■ 衆議院選挙での投票誘導の問題!


樫ヶ丘育成園での情けない、悲しい問題!

 先ごろ行われた衆議院選挙で入所者の不在者投票にあたって
引率の施設長をはじめとする関係者が立候補者と政党名を書いた紙切れを渡して
投票を誘導したと言うものです。

施設の説明でも毎回、行われてきたようで
人権問題、プライバシーの問題が叫ばれて久しい今の時代に
指導者がことの重大性に気がつかないという情けない事件です。
一般職員は、異常性を認識しながら流されてきたようなところがあり
自由に発言できる環境がなかったのではと思われます。

 もちろん、職員、保護者もこれを機会に基本的なところから
考え直すことが必要であるということは、当然のことです。

 通所者、入所者の意志をどのようにして確認するのか
以前、不在者投票に出かけた時に 立候補者の名前を確認する際にどの立候補者の名前を挙げて聞いた時、
「この人ですか?うん...この人ですか?うん...」
どの人にも「うん...」と言うふうに確認するのが難しい事があった。

他の施設では、棄権する人が多い。

不在者投票でなく当日の投票日に出かけた場合、
パニックなどにより引率者の入場を求められたこともある。などなど....

確かに意志を確認して速やかに投票を行うというのは、
そう簡単なことではないと思われるが
日ごろから日常生活において一人ひとりの意志を確認する方法を...それぞれに合った方法を
考えていくべきだと思うのです。その努力が必要です。
保護者の協力も必要になってくると思うし、毎日の積み重ねが大切です。

極端かもしれませんが、意志を確認できない時は、白紙でも構わないと思う。
誤字によって無効票になっても仕方がない...
意志を表現する手だてを与えられないシステム....私たちも含めて..に 問題があるのです。
参加することが一番大切で、次に意志の表現方法、周りの受け止める方法、!
国民としての権利をどのような形にしても侵すことの無いように
配慮が必要です。

 保護者や職員が率直に意見を交換する機会を増やして
さらに関係者以外の意見や指摘を吸収できるシステムにしていくことが
二度とこのような事件を起こさず、本当の意味で開かれた場にするために
必要不可欠なことであると考えます。
気づかないうちに今回のような事に陥ってしまう
人間の自浄能力の限界、意見を取り入れることの大切さを改めて
教えられたような今回の事件でした。

私たちが前進していくために与えられた大きな試練であり
また、絶好のまたとないチャンスでは、ないでしょうか!
ここで全国の施設関係者、保護者に現状を教えてください!
このページをご覧になったすべての方にご意見をいただきたいのです。
これからの環境造りに向けてお願いします。




 

施設について



これからのことへ



TOPのページへ