ある耳鼻科の先生の独り言

           ( PART 6 )


             


           BUTUBUTU  


  1、 テレビを見ない生活・・・・・・


   半年ほど前からほとんどテレビを見ない生活になりました
   今までも食事時にニュースを見るくらいであまり作り物のドラマなどは見ていません
   でしたが,最近のテレビニュースを見ていると「厭な事件が多くて」不愉快な気持ちに
   なるばかりでした
   そこでいっその事,テレビのスイッチは極力押さない様になりました
   社会の動き等が分からずに困るのではという・・・・・少々の心配はありましたが
   朝の新聞を5分ほども読めば大体の事は分かりますし,テレビの様に同じ内容の
   ニュースを何度も見るという風な無駄な時間がなくなりました
   新聞にも人殺しなどの暗くて,厭なニュースは勿論ありますが,読みたくない記事は
   飛ばして読める自由があります

   そしてフリータイムが少し増えましたので,好きな本を気儘に読むことが出来ます

   テレビという媒体は,暇で仕方ない人が見て楽しむ分には最も適当な物と思いますが
   視聴率などの関係で「やらせまがいの番組」や視聴者の考え方をある方向に持って
   いくなど(世論誘導)の報道には注意が必要だろうと思います
   
   テレビを見なくなると

   * とっても静かです
   * 厭なニュースを聴かされませんので心安らかです
   * 本をたくさん読めるようになりました(なにか・・・少し得した気分)
   * 早寝,早起きが出来ます
   
   困ることはあるでしょうか ?
   あまり思い浮かびません(台風の時の気象情報くらいでしょうか?)
   それも,昔の人はあるがままに生きてこられたのでからそんなに大事な事では
   ないかも知れません 
   昔,大宅壮一という評論家(娘さんも)がテレビによって「一億総白痴」となる
   と警告しましたが
   テレビ文化(?)が長い間に活字離れを引き起こしてきて・・・・・・・・・・
   現在の社会の混乱を引き起こしているとしたら大問題ですね
    


  2、信号無視の若者(BAKOMONO)が増えています


   交差点などで信号待ちをしていますと,赤信号でも平然と通りを渡っていく若者
   がいて唖然としてしまいます
   赤信号でも自分にとっては安全だと判断しての行動だろうと思いますが
   もし交通事故にあったらどんな態度をとるのか見てみたいものです
 
   どうせろくな社会でないのだから社会のルールなんてくそくらえという気持ちは
   分からないではありませんが
   そんな事をする前に自分たちでもっと快適に暮らせるような,いいシステムを
   作る努力をしてもいいのではないでしょうか ?
   
   そんな若者の行動に対してなんら意見をしようとしない大人達にも大きな問題が
   あるのではと思います (もう意見をしても無駄な様な気もしますが)
   自分に災難が降りかからない様に「見て見ぬふりをする」大人達にも反省が必要な
   ようですね
   昔に帰って,怖い叔父さん達が周りにいて注意したり叱ってくれる(優しく見守って
   くれる)社会の方がいいようです
    
                                        



  3、 人生粋に暮らしたいものです(最近の素直な気持ち) 


   国語辞典で「いき」というところを調べてみますと,こんな訳がありました

   粋・・・(あかぬけしているようす,いろけがあるようす)
   意気・・・(なにかしようとしてもりあがる様子)
   生き・・・(いきていること)

   どうせ短い命(元気でいられるのはせいぜい75歳まで)ですので
   人間同士のお付き合いは粋に,仕事は生き生きと,遊び心を持った意気な
   人生を送れればと願っています
   
   それと,日本語には 「 いきに感じて・・・・・をする 」 という 「いき」 があり
   どんな漢字を当てはめればいいのか分かりませんが
   心から信頼する方から・・・を頼むといわれれば,いきに感じて行動しようと
   思っています
   なかなか人の気持ちの奥底までも理解するのは大変ですが,基本的に信頼
   出来る人とは(いきな)お付き合いしたいと思っています

            
              IKINA JYOSEI DESU 




 4、 携帯電話について    

   最近,学会で東京へいく機会があって,終電車の車内での事ですが
   座席は空いていましたので,皆(若い人が殆ど)椅子に腰かけて
   携帯電話に夢中です

   少なくとも,電話中の人はありませんでしたが皆が黙々とメイルを打って
   いる姿が非常に奇異な感じをうけました
   「メイルなら他人への迷惑もかけないだろう」という論理だろうと思いますが
   今後,さらに携帯が普及,進歩(?)するとどんな生活になるのだろうか
   不安になります

   私は携帯を(仕方なく)買いましたが,着信はブルブルのみで,手術などした後で
   気になる患者さんなどには・・・・・・・電話番号を教えて
   携帯の方へかけてもらう事にしています
   マナーを伴わない電話は最低です(なかなか逆の立場にはなれないもの
   ですが,自分が他人の携帯電話で不愉快だと感じた事が一度でもあれば
   ・・・・・自分がほかの人に迷惑をかける側にはならない様にして
       欲しいものです

   診察椅子で診察中に電話がかかってきても平然と電話をする方がいて
   驚く事がしばしばあって,本当に考えさせられます
   勿論,院内には他の患者さんの迷惑になりますので携帯電話を使用しない
   様にしてくださいと掲示をしてありますが・・・・・眼中にはない様です
 


   

 5、 診療予約システムについて


   携帯電話のついでに,耳鼻科クリニックの予約診療について一言

   以前から歯科医院のように,電話予約ができたらというご希望を耳にしますので
   いろいろ職員とも検討しているテーマです
   歯科の診療と違って,耳鼻科の場合は患者さん一人あたりに要する診療時間が
   かなり違っていて,なかなか予定通りの診療が難しい点があります

   めまいを訴えて来られた場合は問診だけでもかなりの時間が必要ですし,
   再来患者さんの処置だけでしたら,比較的短時間ですんでしまいます
  
   なんとか待ち時間を少なくしたいと思っていますが,予約制にすると今度は
   初めて来院された患者さん(初診の患者さん)の扱いをどうするか
   そして,予約していてその時間に受診されない患者さんがいた場合どうするか
   などなど考えると
   かえって混乱が多くなるだろうという理由で今の所は予約制にはしていません
  
   将来,もっと便利で公平で簡単な予約診療システムが出来ましたら・・・・・・
   すぐに取り入れたいと思っています
   もし,こんな便利な方法で予約制をやっている診療所を知っておられる方が
   いましたら是非  私に教えて下さいね


         
        元気なバニーガールと              色っぽくていい女

 


                   屋 島 (高松の名所)

   
   五色台から見た屋島ですが,名前の通りまさに屋根の如しで一番上は一周が約3キロ
   くらいの遊歩道になっていて
   瀬戸内海や眼下に高松の市街地を見下ろす事ができます
   中央やや右に薄茶のサンポート シンボルタワーが16年春に完成します
   とってもすてきな所です・・・・・・・ので
   ( みんな いっぺん きてつかな ) ( みんなで いっぺん きてみまい)


   




   これで ある耳鼻科の先生の独り言 ( パート7 )を

   終わります


   パート6 をご覧になる方は     私を二回たたいてね 

   
   もしメイルなど頂けるようでしたら    私が運びます


     


                       ( 平成15年11月 )