外科医の基本
僕はインターンの時に、いろいろな外科医とつきあった。
そのときに、最も痛切に感じたのは、外科医にとって何よりもまず第一に大切なのは手術技術だということだ。
理論の前に、しっかりとした剥離技術や、結紮技術や、縫合技術を身につけることが外科医の第一歩であるべきなのだ。
組織にやさしく、出血が少なく、そして安全確実な手術技術、これこそ外科医の基本だと思った。
問診も、診断技術も大変大切だ。誤診から不必要な手術をすれば、どんなにすばらしい手術をしても無意味だろう。
しかし、危機に陥っている患者を君しか救えないのに、技術のまずさから救えないことは、外科医にはさらに許されないことだ。
そのために、君は鬼の手を手に入れなければならない。