の西武入団、明訓5人衆のストーブリーグの自主トレ。そしてオープン戦。自主トレ〜オープン戦の三太郎が気になります。周りから見て、むしろ撃てなくなるように自分の打法を変えた三太郎の考えは何なのか。最終的に、ちゃんと説明もしてもらえるだろうし、成果は出ると思うんですけどね。今の状態では、三太郎、下り坂なんだよな。そして三太郎、なぜ巨人だ? 応援に気合が入らないじゃないか(笑)
不知火と土井垣さんは、またしても1、2コマ。いや、前巻は対決があったか。でも、出番少ないよなぁ。キャラ多いんで仕方ないけど。
プロ野球編は、ある意味勝ちつづけなければならない高校野球のときと違って、勝ち負けがあって、より面白いように思えます。現実の野球選手を知ってたら、もっと面白いのでしょう。現実の日本ハムはいつの間にやら下の方に下りていってしまいました。ええ、フィクションの選手がいないのは分かっているんですけど、なんかちょっと気になるのです(笑)。そして、フィクションの方でもそろそろ野村阪神始動かな?(爆)


6月13日(日)
本日の読了冊数:1冊  今年の読了総数:94冊
   「朱い竜」 鹿原育 小学館キャンバス文庫



6月12日(土)
本日の読了冊数:1冊  今年の読了総数:93冊
   「西遊記動物園」 實吉達郎 六興出版

本日のマンガ冊数:1冊  今年のマンガ総数:109冊
   「海猿 1」 佐藤秀峰 原案・取材:小森陽一 小学館YS COMICS

「西遊記動物園」。西遊記の登場人物を動物学的に分析した本。というほどは堅苦しくないですけど。読んでると、昔(私が知らないほどの昔)のマンガとかの話も出てきて、結構語り口調は軽いです。軽すぎるかなと思わないでもなし。分析も、考え方の一つとして読むのが良い感じです。
琵琶湖の女怪=さそりの化け物のところは、読み返し中の「西遊記」ではまだそこまで行ってないんですけど、観世音菩薩さまどころか如来さまも手を焼く妖怪ということで、唯一対抗しうるのが昴日星精というのがありまして。昴といえばスバル星の精、というところで、ギリシア神話が出てくるかと思ったのですけど、ありませんでした。まぁあれは逆に、さそりに負けた話だから関連付けるに値しないと判断されたのかも知れませんけど。
「海猿」。海上保安官の話。またしても猿絡み(笑)。でも、このコミックスがなんで「海猿」というタイトルなのかは、あんまりよく分かりません。主人公が熱血だけどお馬鹿なのはよくあるけれど、レギュラーの女性記者がちょっと邪魔。これからも不必要に出張ってくるなら、ちょっと続けて買うのはどうかなぁと思わないでもなし。


6月11日(金)
本日の読了冊数:1冊  今年の読了総数:92冊
   「西遊記 上 奇書シリーズ」 太田辰夫・鳥居久靖:訳 平凡社

本日のマンガ冊数:2冊  今年のマンガ総数:108冊
   「EXIT 5」 藤田貴美 きみとぼくKB COLLECTION

「西遊記」。ちゃんと読むのは20年ぶりぐらいじゃないかしら? いや、そのとき読んだのはやはり子供向けか? 改めて読むと、ただの面白い話ではなかったです。
にしても、取経の旅がこんなものでいいのかしら、と思うのは私だけでしょうか? 妖怪を帰依させるのではなく殺してしまうことが多いのは、降魔調伏とかの意味もあると思うので良いとしても、かなわないとみるとすぐに観音様だの太上老君だのに助けを求めに行くってのはどうかと思う。それで苦難を乗り越えて西域まで行ってきましたなんて言えるのでしょうか? 三蔵さまはけっこうワガママだし、悟空はなにかと力に訴えたがるし、八戒は馬鹿だし、悟浄は影が薄い。まぁ、あとの二つは取経の旅には関係ないですね。
ただ、今回これを読んで改めて、昔のTVシリーズの西遊記(夏目雅子、堺正章ほかのでてた分)は、良く出来ていた=原作のイメージに合っていたのだなぁと思いました。
そして、西遊記といえが、最近どっぷりはまっているもののひとつ「最遊記」。読みながら、比べてしまいます。というか…八戒はなんで八戒なんだろうって…思ってしまう。名前だけなのだろうなぁ。「最遊記」の八戒の「八つの戒め」は何なのでしょう。ジープくんは、「西遊記」では、西海竜王の三男なのね。読み返すまで、「西遊記」の一行は三蔵、悟空、八戒、悟浄の4人だと思っていましたので、まさか白馬まで因縁付きとは考えもせず、…ジープくんも原典どおりとは思ってもいませんでした。
まあ、現時点ではまだ上巻。下巻では、羅刹女の話とかが出てくるはずです。これは、京劇でも有名らしいですね。前に見に行ったのは、蟠桃会のところのでしたけど。玉面公主も、「最遊記」には出てくるけれど実際にどういうのだったのかは覚えてなかったので、どんな感じなのか楽しみです。さあ、頑張って下巻を読もう!


6月5日(土)
本日の読了冊数:1冊  今年の読了総数:91冊
   「一角獣は聖夜に眠る 足のない獅子3」 駒崎優 講談社X文庫ホワイトハート



6月2日(水)
本日のマンガ冊数:2冊  今年のマンガ総数:107冊
   「悪魔狩り」 戸土野正内郎 GANGAN COMICS
   「刻の大地 1」 夜麻みゆき GANGAN COMICS



6月1日(火)
本日の読了冊数:1冊  今年の読了総数:90冊
   「キリンヤガ」 マイク・レズニック ハヤカワ文庫SF

マイク・レズニックの新刊。レズニックは、結構好きな作家です。訳もいいのだよな、きっと。
アフリカの1種族、キクユ族のために作られたユートピア惑星キリンヤガで、その地と種族の純潔を守っていこうとする祈祷師コリバの物語。話は、コリバの周辺で起こるキクユ族の生活に根差した話で、ちっともSFっぽくないです。宇宙港に新しい移民がきたり、コンピュータで惑星の管理局に天候調整を依頼したり、象のクローンを作ったり、SF的な要素もいろいろありますけど。キリンヤガとは、彼らの神ンヤガがその頂上に住まう山の名前だということ。
祈祷師として、医師として、逆子や、双子の片割れは悪魔の子としてくびり殺したり、動けなくなった老人をハイエナに与えたりというような、今私がいる世界の観点から見れば信じられないこともしきたり、伝統として守っていくコリバの姿は、意外に反感なしに見れます。自分がその場にいないから、というのもあるでしょうけど。彼と、新たなヨーロッパの、暮らしを楽にする知識や機械を欲する人たちと、いずれが正しいのかは分かりません。多分、いずれも正しいというか、善悪だの正否だの、区別をつけるべきことではないのでしょう。が、読んでいる間は、コリバの気持ちにより近かったように思います。
作中で作者も一番の気に入りだという「空に触れた少女」は、話としてはすばらしいのかもしれませんけど、逆に辛くてイマイチ。辛いという意味ではやっぱり辛いけれど、エピローグの「ノドの地」が好きです。個々の短編でもいろんな賞を受賞したり候補に上がったりと評価をされていますけれど、こうしてひとつにまとめられて、より完成度の高い作品になっているように思います。


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