がん終末期のケア(2)家族はどうするべきか?
Q:がんの終末期には、家族もたいへんですね。
どうすればよいのでしょうか?
A:そうですね、特に配偶者の方の場合は、患者さん本人と同じくらいショックも大きいのです。
家族の方の年齢によっても、いろいろと異なります。
患者さんが再発したとか、もう治らないとか、あと何カ月生きられる見込みだとか、シビアな事実を初めに知らされるのはご家族の方なのです。
Q:うろたえてしまいそうですね。
A:そうです。どうして良いかわからなくなってしまうのです。
Q:そんなときどうしたらいいのでしょうか?
A:一番のポイントは、先生からの病状についての説明があるときに、子供さん達が大きくなっていれば、子供さん達と一緒に、子供さん達がまだ小さければ、ご自分の兄弟や、患者さんの兄弟と一緒にお話をお聞きになることです。
自分一人で闘わないことが大切です。
自分一人では判断も狂ってくるからです。
大勢で、相談しながら、協力しながら、進めていくことが最も大切なのです。
Q:みなさんそうされていますか?
A:いいえ、実際は、子供さん達や、ご兄弟は仕事が忙しいからといって、配偶者の方一人だけが話を聞きに来られるケースがほとんどです。
私は、つぎからは、その人達にも来ていただくことにしています。
Q:協力すれば、良い考えもうかぶわけですね・
A:そうです。がんの終末期の悩みは一人で解決するには重すぎるのです。
「まず、たたかうための協力人員を集めること。」
「孤独な戦いをしないこと」
これが家族の方にとっても最も大切です。