
読書記録2001年6月分
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6月30日(土)
本日の読了冊数:3冊
今年の読了総数:47冊
「馬耳東風」 稲垣吾郎 集英社
「イル&クラムジー物語」 大原まり子 徳間デュアル文庫
「黒い仏」 殊能将之 講談社ノベルズ
「黒い仏」。我ながら狭量だとは思うけれど、そんなんありか?ってのが正直なところ。まぁ、ミステリ=推理小説って訳じゃないし、推理小説って明記されてる訳じゃないし、「名探偵」が出てるからといって「推理小説」である必要はないわけだし。だから多分に一方的で偏った感想なのだけれど。そんなんあり?
決して、「名探偵」のおボケさん振り(大勘違いの迷推理、というか、方向違いのでっち上げというか)について言ってる訳じゃないです。これに関しては、作中に何度も、石動氏の性格を現す記述が出てますから。助手(?)のアントニオの苦労が忍ばれます(笑)。
石動とアントニオの、音楽に関しての、「よく似ていて聞いても区別のつかない曲」だの「とんでもないカバー曲」だのをあげていくお遊びは、ちょっと、ハーラン・コーベンのマイロン・ボライターのシリーズの、マイロンとウィルの、テレビドラマに関するゲームを連想しました。
ともあれ、これは、私的には「そんなんあり?」な作品ではありましたけど、改めて「ラヴグラフト神話」の新作だと思って読み返せば、また違った楽しみ方が出来るのかもしれません。うーん、判る人は、冒頭の「ジェイムズ・ブリッシュに捧げる」ってので判るのかな? って思うと、自分の知識のなさがちょっと悔しいですね(苦笑)。
「馬耳東風」。ホントは1日ひとつとかふたつとか読んだほうが楽しいだろうな、と思いつつ、ほぼ一気読み(笑)。まぁ、確実に半分は1度読んだもの、ということで、ご容赦>誰に謝っている?(苦笑)
通して読んでみると、最初の、週刊プレイボーイに連載されてた分は、かなり読者を意識して書いてるみたいで、後半の「COSMOPOLITAN」分の適度に力の抜けた感じの文章との差が楽しいです。でも、プレイボーイ分、全部じゃないんだよねぇ。あれって結構面白かったのだけれど。全部収録して欲しかったですわ。(本屋の店頭で立ち読みしてたのを思い出します(苦笑))
6月29日(金)
本日の読了冊数:1冊
今年の読了総数:44冊
「カナリア・ファイル 9 魔来迎」 毛利志生子 集英社スーパーファンタジー文庫
本日のコミックス冊数:1冊
今年のコミックス総数:46冊
「ブレーメンU 2」 川原泉 Jets Comics
「カナリア・ファイル 9 魔来迎」。まだ1冊あったはずなんだけどー、と思いつつ読んでたんですけど、前巻あとがきの言葉通り、終わりました。もう1冊は番外編だったのね。はっきり言って、あやめの彼氏のことなんて、すっかり記憶の外でした(笑)。結構好みなのに(爆)。
「ブレーメンU 2」。神秘の木が素敵。チネチッタ星人もイカしている。相変わらずでシアワセですー(笑)。ところで、チネチッタって何だっけ?(苦笑)
6月28日(木)
本日の読了冊数:2冊
今年の読了総数:43冊
「カナリア・ファイル 8 憑依」 毛利志生子 集英社スーパーファンタジー文庫
「スノウ・クラッシュ 上」 ニール・スティーヴンスン ハヤカワ文庫SF
「スノウ・クラッシュ 上」。なんかちょっと世界に入り辛かったです。仮想世界と現実が平行して進んでいるからでしょうか? ゲームとかやってたらもっと世界に入りやすかったのかな? ともあれ、面白いのか面白くないのかよく判らないです(苦笑)。いや、宗教をウィルスとして解こうとする(多分)視点はけっこう面白いんだけど。
オビのアオリ。「マフィアのピザ屋は命がけ」。ピザ屋なんて、最初のほんのちょっとじゃん。現実世界では「命がけ」なピザ宅配やりながら、仮想世界では違った顔を持っている、てな感じかなぁと思ってたので、その辺は拍子抜けっていうか、ちょっと騙された気がしないでもなし。
さて、話の続きは気になるのだけれど、作品的にはノリきれなくて、下巻を読むかどうか、迷うところです。
「カナリア・ファイル 8 憑依」。水の枯れた玖珂丸を表現した、干物になりかけの蛙云々という表現が妙にリアルで…(苦笑)。ちょうど見ちゃったんですよね、仕事帰りに、真っ黒な、干物(なりかけ?)の蛙。これがまた食用蛙だからでかいんだ。
6月24日(日)
本日の読了冊数:2冊
今年の読了総数:41冊
「楽園の魔女たち〜ハッピー・アイランド」 樹川さとみ 集英社コバルト文庫
「昔、火星のあった場所」 北野勇作 徳間デュアル文庫
「昔、火星のあった場所」。なんだかつかみ所のない話でした。タヌキに化かされたみたいな(笑)。でも私的にはかなり面白かったです。
人間とタヌキが、火星の覇権を争っている話、ってのでまとめられるのかな? メインはそれでも、真相は違ってるんですけどね。
すべてが仮想現実っていうか、読んでいくうちに、これはすべてが夢なんじゃないかと思えて。実際、夢だったのだろうと思います。火星に向かう宇宙船の中で眠りについている宇宙飛行士の夢。夢だから、荒唐無稽なことも、人間と戦ってるハズなのに妙に憎めないタヌキも、それなりに存在感があったりして(苦笑)。
訳わかんないままの事もありますが。結局「時計屋」ってのはなんだったの? とか。タヌキも、文字通りの動物のタヌキではなく、人間とは別の進化をした生物を便宜上タヌキと呼んでいるだけのようです。
あとがきの感じが、主人公の雰囲気と同じだったのも面白かったですねー。
6月23日(土)
本日の読了冊数:2冊
今年の読了総数:39冊
「竜王戴冠1 選ばれし者たち 〈時の車輪〉シリーズV」 ロバート・ジョーダン ハヤカワ文庫FT
「竜王戴冠2 〈竜王の壁〉を越えて 〈時の車輪〉シリーズV」 ロバート・ジョーダン ハヤカワ文庫FT
「竜王戴冠1 選ばれし者たち」。続けて第5部。読み始めてから、前回の「オールキャラ」の中にミンたちがいなかったことに気づきました(苦笑)。そういや、こんな別働隊もいたのね。そしてこちらはこちらでかなり大変そうです。
アイール人たちの慣習は、私にも全然判らないです。マットやアル=ソアが馴染めないのも当然という気もします。エグヴェーンが馴染んでいるように見えるのは、彼女が特殊な立場にあるからではないか? でも逆に、アル=ソアが、馴染もうとしてないってのもありそう。
前巻から続けて読んだから気づいてしまいました。字がでかくなってます。1ページの行数は変わってないみたいだけど、1行の文字数は多分変わってるのだろうなぁ。で、ページ数はあまり変わらない。うーん、行数変わらないってことは、大した差はないのかもしれませんけど、文字が大きくなるって、なんか妙にコストパフォーマンス悪くなったような気がしちゃうんですよね(苦笑)。読みやすいのは読みやすいんですけど(まあこれも限度もの)。
「竜王戴冠2 〈竜王の壁〉を越えて」。次の巻も続けていっちゃいましたわ(笑)。相変わらず我の強いキャラクターばかりで、なんでこんなかなぁって思いながらも読んでしまうのは、やはり話が面白いのでしょうねぇ(苦笑)。でも、一人称で話が進んで、それぞれが、自分が一番正しい、連れはいつも事を台無しにするから自分がなんとかしなくては、今は自分がガマンしてやってるんだ、みたいな独白は、気持ちのいいものではないです。
元アミルリン位のシウアン・サンチェと、あるいきさつから彼女たち一行を追うことになったガレス・ブラインの話が今後どんな風になっていくかが、ちょっと楽しみです。
6月21日(木)
本日の読了冊数:1冊
今年の読了総数:37冊
「竜魔大戦8 聖都炎上! 〈時の車輪〉シリーズIV」 ロバート・ジョーダン ハヤカワ文庫FT
前のを読んでからしばらく間があいたので、「聖都」がどこを指すのかちょっと考えてしまった。てゆーか、かなり話のすすみ具合を忘れていたというか(汗)。第4部の最終巻なので、ちょっとまとめに入っちゃってる感あり。キャラもまんべんなく出てきた感じです。強いて言えば、マットの出番が少なかった、かな?
竜王として認知(でいいのかなぁ)されたアル=ソアだけれど、それで決して話が終わったわけではなく、それがさらなる混乱を招いているところが、面白くもあり、落ち着かなくもあり。歴史は定められたものではなく、運命は決まったものではなく、それぞれに、切り開いていくものだということを、アル=ソアもペリンたちも分かっているのでしょうけど、どうも微妙に心理がマイナス方向なんですよねぇ(苦笑)。積極的になりきれていないというか、未だに、できればその立場から逃げたいという気持ちが強い。自分で動いていながら、でも流されている感もぬぐえない。眼前に全く未知のものがあって、それに向かって進まねばならなくて、その結果がすべてを暗黒に導くかもしれないとしたら、だれでも脳天気に前向きにはなれないでしょうけど…。
この第4部でメインの登場人物たちの立場がずいぶん変わったのだけれど、次の第5部でも、また沢山動きがありそうです。訳者あとがきによると、今度はマットが変わる番らしい。
6月20日(水)
本日の読了冊数:1冊
今年の読了総数:36冊
「フィーバー−発熱−」 ロビン・クック ハヤカワ文庫NV
主人公と奥さんがかみ合わなくてもどかしい・その2。でもまぁ、私はチャーリーが主人公だって知ってるから、無条件に、彼はたぶん間違ったことはしていないのだろうって思えるけれど、端から見たら彼の行動は不信感を抱かれても仕方のないものだろうとも思います。
リサイクル工場からの薬品の垂れ流し問題っていうと、どうも産廃とも被ってしまって・・・、孤軍奮闘してるところは「合い言葉は勇気」をちょっとだけ連想してしまいました。
大詰めでの、それまで反発してた上の息子の参戦と、投降後の手のひらを返したような周囲の対応が、多少ご都合に思えなくもなし。話はそれなりに読み進められるのだけれど、共感出来るキャラが殆どいないってのはちょっとクルシかったです。弁護士さんの出番、もうちょっと欲しかったわ(笑)。
6月17日(日)
本日の読了冊数:1冊
今年の読了総数:35冊
「封殺鬼 20 陰月の冠者」 霜島ケイ 小学館キャンバス文庫
6月15日(金)
本日の読了冊数:1冊
今年の読了総数:34冊
「ランブルフィッシュ 1 新学期乱入編」 三雲岳人 角川スニーカー文庫
表紙と、女の子が主人公ってのと、メインの男の子はあんまり好みじゃなかったんだけど、パラ読みしてたらなかなかよさげなキャラもいたので買って見ました(笑)←所詮キャラミーハー。
一応、近未来SFってジャンルに入るんでしょうか? 人型のロボットが兵器として使われる一方で、公営のギャンブルとして「人殺し」の道具としてでなく自然に人目にもふれるような背景での、全寮制のロボット専門学校を舞台にした話。
最初の印象は「パトレイバー」。実際には話は全然違うのだけれど、先入観ってのはコワイもので、読んでても、それ以上にしっくりくるイメージはわいてきませんでした。RF(ロボット)トーナメントの試合会場が公営ギャンブルの会場の雰囲気に近いんじゃないかっていう作者の言葉は、すごく納得(といっても、私はオートレースしか知りませんけど)。開発のレギュレーションを、F1とかを参考にしてるってのも、確かにそういう感じかもって思えます。
そしてキャラクター(笑)。主人公の瞳子ちゃんは割とオッケーでした。全体にキャラクターはありがちなんだけど、あんまりわざとらしくないっていうか、しっくり話の中に収まってます。今のところ、気に入りは、頭一つ抜けて要くん、僅差で、つかみ所のない深条海里と、出番がちょっと少なくてもの足りない涼くんとが続いてるって感じでしょうか。女の子も、好感持てるキャラが多くてイイカンジです←だから、キャラミーハー(苦笑)。
6月11日(月)
本日の読了冊数:1冊
今年の読了総数:33冊
「月長石の魔犬」 秋月涼介 講談社ノベルズ
メフィスト賞受賞作なので、一応チェック。とはいえ、たぶん嫌いなタイプだろうなぁと思った女の子キャラ、案の定でしたわ(汗)。
いろいろと言うことが理にかなっているようで、結局俗物っていうか、「先生」=風桜青紫が大学の男どもとは違うって言いながら、でも、「食事に誘ってくれるのが当然」、結局は同じ様に扱って欲しいって矛盾した感覚が、青いっていうか若いっていうか、ムカツク(苦笑)。まぁ私のこの辺の感覚は世間様と多少ずれているようなので、私の感じ方が少数派なのかもしれないけれど。
ともあれ、最終的に、すべての犯行が白日のもとに晒されるわけではないという終わり方は良いかなって思うのと、探偵役の風桜青紫と監察医嘉神沙遊良の関係は気になってます。ただ、それだけ(苦笑)。さて、次はどうしようか、ってカンジ。
6月9日(土)
本日の読了冊数:2冊
今年の読了総数:32冊
「媚獄王 魔界都市ノワール」 菊地秀行 NON NOVEL
「ピカレスク・ドライブ 真夜中の無法者」 中川圭士 角川スニーカー文庫
本日のコミックス冊数:2冊
今年のコミックス総数:45冊
「ARMS 17」 皆川亮二 SHONEN SUNDAY COMICS SPECIAL
「NATURAL 10」 成田美名子 花とゆめコミックス
「媚獄王 魔界都市ノワール」。魔界都市に新キャラ、しかもあの秋せつらのいとこ、というアオリなのでかなり楽しみにしてたのだけれど、思ったほど楽しめなかったというのが正直なところ。読みながら、言葉っていうか説明が足りないって思ってしまうのは、むしろ私が走り読みしてしまうのがいけないのだろうけれど…。一番面白かったのが名前ってのはちょっとねぇ。花屋はかなりポイントだったんですけど。まぁ、顔も姿も見えないって判った時点でちょっと気抜けしたのも確かなんで、その辺でも、正当な評価は出来てないかもしれない。
「ARMS 17」。毎回クライマックスだなぁと思いながら、なかなか終わらない(苦笑)。今回もかなりの盛り上がりで、その上敵キャラにとって辛い展開になってました。シルバーはけっこう好みだったなぁなんて思ったりして、かーなーり今更ってカンジ。おとーちゃんの活躍も今後ますます期待できそうです。
6月5日(火)
本日のコミックス冊数:1冊
今年のコミックス総数:42冊
「ALICHINO 3」 珠黎こうゆ EYES COMICS
6月3日(日)
本日の読了冊数:2冊
今年の読了総数:30冊
「続巷説百物語」 京極夏彦 角川書店
「嗤う伊右衛門」 京極夏彦 C・NOVELS
「続巷説百物語」。数日前に買ってから、すぐに読み始める。短・中編集だし、早めに読み終われるだろうと思っていたのだけれど、案外時間がかかった、というか、見てみたら、750ページ余もあって、時間がかかったのも道理と思ってしまった(苦笑)。
最初に事振れの治平の昔話が出たと思ったら、次はおぎんさんの話で、又市にまで話が及んで、要するに、シリーズはここでおしまいだったらしい。なんだかいつまでも続くシリーズのような気がしていたのだけれど、確かに、続けられる話でもあるけれど、逆にだらだらと続くよりもきっぱり切ってくれたほうが良かったのかな、と思わないでもなし。
すべての話が、最終的に「七人みさき」につながっている、というつくりになっていた。なまじ先にTVドラマで「七人みさき」を見ているだけに、なんだか妙な感じだった。でも、小説上の「七人みさき」は、TV版とは多少違ってました。
TV版。善し悪しはともかく、キャラのイメージが、すっかりTVのキャストなのです。又市は田辺誠一だし、おぎんは遠山景織子なのです。私的には、このキャストけっこう気に入ってるから良いんですけどね。世間的にはどうなんでしょうね?(苦笑)。
にしても、又市たちを見れるのはこれで最後なのかなぁと思うとなんだか淋しい気持ちもあったのか(?)、続けて読んでしまいました、「嗤う伊右衛門」(苦笑)。作中に出てきた「又市の昔の失敗」云々も多分に作用しています。
ということで、「嗤う伊右衛門」。既に一度読んでいる作品ではあるのですけど、ノベルズ版は買ったまま放ってあったので、まぁ、初めて読む、ということでカウントしました。
以前読んだときは、ただただ、伊右衛門とお岩さまの話として読んでたのですけど、今回は、又市の方も気にしつつ読みました。最初読んだときに、いかに又市をサブキャラとして見ていたか、ちょっと実感してしまいました。といっても、それなりに出番はありますし、前に「巷説百物語」というか、「怪」に最初の話が掲載された時点で、ちゃんと「嗤う伊右衛門」に出てきたキャラだというのは覚えてましたので、それなりに存在感はあったのでしょうけど。
ともあれ、読み直したことで、やはり、上述「続巷説百物語」中の「昔の失敗」がこの話の中でのことなのだろうと思う。こうやって、視点を変えて同じ話を読んでみるのも面白いものです。
6月2日(土)
本日のコミックス冊数:1冊
今年のコミックス総数:42冊
「ベルセルク 21」 三浦建太郎 JETS COMICS
「グリフィス受肉」というオビのアオリがなんともそそります(笑)。もうなんか、最初っから、出番楽しみにしちゃいますもんね。そういう意味では、こういう核心に触れるようなアオリ文句は善し悪しかも(苦笑)。
ともあれ、ずいぶんと長かった(ような気がする)断罪編、終了。ガッツ側のメインキャラには被害者なしってのは、多分に上手く行きすぎって気がしないでもないですが、でもやっぱ、人死には少ない方がいいですよね。話の展開として不自然だとしても(この場合の展開が不自然だとかいうのではなく)。
にしても、次はいったいどういう風に続くんでしょう? まったく見当が付きません。次のコミックスは年末らしいです。また首を長くして待つことにします(苦笑)。
6月1日(金)
本日のコミックス冊数:1冊
今年のコミックス総数:41冊
「井戸の中の悪魔 建築探偵桜井京介の事件簿 1」 秋月杏子(原作:篠田真由美) ASUKA COMICS DX
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