癌の遺伝子治療
問「癌を遺伝子治療するとはどういうことをするのですか?」
答「大きく分けて二つの方法があります」
一つは、癌細胞の中に、癌細胞が体から拒絶されやすくなるような物質をつくる遺伝子を入れてやる方法。
もう一つは、癌抑制遺伝子を癌細胞に入れてやることによって、癌細胞を死なせるという方法です。
問「どうやって運び込むのですか?」
答「遺伝子を細胞の中に運び込む運び屋を「ベクター」といいます。運び屋にはたいていの場合、ウイルスを使います。ウイルスが細胞の核の中に入る性質を利用するのです」
問「運び屋のウイルスが病気を起こさないのですか?」
答「病気が起こらないようにあらかじめ操作しています。遺伝子をよく運んでくれて、なおかつ病気を起こさない、こんな「運び屋」が理想的なウイルスです」
問「どんな癌でも遺伝子治療ができるのでしょうか?」
答「遺伝子治療はまだ、実験的な段階です。近くの先生に相談してみてください」
参考:岡山大学医学部「肺癌の遺伝子治療」熊本大学医学部「エイズの遺伝子治療」東京大学医科学研究所「腎臓癌の遺伝子治療」