最後の一葉
オー・ヘンリー作
ニューヨークのグリニッチ・ヴィリッジは陽の目を見ぬ画家達が集まってきていた。一人の若い女性が生きる力をなくして、肺炎の床に横たわっていた。冷たい秋風に吹かれて、窓の外に蔦の葉が五枚残っていた。その残った葉の最後の一葉が散るときに、自分の命も終わるのだと、彼女はいうのだった。
さて、その夜は雪混じりの雨が一晩中降り続いたが、翌朝、ブラインドを上げたとき、なんと、最後の一葉がまだ散らずに、煉瓦の壁にしがみついていた。
その一葉は雨と嵐のさらに幾夜をすぎても散らなかった。
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それは、ベアマン老人が描いた生涯の傑作だった。
生涯にのこせる傑作とは?・・・・それは、わたしたちの人生なのかも知れない。