第8話 一尾ゲット物語!? 2001.6.20

昨年の6月よりボウズ街道をひたすら走りつづけることとなり
(私の場合・・・秋磯にはあまり立てないが・・・)
本年度の春からは、よ〜〜し!一尾ゲットと思いをはせての釣行となりました。
しかしながら、現実は、あま〜い蜜ではなく、苦々しいものでした。
何回かは、それらしきあたりもしくは、舞い込みまたバラシがあり、ゲットできませんでした。
何故、チャンスを逃がすのか?お魚さんに見放されたか?運がないのか?
それとも、腕が悪すぎるのか?
自分なりに、色々試行錯誤しておりました。
特に考えたのは、潮と仕掛けについてでした。
色々な仕掛けを試し、色々な所(潮)で竿を出してみました。
・・・・で結局、出た答えが・・・・自分なりのスタイルがない???ということでした。
そして、自分のスタイルは、これだ!?・・・と決めて釣行することにしました。
いよいよ、その日が訪れることも知らずに・・・・

釣行先は、宇和海・・・潮時表とニラメッコ!この潮なら中泊か?日振島だなぁ?
う・う・う〜〜ん。。。。でもお天気くん。。。すぐ邪魔するし・・・船が出ないと困るし・・・
などと思いを巡らせて・・・・やはり、お天気くん、お邪魔虫状態。
・・・で明日、出るよ!の一声で日振島に決定!時は、6月20日、少し早いのでは?
私も、そう思いながら、又船頭さんがエサは、ギョウサンはいっとるでー!しかし、釣れとらんでー!
しかし、物は考えようだ。。。釣れてないからいつ釣れるか解からない。
そう考えることにして、エサは、ウニと決めた。・・・なぜ?と聞かれれば・・・
答えは、簡単、ボウズ街道を走るものには、かんけいないねぇー!
釣れれば、、、それが答えさ!?・・・今までのように、何が何でも・・・
そんな気持ちも、どこかに消えてしまっていました。
6月19日の夜、釣行先到着。まずしたことは、車を止めたこと・・・(当たり前じゃ!早く進めよ!)
エサのウニの鮮度を保つため、イケスに入れて海につけたこと。
これだけは、・・・・雨の降る中、傘もささずに・・・・
後は、出船まで・・・寝るだけ・・・ものすごい雨音、雨足・・・・船出るんだろうか?
・・・・と思うぐらいドシャブリ状態。。。。
しかし、出船する頃には、小雨となり、いざ参らん!!
だが・・・沖に進むにつれてウネリが・・・・
船頭さんにオモテ磯は、ダメかなぁ?打診してみる。
ウネリがあるから・・・と返事が返ったが・・・とりあえず7番あたりまで出てみるわ!ラッキー!
そして、7番磯に揺ら揺らゆら・・・と近づいて様子をお伺い。
う、う、サラシがかなりあるみたいだ!うううーん。波もたまに越えてくるみたい?
船頭さんとしばし協議中・・・どんな内容だったかって?
そりゃー、サラシがどのくらい底を混ぜているか??・・・って話です。
結局、危なくなりそうになったら携帯で連絡、磯替りを条件に上げてもらうことに決まった。
そして、沖を見ながら竿だしの準備に取り掛かったのでした。
いよいよです。ウニは、イケスのおかげで元気一杯!いつでも、戦闘準備OK!
始めは、磯際に投入し、底がどれくらい?サラシの影響を受けているか?探ることにした。
3回ぐらい投入し、餌取りがつっいて来れるかなど???・・・・
しかし、サラシの影響をかなり受けているみたいで・・・・磯のチョイスを誤ったか?
・・・などと思いを巡らしながら・・・潮の状況の把握に努めつつ・・・
少々遠投ぎみに投入してみた・・・・
沖は、まあまあ潮が動いている・・・そう確信したのであった・・・(かっくいい!)
・・・やや沖目をポイントと決めて、底の状態(地形)を探りにかかり、ほぼ斜め左方向に地形の凹凸らしき?を
みつけ、仕掛けをやや底からきった。何故?と聞かれるとほとんど感に近いんだけど・・・
ウニを見つけやすい位置に這わせられると思った。
そして、餌取りがあたってくるんだーこれが・・・そして、数回打ち返した。
その間、背中から、波が三回ぐらい海水浴しない?と誘ってくる。
おいら、やだーと言うと、頭から海水を降りかけるとんでもない奴が・・・
雨ならまだしも・・・アッカンベー状態で高いところへ上がる。
そこから、腕組み状態で・・・愛竿を見つめる。
そんなに見つめちゃーイヤー!状態の時、本アタリらしき竿先が・・・スッーと海面へ・・・
あ・あ・・・・あー!!!強姦状態に押さえ込めー・・と思った瞬間、
我が愛竿が海面に突き刺さった・・・・おもわず、セオリー通りの舞い込みジャン!!!!
快心のアワセを入れるといるじゃない?もう逃がさないわよ!?のストーカー状態。
そして、糸巻き巻き、糸巻き巻き、巻いて、巻いて、・・・ルンルンルン!!!
海面に姿を見せたのは、女の石鯛でした。針掛かりを確認して、・・・ぶち抜きました。
小さいぞ・・・と思っていたのですが・・・日振にしては、良型でした。
サイズ:56.5cm ついに長い、長いトンネルを抜けたら、晴れでした。
お天気くんも味方してくれて・・・みなさん、ありがとう状態。
ひさびさの獲物のサイズさえ・・・ぶち抜く時に判らない状態だったことは、確かです。
感動さめあらず・・・睡魔と闘うおいらを乗せて船は、帰って行きました。