■ 更生施設 樫ヶ丘育成園
社会福祉法人 三美厚生団
建物も新しく、職員も若いこともあり、全体に明るい印象でした。
車で50分ほどの吉野川の北岸に位置する比較的町内に近いところにありました。
今までの見学では、民家から離れた場所にあって何か、隔離されているような
印象だったのですが、ここは県道からすぐに見える場所にありました。
敷地全体がかなり広く、プール、グラウンド、畑、などがあり
スペースの面では、恵まれているようです。
建物は、新しく建て替えられたため、バリアフリー、部屋数の多さ、地域の方も利用できるホールなど
全般に昔の施設の暗いイメージとは違ったものでした。
以前、重度の方の下手のすぐ前のトイレからの臭いを
指摘していましたが現在は、改善されているという指摘がありましたので
報告させていただきます。
これからも様々な角度から客観的な評価が大切だと思います。
そのことが社会環境をも含めた改善につながると思います。
作業内容は、造花のちぎり、組み立て、畑作業、木工、花作などで
職員の方のお話でも、「もう少し違った内容のものをやりたいのだが近くに大きな企業もなくてなかなか難しい
施設外への実習やグループホームで生活されている方の仕事もほとんどが
近くにあるホテルなどの清掃しかないのです。」ということでした。
田舎の施設、作業所などに全般に言えること....作業、仕事をどう確保するか、開拓するか
企業や地元の市町村をからめて進めていくことでしょうか？
パン、クッキー工房、喫茶店、.....
全体の印象は、以前の施設のイメージからは、少しづつ変わりつつある、
若い職員、親が増えてきたこともその一つの要因かもしれません。
職員の方との話 でも確認できたこと「以前からいる職員は、できないものと思っていたことを
若い職員がチャレンジしてできるようになった。」など
チャレンジの精神を持ち続けることが大切なのです。
経験は、貴重であるが初心に返ることを忘れてはいけない
ちっぽけな経験をプライドに変えず、謙虚にチャレンジすることを忘れないようにしたいものです。