
読書記録1999年9月分
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9月28日(火)
本日のマンガ冊数:2冊 今年のマンガ総数:164冊
「電子少年 1」 石原理 WINGS COMICS
「彼は花園で夢を見る」 よしながふみ WINGS COMICS
9月20日(月)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:123冊
「巷説百物語」 京極夏彦 角川書店
本日のマンガ冊数:2冊 今年のマンガ総数:162冊
「雨柳堂夢咄 其ノ七」 波津彬子 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
「創造者の罠 上」 水穂しゅうし ヤングジャンプコミックス
「巷説百物語」。角川の季刊本「怪」に掲載されているシリーズの単行本化。こんな早く単行本として出るなら、「怪」は買うことないんじゃないかとちょっと思ってしまった…けれど、まぁあの本はそれだけではないので、いいことにしておこう(苦笑)。掲載分6作プラス書き下ろし1作。書き下ろし分には、ほんのちょっとファンサービス(笑)、あり。まぁ、いうなれば、「嗤う伊右衛門」とのシンクロ部分というか。又市が出てることで既にシンクロしているといえばそれまでなのだけれど、その又市の話がほんのちょっと(苦笑)。
小股くぐりの又市、山猫廻しのお銀、事触れの治平、そして考物の百介がタッグを組んで事件を解決する、仕事人とかハングマン的な話。「事件を解決する」というのは正確ではないなぁ、悪人をこらしめる、といった感じでしょうか。毎日新聞の芸術欄に書かれていた、京極堂が、あやかしの仕業に見えるものを現実的に解決するのに対して、こちらは、人の業をあやかしの仕業として処理する、みたいな感じの文章に、妙に納得してしまいました。
どれもこじんまりとよくまとまっていると思うのは、贔屓目でしょうか? 上手いなぁと思うけど、好みだからといってしまえばそれまでかもしれない。こと京極作品に関しては、理性的な評価は下せないです。作風というか、文章とか、作品のもつ雰囲気とか、全部ひっくるめて好きだから。
ハードカバーだからといえばそれまでなのだけれど、字詰めが甘い。文字が大きい行間が広い余白が多い…なんていうか、「怪」に掲載分をそのままこちらでも使いまわしている感じ。まぁ、それが悪いのかといわれたら、悪いとは言い返せないのだけれど、置き場所の問題とかコストパフォーマンス考えたらかなり無駄が多いとも思う。すいません、ちょっと角川に対していわれなき(?)悪感情持ってます。あ、でも、表紙カバー(っていうのかな?)裏はなかなかよございました。まさかそんなところにまでカラーで絵が入っているとは思ってもいませんでしたので、ちょっとびっくりしました(笑)。
wowowで、ドラマ化、らしいです。オビに書かれてる出演者は、田辺誠一、遠山景織子、佐野史郎。まっとうに当てるなら、順に、百介、おぎん、又市、でしょうね。でも、京極氏曰く、小説と映像メディアは別物、素材を提供してるだけ、だそうなので、そのまま映像作品にこれが使われるかどうかは分かりません。さて、どんな風になるか? ただ、「京極世界、初の映像化」ってあおり文句はどうかと思うわよ。一応、前に、「目目連」のドラマ化があるのだから。あれはまぁ、単発だし、キャラクター的にも「京極!」って感じじゃなかったかもしれないけれど。一応あれも角川じゃなかったかしらん???
「創造者の罠・上」。なんか目に付いて買ってみたら、けっこう面白かった。絵はあんまり好みじゃなかったけど(苦笑)。チェルノブイリの事故後の石棺に「派兵」された自衛隊が、その深奥部で遭遇したものは、という感じでしょうか。
未知の生物? 突然変異? 形状的にはエイリアンを連想してしまいました。外惑星生物という意味ではなく、「エイリアン」という映画に出てきた異形の生物、ということです。もっとも、エイリアン自体、ちゃんとは見て無いんですけど(苦笑)。
軍事的なことは良く分からないです。でも、状況も分からずに現場に放り込まれたにしては、「自衛隊」は少々強すぎる気もします。まぁこんなこと突っ込んでたら、話が成立しないですけど。
キャラクターの名前には、ちょっと笑ってしまいました。主人公の宮代能活。これって絶対、川口能活くんからでしょ。この手の名前ってそうそうないだろうし。むろん、キャラはぜんぜん違います。自衛隊のエリート指揮官、森勝也。モリカツかい(笑)。まぁこれは、私が勝手にツボにはまって笑ってるだけだけれど。彼も当然(?)、モリカツくんとは似ても似付かぬ硬派の軍人さんです。
上下巻なんですよ。来月には続きが出るらしいんですけどね。なにせ、初めて読む作家さんの作品なので、傾向が分からなくて、キャラクターの安否が気遣われます(苦笑)。
9月18日(土)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:122冊
「特殊駆逐業者出勤ファイル・その3 終わりはやっぱり不条理」 小林めぐみ 角川スニーカー文庫
タイトル通りに非常に不条理がまかり通っている結末でございました(笑)。そして、一番不条理なのは千寿、つぎに不条理なのは美貴ちゃんでした。まぁでも、美貴ちゃんに関しては、まだ底が浅いからいいか(苦笑)。千寿はねぇ、よもやそこでそぉんな穴開けて下さるとは! って、ネタバレ、ネタバレ(笑)。
ともかく、はなからスラップスティックな話ではありましたので、いかに不条理がまかり通ろうとも、ああ、馬鹿な話だった、で終らせられてありがたいです。ええ、私は深く考えることなどせずに、あるものを受け入れて終ってしまう性格であります(笑)。
小林めぐみさん、個人的には初期の作品の雰囲気が好きだったんですけど、…もうああいうのは書かれないのかなぁ? ちょっと遠い目(笑)。
9月16日(木)
本日のマンガ冊数:1冊 今年のマンガ総数:160冊
「入神」 竹本健治 南雲堂
小説家・竹本健治のマンガデビュー作(苦笑<いや、失礼)。17日発売って話をきいていたので、じゃあ高松は週明けかなと思っていたら、出てました。
実は、「竹本健治のマンガ」というのを聞いた時から、「ウロボロス」の一連の作品のようなものを連想していました。だから、智久くんの話だと分かって、ちょっと期待外れというか、気抜けしてしまいました。智久くんのシリーズは、あれはあれで竹本色出てますけど、一般的というかソフトというか、なんでわざわざそれをマンガにって思えてしまったので。
でも、蓋を開けてみたら。推理ものだろうと思っていたのに、ぜんぜん外れ。「囲碁」ものでした。そういやちゃんと帯にも書いてありましたわ、「本格囲碁コミック」。私は囲碁はまったく分からなくて、石のならべ方のあたりとか、適当に読み流してしまいましたけど。…すみません(苦笑)。再読する時には、その辺を重点的に読むことにします(笑)。
それはさておき、作品的には、けっこう面白かったです。絵は、読み始めた最初はどうなることかと思いましたけど(苦笑)。最後には、慣れたのか(爆)ぜんぜん気にならなくなりましたし。囲碁が分からないなりに、入り込んで読んでたんでしょうね(苦笑)。
智久くんは、まぁ、こういう感じだろう、というキャラクター。対局相手の桃井が…なんていうか「オタク」という言葉で表現されるようなキャラになっていたのに、あれぇ、桃井ってそういうキャラだっけ、と思ってしまいました。一通り小説の方は読んでいるのですけど…覚えてないんです。植島くん、便利に使われてたきらいはあるけど、なかなか好感度アップ。これだけ読んだら、植島くんが一番好きかも(笑)。
冒頭に「前回までのあらすじ」(笑)というのが2ページあるのですけど。全部「文庫」になってるのね。いや知ってたけど。私が持ってるのは、すべてノベルズで、ですからねぇ。最後の「緑衣の牙」なんて、文庫化にあたってタイトルが変わってるし。読んでからの歳月を感じてしまいました(苦笑)。
むろん竹本健治氏は漫画家ではありません。ということで、数多くのアシスタントを使っております。通常のマンガ作品というのではなく、本職までアシスタントに使っていて、作者曰く「お祭り」ということで、ラストの「アシスタント一覧」見ていたら笑えます。でも、千人針アシスタントという発想は面白いです。ミステリファン、島田荘司や綾辻行人や京極夏彦や二階堂黎人の絵を探してみるのも一興、って? そこまでマニアではありませんわ。気になるけどね(苦笑)。
綾辻行人氏の推薦文が、ちょっと笑えました。
9月12日(日)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:121冊
「ラグナロク 5 紫の十字架」 安井健太郎 角川スニーカー文庫
リロイは相変わらず、ラグナロクの出番が少なくてちょっとつまんない。でも、けっこう面白そうな新キャラ登場。ヴァルハラのランディ&アルテイシア。
コンビという感じでもないのだけれど、二人一緒に、ヴァナード王国のフレイヤ王女を刺客から守るためにヴァルハラから派遣されており、出生の秘密を持つ娘マリーナを連れてヴァナード王国に背理フレイヤ王女と接触したリロイと、最初は角突き合わせることに。というか、とんがってるのはリロイだけで、ヴァルハラ側の二人は、大人というか、余裕があるというか、今回は利害が一致しているのだから、とリロイの言い分を受け流していて、その辺の余裕もけっこう良い感じです。もともと一歩引いた余裕のある、しかも実力は十分にあるキャラクターは好きですからねぇ。今後どういう風に話に噛んでくるか楽しみです。
でも、一番出て欲しいのはラグナロクなんです。ある意味、彼がストーリーテラーだから、出ずっぱりといえなくもないのだけれど、実際に活躍するところはないし、リロイとの会話も少ないし、ましてや人間形になって出てくるなんて全然無し。はぁ、次はそういう出番あるでしょうか? まぁ、続けて6巻、番外編と発行されるようですので、…6巻はともかく(笑)、番外編の方はちょっと期待してしまいましょう。
9月10日(水)
本日のマンガ冊数:1冊 今年のマンガ総数:159冊
「Z/ETA 1」 小安武人×佐野真砂輝&わたなべ京 きみとぼくKB COLLECTION
9月8日(水)
本日のマンガ冊数:1冊 今年のマンガ総数:158冊
「JANE 8」 橘水樹&櫻林子 ZERO COMICS
副長メインの話。まぁなんて暗い話って思ってたら、番外編だったとわ。ありがたくも今回はこれで終ってくれたのね〜って感じでしたが(苦笑)。前回のが長すぎたっていうか。まぁ、このペースで続けられたら、読むほうも滅入っちゃって持たないし。
キャプテン・ランのファンには、多少消化不良の話だったかも。出番少ないんで。彼らしさは出てましたけどね。あ、でも、ラシードの様子で悦に入ってるってのはありうるなぁ?
私的には、話は面白かったけど(ちょっと構成的には、最初わかりにくい)、マキシムくんが出番ないんで…後に収録の小品のほうが嬉しかったかも。所詮キャラミーハーですからね。
CD−ROMのCMにひかれてしまう(苦笑)。金欠なんだけどな。なんかいいよな。そして一緒にCMされてる…これはファンクラブの会誌?<「UNOFFICIAL MISSION2」 いーんか、こんなところにCM載せて。でも、ドラマCD付き? 山寺宏一? ラシードの声はイメージ山寺さんじゃないよぉと思いつつも、…山寺宏一? うーん、かなり欲しいかもしれない、と思う私は単に山寺さんのファンでありました(苦笑)。
9月5日(日)
本日の読了冊数:番外 今年の読了総数:120冊
「山颪〜薔薇十字探偵の憤慨〜」 京極夏彦 「メフィスト 小説現代9月増刊号 特別増大号」 講談社
本日のマンガ冊数:3冊 今年のマンガ総数:157冊
「プラネット・ラダー −惑う星のあなない− 2」 なるしまゆり Crimson Comics
「真夜中のMidnight」 西炯子 PFコミックス
「飛行×少年 2」 藍川さとる WINGS COMICS
「山颪〜薔薇十字探偵の憤慨〜」。美食と美術品窃盗とやまあらしの話。
箱根での事件の関係者だった常信和尚さんが、事件の依頼者として登場。伴っていた鉄信って多分、哲童ですよね。常信さんの修行時代の同期(分かりやすく言えば、だそうな)に20年ぶりに連絡を取ったところ、なにか様子が変だったというのが発端でした。それがなぜ美食と美術品窃盗とやまあらしに関わってくるかは、読んでのお楽しみ<おい(笑)。
今回初めて、ちゃんとストーリーテラーの青年の前に関口が姿を現しました。それと、京極ファミリーとして釣り堀のいさま屋。榎木津に心酔している警官の河原崎くんというのは、青木くんの同僚だということなのだけれど、あんまり記憶に無い(苦笑)。こうやって考えると、京極堂シリーズのキャラクターも増えたのですねぇ。
今回のツボ。榎木津を「特上幕の内弁当」にたとえた語り手の青年のセンス。それと、やまあらしを見たいというそれだけの理由で、やまあらし探しを引き受けてみずから動いている榎木津に対しての関口の「馬鹿だな」というコメントと、益田の「馬鹿です」というそれに対する返答。
キャラクターはそれなりにそれぞれの色が出ていて面白いけれど、でも今回はなんだかイマイチだったのは、榎木津が暴れなかったからでしょうか? いや、私の好みだから、京極堂が、最終的に榎木津の仕切りに巻き込まれ(自分から加わったともいう)はしたものの、いわゆる京極堂的な仕事をしたのではなかったから、というのがあるかもしれません。まぁ、今回のも、それなりに食えない男ってのは出てて、面白いのは面白いんですが。
あと、語り手の青年を話にからめるのに、少々苦労し始めたかなぁと思わないでもなし。紙芝居作家の友人がネタを欲しがってるって、なんかちょっと強引なことない? それを言い始めたら、推理小説の決着の付け方そのものが強引だ、という話になってしまうかもしれませんけど。
まぁ要するに、全体には面白かったけど何かちょっと食い足りない、そういう気がしました。
9月4日(土)
本日の読了冊数:1冊 今年の読了総数:120冊
「フーコーの振り子 上」 ウンベルト・エーコ 文春文庫
本日のマンガ冊数:1冊 今年のマンガ総数:154冊
「デビルサマナー ソウルハッカーズ 2」 佐々原史緒&高沢和巳 角川書店
「フーコーの振り子 上」。読了冊数確認もあるんで、前に本読んだのがいつか見てたら…8月12日!? 半月以上もちゃんと本読んでなかったってことね!? っていうか、これ、ごつすぎましたわ。
とりあえず読みはしたけれど、はっきり言って、ほとんど分かってないです。ストーリーの流れはまだ分かっているんですけど、氾濫している知識がね、意識の範疇外。テンプル騎士団とか薔薇十字がなんだとか、興味はあるんですけど、ちょっと興味がある程度では追いつきません。ということで、ほんと、「読んだ」だけです。
それでも、続き読まなきゃって思うのは、話の作り方が上手いんでしょうか? 最初に、語り手の友人の失踪(?)、そして語り手がその理由を突き止めるために「振り子」のある博物館に警備の目をかすめて潜む。隠れる場所を探しながら、その夜に、なにかが起こって、それが友人の突き止めたところの「真実」であり、友人が失踪した理由でもある、ということをほのめかす。それからだんだんとそこに至る経緯を説明というか語っていく。つまり、冒頭でほのめかされた「博物館に潜んでその夜に見られること」はまだ分かってなくて、…すんごい気になるのです。
自分の理解力がついていかないのを棚に上げてこういうのもなんだけれど、訳文もイマイチなんじゃないかと思います…ちょっとね(苦笑)。
にしても、これでこんなに「読むだけ」になっちゃうってことは、ずーーーっと前から読みたかった「薔薇の名前」も、読んでもおんなじ状況になってしまうのだろうか? それはちょっとツライなぁ…(泣)。ともあれ、下巻、読もう!
「デビルサマナー ソウルハッカーズ 2」。RPGゲーム「真・女神転生」のコミック本第2巻。私はゲームはやらないんですけど、でも話にはついていけます。ただ、ゲーム知ってるともっと面白いかなぁとも思う。…ゲームやる余裕ないの。
ネミッサ=ひとみちゃんがスタイル良くてゴキゲンな私は単に女好き(笑)。美人のおねーさん、クズノハのレイさんはどこへ行ってしまったの? またの登場に期待しています。
迫真悟=シックスの話。雑誌で読んでいた時にはずいぶん長い気がしたのですけど、こうやってコミックスを読むとあっというまですねぇ。でも逆に分かり易いのは良いけど。
今回は敵側のキーになる人物も登場して、これからが楽しみです。
9月2日(木)
本日のマンガ冊数:2冊 今年のマンガ総数:153冊
「ニューエイジ八犬伝 BLIND GAME 7」 碧也ぴんく ASUKA COMICS DX
「癒しの葉 5 信じるものは救われぬ?」 紫堂恭子 ASUKA COMICS DX
「BLIND GAME 7」。旧東京編突入。これまでも、結構クライマックスの連続だったとは思うのですけど、なんだか急展開って感じです。結構、信也の苦悩というか迷いが、今回のポイントだったと思います。さて、東京に入ってからは…まだとっかりなので、これからどのように展開していくか、楽しみです。
他に、外伝として、智生の話と、番外編の孝とおかーさんの話。
「癒しの葉 5」。前巻から間があいたのに読み返してないので、まぁ、話の成り行きはなんとなく分かるけれども、あんまり話自体が分かっていない(苦笑)。ただ、1巻の能天気な雰囲気からしたら、かなり暗い方向に来たなぁ、と。だから、…はっきりきっぱりアジンは好みのキャラではないのですけど、彼がいることで救われてるなぁと思うのです。話はこの先どうなるのでしょうか? 最終的にはハッピーエンドだと思う(思いたい)ですけど。
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