がん健診は無意味か?
Q:「がん健診は無意味」ですか?
A:私が経験した実例をお話ししましょう。数十年来ずっと毎年、会社で健康診断をうけていた会社員がいました。彼は、ほかの健診はうけていたのに「バリウムを飲むのがいやなので胃の検診だけはうけない」といって受けていませんでした。
最近胃の調子が悪いといって、病院に来られて、検査してみると、手術不可能の進行した胃癌が見つかりました。結局かれは、手術することなく、亡くなられましたが、私は、もし彼が、せっかく毎年受けている検診で、胃も検査していたら、きっと助かったと思います。
統計的にどうかはわかりませんが、少なくとも、治癒する可能性のある手術をうけることは可能だったと思います。
Q:「手術も無意味だ」という意見がありますが・・・・
A:それは暴言だと思います。事実、私は、自分の妻のがんを手術して治しました。
彼女が手術を受けていなければ、助かっていなかったと思います。
Q:「がん検診」といっても、いろいろながんがありますよね。
A:そうですね。すべてのがん検診を受けるのは大変です。私は男性には最低4つのがん検診、女性には最低6つのがん検診をおすすめします。
まず男女共通で「胃腸に乾杯!!」「胃がん」「大腸がん」「肝臓がん」「肺がん」
男性はこれら4つに加えて「前立腺がん」
女性ではこれら4つに加えて「乳がん」「子宮がん」です。
Q:具体的にはどのような検査をするのですか?
A:最も簡単な一次検査は「大腸がん」と「前立腺がん」です。「大腸がん」は検便「前立腺がん」は血液検査だけです。
「乳がん検診」も触診と超音波検査だけですから、苦痛はありません。「子宮がん検診」は子宮から細胞を採取するだけです。
「肺がん検診」は一次検査は「胸部X線検査」をするだけですが、可能であればCT検査と喀痰細胞診をしてもらうといいですね。
「胃がん検診」は胃の透視をするか、内視鏡検査をするかどちらかです。
これだけ文明が発達した時代ですから、自分の健康は自分で守る心がけが必要です。