TIMESERV.EXE(NTPサーバ)
- セットアップ
- リソースキットのインストールプログラムでは、セットアップはされません。サーバ関係のツールは個別にインストールが必要です。
このツールは全て手動でインストールします。
なお、TIMESERV.EXE はリソースキットアップデート1
にて更新されておりますが下記のMS ftpサーバに有るものが最新のようです。
ftp.microsoft.com/bussys/winnt/winnt-public/reskit/nt40/i386/
NT3.51 4.0 サポートとなっております。
システム資源を100%使うかもしれない不具合を修正した
などと書かれています。
・C:WINNT\SYSTEM32にリソースキットのフォルダ
(C:\NTRESKIT ) より TIMESERV.EXE TIMESERV.DLL
をコピーする。
・C:\WINNT にリソースキットのフォルダ (C:\NTRESKIT) より TIMESERV.INI
をコピーする。
・コピーした TIMESERV.INI を編集します。
編集は IP接続(モデムではない)を前提として記述します。
まず Type=NISTACTS をコメントにします
;Type=NISTACTS
(これはモデム接続時に使用)
次に ;Type=NTP のコメントを削除します。
Type=NTP
NTP サーバの設定は下記の部分を修正します。
REM NTPServer is the name or numeric address of an NTP server
REM No default is given, since you should contact a timekeeper
REM (If you don't know what this is, you shouldn't try NTP)
REM (The names BroadcastClient and MulticastClient are reserved)
NTPServer=(ここにNTPサーバのIPアドレスを設定します)
NTPServer=XXX.XXX.XXX.XXX
これで 設定ファイルの編集は終わりです。
なお、設定ファイルについては、 Timeserv.wri
に記述が有ります。
・コマンドプロンプトより下記のコマンドを実行します。
TIMESERV -AUTOMATIC
・コントロールパネルよりサービス を開き Time Service
を スタートアップ 自動 にします。
・これで定期的にNTPServerに時刻を合わせてくれます。(デフォルトでは
8−12時間毎)
*設定ファイルの Log=yes
のコメントをはずしておけばイベントビューアにログが出ますので確認が出来ます。
注意 TIMESERV.INI を再度修正した場合は
コマンドラインより
下記のコマンドを実行しないと反映されません。
TIMESERV -UPDATE
このままでもクライアントから時刻をあわす事は可能ですが、このサーバをドメインのタイムサーバとするには
レジストリに 値を追加する必要が有ります。(レジストリの修正には、必ずバックアップをとるなどしてください。)
REGEDT32 より下記の値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlset\Services\LanManServer\Parameters
値エントリ TimeSource: 値タイプ REG_DWORD:
値 1
再起動すれば このサーバが Time Server となります。
- クライアントへの時刻の設定
- クライアントに時刻を設定するには、コマンドプロンプトより下記のコマンドを実行します。
NET TIME \\サーバ名 /SET /YES
ドメインの タイムサーバとして レジストリを修正している場合は
サーバ名はいりません。
NET TIME /SET /YES
あとは、このコマンドをログオンスクリプトに追加しておけば、クライアントがログオンするたびに
このタイムサーバに時間を
同期してくれます。
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- NTPサーバについて
- NTPサーバは stratum 1 (階層1) stratum 2 (階層2)
などの種類が有りますが、出来れば 最寄りの ISP などの NTPサーバを
使用するのが良いでしょう。
高精度の NTPサーバに集中すると負荷の問題が出てきます。(組織外のNTPサーバを使用する場合は最小限度にとどめてください。)
http://www.eecis.udel.edu/~ntp/ に
NTPについての記述が有ります。
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最終更新日: 1999/07/21.
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