そりゃないぜBABY
OH MY GOD!

02月20日 フェブラリーS GI

そりゃないぜ メイセイオペラ!!


ここ最近、忙しくて競馬に集中できなかった。
松永幹夫が勝とうが負けようが目がいかなかった。
目まぐるしく日々が自分の横を駆け抜けていっているようなそんな錯覚に陥っている日々だった。
自分のホームページさえロクにチェックできない、週明けにブックを買っても流し読み。
そんな数週間だった。

で、2月14日。ブックにオペラが取り上げられていた。

ああ、今週、フェブラリーSなんだっけ。早いなぁ・・・。
最初、そんなふうにただポカンと思っただけだった。
しばらくして、自分の中で、何かがムクムクと湧き上がってくるのが分かった。
フェブラリーSに集中しなきゃいけない!
という、使命感にも似た思いが。

それから自分はスゴかった。自分で言うのもなんだけど、今までの競馬に対しての無関心、無気力がウソのように、フェブラリーSに集中した。
毎日、ネットで情報をチェックし、ブックをくまなく読み、父親が買ってる雑誌を久しぶりに読んだ。

なんで こんなに人気ないねんや?!
オペラの低評価に憤慨し、更にオペラ確勝を誓う。

ライブリマウントの2の舞になりかねない
とさえ評していた人もいた。

哀しかった。
たった一度の敗戦で、ここまで評価を下げてしまうことが理解できなかった。
オペラはそんなに低評価を下していいレベルの馬じゃない!
予想陣の印はあまりにも無情で、あまりにも理不尽だった。

だいじょうぶ。オペラが目にモノ見せてくれる。
予想陣に後悔させてくれると信じていた。


レース直前まで私は予想などしていない。
と、ゆーか、する気もなかった。
私の心はメイセイオペラとオリオンザサンクスで決まっていた。
他にどんな馬が出走しようと、例え、どんなにゴールドティアラの差し脚がスゴかろうと、キングヘイローが挑戦してこようと、オースミジェットが調子を上げてこようと、ミスタートウジンが出走できなかろうが、関係なかった。
私の目にはメイセイオペラとオリオンザサンクス以外、見えなかった。

でも、オリオンザサンクスはオペラよりも不当に低評価だった。
そう、まるで、去年のメイセイオペラのように。いやそれ以上に。

自分が惚れた栗毛だからという主観的な理由でオペラとオリオンしか見えてないんじゃない。
オリオンはオペラと充分やり合える力を持っているからこの2頭以外見えないでいる。

南関クラシック2冠馬だぞ?! 統一G1ジャパンダートダービーにも勝ってるんだぞ?!
なのに、この無印状態は如何に?!

「休み明けや、いらんいらん」

私がオリオンとオペラ以外は要らないと言った直後の親父の台詞である。
その言葉がすべてのような気がした。これだけの理由と、前走の惨敗で不当に人気を落としているのだろう。

オリオンも目にモノ見せてやろうね。
テレビに映るオリオンに向かってそう誓った。

オリオンしか見えないではいるが、実は私はオリオンザサンクスという馬を太陽の陽の下で見たことがなかった。
いつも見ていたのは大井競馬場のナイター競馬だったから。
オリオンザサンクスを昼間に見れると言うことも楽しみの1つだった。

オリオンはいったいどんな栗毛をしているのだろう?

楽しみにしていたのに、当日はあいにくの雨だった。
太陽の陽射しを受けて黄金に輝く馬体を期待していただけに残念だった。
雨の日の栗毛は嫌いだ。
栃栗毛のようにくすんで見えるから。

しょうがないからオペラと比較してみた。

ん? ちょっと、栃栗みたいかなあ?

オペラと比べると、ちょっとくすんで見えた。
私が一目惚れするような栗毛ではないらしい。オリオンザサンクスは。
でも、オリオンはその能力だけで充分私を魅了しているので、嫌いになることはない。ずっとこれからも私の愛しい栗毛のままでいることは間違いない。

パドックでのオペラはいつも通りだった。
でも、なんか、今ひとつ、覇気が感じられなかった。
穏やかな目はこれから戦場に向かう馬の目ではなかったが、たぶん、オペラはいつもこんなはずだったような気がする。栗毛は必要以上に目が優しげに見えてしまうし。

本馬場入場のオペラも落ち着きすぎていた。

オペラってこんな本馬場入場だったっけ?

なんか違う気がした。
オペラをリアルタイムで見るのが帝王賞以来だからかも知れない。自分がオペラの本馬場入場のパターンを忘れてしまっている。
そんな自分が少し哀しくもあった。


大方の予想はマチコが逃げると思っているらしい。
でも、私は確信があった。

逃げるのはオリオンザサンクスだ!
と。
マチコはもう逃げなくても勝てる馬になっている。競ってくる馬がいたらハナを譲るだろう。
それに引き替え、オリオンは逃げなきゃお話にならない馬だ。玉砕覚悟で逃げるはず。
と言う確信があった。

その通りになった。
スタートはマチコの方が良かった。あの騎手にしてはG1の大舞台で出遅れなかったし、スタートダッシュも良かった。
オリオンはスタートダッシュはあまり良くない方だ。
オリオンザサンクスは2の脚から加速していくススズタイプなのだ。
ほらほらほらほら、競り掛けて行ってるよ。
オリオーン! マチコのハナ叩けぇ〜!!

ふふふふふふふ。それでこそオリオン。
ほらほらほらほら! 爆逃げしてるでしょ。これでこそオリオンザサンクスよ!

オリオンの逃げは気持ちよかった。
だんだんだんだん、他馬を引き離すオリオンを見て痛快だった。

大井にはこんなスゴい逃げ馬がいるんだぞ!

ちょっと誇らしくあった。

あとで、3ハロンタイムを知ってぶっ飛んだ。
さんじうさんてんななぁ〜〜〜(33.7)?!
あ、あんた、ダートでそんなタイム出すんじゃない・・・。

で、でも、オリオン、馬なりだったぞ。
やっぱり私が惚れただけはある。オリオンザサンクスは大した馬だ。ブービーに沈んでも許す。見せ場はちゃんと作ったし、自分の場所は譲らなかったし。いい子だね。

で、本命のオペラ。
ハナを叩かれたマチコのすぐ後ろにいた。
オペラって、こんなに前で競馬する馬だったっけ?
リアルタイムでしばらく見ていないと、記憶障害を起こしているようである。自分の脳(爆)。

そんなに前にいてもいいのかなぁ?
なんて思いながらも、目はなぜか、オリオンザサンクスに釘付け。
4コーナーで初めてオリオンとオペラを一緒に視界に捕らえることができた。
でもその一瞬だけ。

その後はもう、オペラに釘付け。

勲兄ちゃんがオペラにGOサインを出す。
オペラが反応して前に出る。
後ろの連中はまだ前に出て来ない。
オペラの体が馬群を抜け出す。

抜け出すが、去年のように、いつものように、突き抜けない・・・。

後ろからゴールドティアラ、ファストフレンドが追い上げてくる。
その更に外から弾丸のように突っ込んでくる馬がいる。

ういんぐあろぉ〜〜〜・・・・・・・。

オペラは伸びを欠き、4着に敗れる。

勝ったのがウイングアローだったのが救いだろうか。
実際にゴールドティアラ、ファストフレンドの牝馬に負けているのではあるが、勝ったのはウイングアローであるし、オペラはウイングアローに負けたことになる。

ウイングアローは好きだ。
南井さんも好きだ。ペリエさんも好きだ。
一昨年の4歳統一G1二冠馬だし。
ペリエさんは本当に嬉しそうだった。投げキッスが決まるのはやっぱ外人じゃなきゃダメね。
なんてことをのほほんと思わされた。

オペラは負けてしまったが、悲観はしていない。
負け惜しみになるかも知れないが、ライブリマウントの二の舞にはなってないことを証明できたし、あの馬体重で、あのキツいレース展開で、前にいながらただ1頭残ったことを考えれば、

やっぱり、オペラは大した馬(ヤツ)なんである。

負けて尚強し。
オペラは終わっていない。

それが証明できただけでも充分収穫はあった。

次はきっと勝つ!

またオペラで夢を見させて、、、。