| 「緑雨ひとしずく」押し入れ救出キャンペーン |
昨年の春、20代に書きためた小説のうち3編を1冊の本にまとめました。念願の初出版です。詳しくはこちら。
500冊つくり、250冊を出版社に預け、もしも売れ行きがよければ増刷の可能性もありという契約で、一年が過ぎました。
結果、160冊が段ボール箱3箱に梱包されて、先月里帰りしました。がっかりしなかったというと嘘になるけど、それでも90冊は買ってくれた方がいるのですから、嬉しい気持ちもあります。
自分持ちになっていた250冊は友人知人に謹呈させてもらったり、心優しい方に買っていただいたりで残り30冊ほどに減っていたのですが、戻ってきた160冊を足すと、もう置き場にも困るほどになってしまいました。出版社は良心的に「裁断処理」の道も提示してくれたのですが、初めての本を、そんなふうにはとても扱えない・・・。かといって、このまま押し入れの肥やしになるのも不憫だし・・・。
というわけで、「緑雨ひとしずく」押し入れ救出キャンペーンを実施することにいたしました。
次の条件により、ご希望のみなさまに本を謹呈させていただきます。
条件1 私の知り合い、もしくは何らかの接点のある方
昨年、本が刷り上がった時点で友達やお世話になった方にはかなり送らせてもらったつもりなのですが、音信の途絶えている方や送り忘れている方もあると思います。そういう人は「何で自分に送ってくれないんだー」というお叱りの言葉とともにメールをください。
また、直接の知り合いでなくとも、どこかで私と青春時代を共有した方もその旨のメールをくださればOKです。ちなみに、私は昭和60年度の愛媛県立松山南高の卒業生で、平成元年度の愛媛大学卒業生です。
条件2 本を読んで、感想を送っていただける方
高校時代から、作品を読んでもらった人には感想を書いてもらっていました。おかげで、自分の作品を客観的に見ることができるようになりました。小難しいことや専門的なことよりも、どんな気持ちになったかとか、自分の中のこんな思い出と重なったとかいうようなことの方が嬉しいです。感想はメールで送っていただければ結構です。
以上、条件1または条件2により、私の本を読んでみようかなと思った方はこちらまで。
E-mail:mifujita@post1.netwave.or.jp
本の送付先の住所と、お名前を明記してください。メールをいただいてから、なるべく一週間以内には発送したいと思います。送料はこちらが負担いたします。
でも、どんな内容かわからないし・・・というあなたには、参考になるかどうかわかりませんが、私のもとに届いた感想を紹介します。みんな知り合いですから、ちょっとほめすぎのところもありますが。
春の訪れとともに私の心に潤いを与えてくれた素敵な一冊でした。(友人・Rさん)
高校の頃よりも藤田さん自身が見えてくる文章だと思いました。一文一文が昔より短くなってよく練られているなと感心しました。正直にいうと口語のセリフまわしには気恥ずかしい気持ちになってしまう部分もありました。しかし、すべての物語に通じる一人称の文体の中に、他の人には書けない藤田さんのオリジナリティが見え隠れしていると思いました。(友人・N氏)
久しぶりに本を読んだのに一気に読めました。風景描写が直瀬を思い起こさせ、懐かしさと安らぎを感じました。とても共感できる部分、考えさせられること、いろいろなことを感じました。(親戚・T子)
登場人物は少し不器用だったりするけれど、なんだかほっとするような人柄だったり、じわっとしみいるような共感、せつない思いなど、いろんな気持ちを胸いっぱいにして読ませてもらいました。なんだかもったいないような、幸せな気分が読後に漂い、とてもうれしく思いました。(先輩・Kさん)
本を読ませてもらった日からなんだか優しい気分です。懐かしい田舎の風景とともに魔法がかかったようです。(友人・Kさん)
わくわくしながら一気に読みました。二十年前の日々が思い浮かびました。「残像」の中によみがえった直瀬を懐かしく思いました。(友人・Kさん)
作者の生き方のようなものがにじみ出ているなと思いました。テーマや主人公の言動だけでなく、文体や作品全体の色合いみたいなものに、作者が確実にあらわれていると。(友人・Eさん)
以前にも読んだことがあるような懐かしさを感じました。最初は少し前の自分に重ねながら読んでいたのに、いつのまにか学生時代のことを思い出しました。「残像」では山のにおいのよい頬をなでる風を思い出し、からからに乾きそうになっていた自分の心が何かあたたかいものでいっぱいになりました。「緑雨ひとしずく」でも土のにおいや木の若々しいエネルギーみたいなものを思い出して、森林浴をしたあとのようなすがすがしい気持ちと、がんばらなければという気持ちがわいてきました。表紙の色合いもとても気に入りました。(友人・Fさん)
一晩で一気に読んでしまいました。とっても読みやすく、読んでいるうちに春の雨みたいにやさしい気分になりました。「残像」と「緑雨ひとしずく」は、ああ直瀬だと思わせる風景がいくつも出てきてとても懐かしい気持ちになりました。「ものがたり」はちょっと感じが違っていて、ちょっとミステリーっぽくて、それでいてユーモラスでよかったです。(恩師・M先生)
「残像」「緑雨ひとしずく」直瀬の情景に照らし合わせながら読みました。なぜかうれしい気分です。(友人・I氏)
「緑雨ひとしずく」は直瀬の風景や生活と重ね合わせて読みました。すばらしい描写力であっというまに読み終えました。緑にもさまざまな緑があることがわかりました。(恩師・K先生)
私は「残像」が好きでした。あとの二作も心おだやかになって、心地よく想像力をかきたてさせてくれました。(友人・Yさん)
三作とも風景の描写がとても美しくて、読んでいる側もすがすがしい気持ちになります。そしてその風景描写と主人公の心の動きがマッチしていてとてもよかったです。すべて前向きで希望に満ちて、読んでいると心が救われる思いがします。(友人・Kさん)
あなたにも、心潤す緑の雨が降りますように・・・ 夏目 楸