そりゃないぜBABY!
OH MY GOD!
12月27日 有馬記念 GI
そりゃないぜ!エモシオン!!
前日、あんなことをしたもんだから、エモシオンから買わないと私の沽券に関わる。・・・ことはないけれど、あのせいで、エモシオンの勝利を信じてしまう魔法をかけられたと言っても過言ではない。
と、言いながらも、実際、レース当日までは、何をどう買うかは全然考えていなかった。
普段ならば、データや近走や馬体重などから、買い目を決めるのだが、なんてったって有馬記念である。 買いたい馬から買うべきなのがGRAND-PRIX だろう。
そう思っていたから、何も考えていなかった。
と、言うか、中山へ行くために、スケジュールを調整して準備に追われてバタバタしていたら、考える時間がなかっただけとも言う・・・。
で、有馬記念当日。
今までに体験したことないほどの人混みに、驚きながら、これは馬体重が分かる時間まで馬券を買わないでいたら、痛い目、見そうだ。と思い、連れも早く買っとかないと身動きとれなくなると言われたので、考える間もなく、100%趣味で馬券を買った。
買い目は『みきいちカップ』と同じ。
ステイゴールドとエモシオンからの2頭流し。
相手にマチカネフクキタル・グラスワンダー・メジロブライト・セイウンスカイ。
セレクトに深い意味は何にもない。
マチカネフクキタル(フクちゃん)を Choise したのは、最近、フクちゃんの条件戦レースを知人にビデオテープに編集してあげるために必死で探していたら、初勝利を生で見ていたことに初めて気が付き、しかも、鞍上が上村洋行だと知ったので、ブライトの菊花賞制覇を阻んだにくいヤツという酷評から一転して洋行が乗っていたんなら応援するぞ! となった・・・。なんてCASH...
グラスワンダーは言わずもがな。聞いてくれるな。というところでしょうか? お分かりですね? はい。栗毛だから。ただそれだけです。
毎日王冠、アルゼンチン共和国杯と惨敗に次ぐ惨敗ですが、私の栗毛フェチはこれくらいじゃ、捨てはしません。朝日杯で惚れたフォームと栗毛。ここでもやっぱり「買い」です(爆)。
ブライトは今回、あんまり期待していないと言っても過言ではなかった。それでも抑えたのは、他に買う馬がいなかったから。それだけ。ごめんブライト。フクちゃんとグラスだけでは心許なかったので、ブライトを Choise したに過ぎない。エアグルーヴを最初から斬る! と決めていた以上、意地でも買わない(エアグルーヴのファンのみなさん、ごめんなさい)。ジャスティスはまだちょっと頼りないし、、、。と、考えていたら、ブライト以外残らなかっただけ・・・。
セイウンスカイは1番人気だし、ノリさんだし、菊花賞馬だし、、、。ということで押さえた。菊花賞を逃げ切った勝ったのはちょっと驚異だったし。なんとなく、エアグルーヴよりは信用がおけるかな、と。
馬体重発表になって、ガーーーーーーン!
フクちゃん、+26kgかい・・・。
休養明けだけに、プラス体重は覚悟していたけれど、まさか、そんなに増えていようとは・・・! 調教をバシバシやっていたと聞いていたので、そんなに増えてはいないと思っていたんだけれど・・・。甘かった。
本馬場入場前、ターフヴィジョンに地下馬道を通る出走馬が映る。
フクちゃん、頑張ってねえ。とか、グラス、期待してるから! とか、ステイゴールド頼むよ! とか、ブライト、イケてる? とか思いながらターフヴィジョンを見ていた。ビッグサンデーが通り過ぎ、エモシオンが映る。あれ? みっきぃ、乗ってないよ?
みっきぃが乗れないほど、エキサイトしてるのかなあ? まずいなあ・・・。
ダービーでは確か、待機所まで2人引きで行ったはず。もしかして、今回もそれするのか?!
不安に思いながら、本馬場入場を待つ。
最初に出て来たのは、やっぱりエアグルーヴだった。相変わらずエキサイトしているよう。それでも、そこそこ走るのだから、エモシオンとは大違い・・・。
馬番順にアナウンスされ、私たちの前を通って行く。
セイウンスカイの時がいちばん歓声が大きかったような気がする。さすがは1番人気ね。
ブライトが目の前を通った時もすごい歓声だった。私はブライトよりも、河内さんを見ていたような気がする。
で、肝心のエモシオンは、私たちがいる方向とは反対方向へ走り去っていった・・・。
こりゃ、相当イレ込んでいるな。
2人引きで待機所まで行ったわけではなく、普通に返し馬されていた。まあ、私が見たのは後ろ姿だけだったから、どれだけイレ込んでいるかなんて分からなかったけれど。
私たちの前を通って返し馬していった馬達で、目を引いたのはユーセイトップランとグラスワンダー。
馬番はグラスの方が早かったのだけれど、本馬場入場はグラスの方が遅かったらしい。ユーセイトップランの方が早く、私たちの目の前に現れた。外ラチいっぱいに沿って、悠々と歩くユーセイトップラン。
「お?! サイレンススズカ気取りだぞ」
「でも、サトテツ、君に武豊の真似は無理」
なんて、周りから声が掛かる。
でも、このユーセイトップランのパフォーマンスは良かった。ちょっと感動しちゃった。ユーセイトップランに感動したんじゃなくて、有馬記念だから活きるパフォーマンスにちょっと感動。
桜花賞でも秋天でもMCSでも、そんなパフォーマンスには目を奪われるけれど、グランプリだから余計に目を引いた。
ああ、やっぱり有馬記念は他のG1とは雰囲気が違う。
そんなユーセイトップラン以上のパフォーマンスをして見せたのがグラスワンダー。
「グラスーーーーー!!」
と言う声に、グラスワンダーがまだ向こう正面に行っていないことを知る。自分の目の前は通らなかったけれど、エモシオンみたいに反対側から行ったものだと思っていた。
グラスはユーセイトップランと違って馬場の真ん中を堂々と歩いてきた。
「余裕じゃないか」
「いいじゃん、いいじゃん」
周りはグラスを褒めている。
「この歓声にちっとも驚かない」
「それってもしかして、走る気ないんじゃないの?」
そんな言葉も聞こえてきた。
私の目の前のちょっと手前でキャンターに変え、グラスは駆けていった。
このグラスを見れただけでも、中山に来て良かった。と、本気で思えた。それくらい、この時のグラスワンダーは良かった。
レース発走直前に、ある事件が起こったが、もうこれ以上、言いたくないので割愛する(笑)。
エモシオンが最後にゲートに入って有馬記念が始まる。
ああぁぁああぁあぁぁ・・・。エモ、掛かってる。
みっきぃが必死になってエモを押さえる。
も、ダメ・・・。
押さえたエモシオンは、すーーーーーーーっと、中断よりやや後ろまで下がっていく。いつもの定位置よりも後ろだ。大丈夫なのかな?
この時、連れの言葉を思い出す。
「エモシオンの勝機は、幹夫にドン尻一気する度胸があるかどうか」
しんがりと言うほど後ろでもなく、かといって前の方でもなく、なんだか中途半端な中団につけてレースを進める。
一団が1周目のホームストレッチに掛かる。歓声が大きくなる。でも、その歓声に掛かる馬はいなかったよう。エモシオンにおいてはそれ以上、掛かりようがなかったのかも(笑)。
中断やや後ろの外目を通るエモシオン。
セイウンスカイは軽快に逃げている。私の目にはそのまま逃げ切ってしまうようにも見えた。
3コーナーから4コーナーにかけては、エモシオンなど見ていなかった。
誰を見ていただろう? セイウンスカイかな? エアグルーヴかな? いいカンジで上がっていったグラスワンダーだったか? 漠然とその集団を見ていたのかもしれない。
そして、坂の手前。
どう見ても手応えのいいのはグラスワンダー!
グラス、勝っていいぞ! と思いながら
「グラスーーーーーーーーーーーーーっ!!」
と、叫んだその時、2着に飛んでいったのはブライトだった。
私の馬券は外れたけれど、どっちも好きだからイイや。
なんて思いながら、「グラスっ!!グラスっ!!」と、叫んでいた。
ああ、結局やっぱり、私って馬券下手だわ。
なんて思ってリプレイを見ていると、最内でステイゴールドが3着に突っ込んでいるではないの!
・・・・・・あんた、いつの間に、どうやって突っ込んできたの?
感心すると同時に、呆れた。
宝塚記念と同じことやってしまった。
ステイゴールドから買っているのに、ステイゴールドを追い掛けて見ていない馬鹿・・・。で、ゴール後、馬券が獲れていたことに気がつく。
ごめん、ステイゴールド。本当にゴメン。だってあんた、存在感、ないんだもん。もっと、「オレはここにいる!」ってアピールしながら走って。その他大勢に紛れて走って最後の最後にチョイ差しして馬券に絡むのはやめて。知った時の嬉しさは確かに倍増するけど、なんかねえ、獲ってもあんまり嬉しくないような・・・。
でもやっぱり、それでこそ、ステイゴールドよねえ・・・
リプレイを見ていてもう1つ気がついたこと。
直線でいつの間にか、エモシオンが最内に潜り込んでいた。あんたいつの間にそんなところに来れたの?
向こう正面の時、確認してないから分からないけれど、確か、最初、外にいたじゃない、しかも後ろの方・・・。みっきぃの腕の賜物か。なんかスゴイね。
最初に見た時は最内にピンクの帽子のピンクの勝負服が見えたけれども、まさかアレがエモシオンだとは思わなかった。本気でビッグサンデーだと思っていた。ピンクの濃度が違うのにねえ。何、馬鹿なこと思ってるんでしょ・・・。
一応、見せ所は作ったのだから、エモシオンはアレでいいかな。掛かっていたんだから、見せ所を作れただけでも良しとするべきか。
その見せ所をリプレイで気が付くみきらぁも大馬鹿だけど・・・。
とにもかくにも、グラスワンダーおめでとう!
もう、絶対、最後まで追い掛けるから! 絶対見捨てたりしないから。
ポスト・タイキシャトルにして、追い掛けまくるから。
ステイゴールドよ。私の複勝高配当記録をだんだんだんだん更新していってくれているんですけれど・・・。嬉しいんだけどね。でもね、人気がない時にしか来ないっていうのもねえ・・・。らしくていいんだけどね。
もう、たぶん、複勝で660円もつくことはないだろうけれど、これからも、どんどん追い掛けるから。相変わらずの走りを期待してる。
好きな馬が勝ったグランプリで、馬券は獲れなかったけれど(複勝は獲ったけど)、かなり満足のいく有馬記念だった。
余談:
「的場J、グラスワンダー、選んで良かったと思ってるだろうなあ」と、表彰式の的場さんを見て連れが言った。
「ジャパンカップの分は取り返せただろう」と続ける。
「そうなん?」
「ジョッキーにとってはJCよりも有馬、勝ちたいって」
「ふーーーん」
日本最高峰のレースは春天でもダービーでも有馬でもなくJCだと言ってはばからない人が、騎手にとってはJCよりも有馬を勝ちたいと認めている。
なんだか不思議な感じがした。
的場さん、騎手の意地で走った訳じゃない有馬記念、自分が乗って勝てたかもしれないJCと、どっちがホントに嬉しいのでしょう?
とにもかくにも、おめでとうございます。
