朝、誰かに合ったら、自分の方から積極的に、「おはようごさいます」と声をかけよう。大きな声てあいさつをすると元気になれる。すがすがしい気分も味わえる。相手の人も、にっこりと「おはようございます」と返してくれるに違いない。
たとえ不機嫌な顔で、あいさつを返してくれなくても、めげてはいけない。声をかけ続けていれば、いつか必ず「おはようございます」と応えてくれるはずである。そのとき二人の間に、心が温いあう。
「おはようございます」のあいさつが、「さようはお元気ですか」「おかげさまで元気です」、「きょうもお互いにがんばりよしょう」「そうですね、お互いに」、「きょうもよろしくお願いします」「こちらこそよろしく」等の意味を持つのである。
「おはようございます」だけではない。「こんにちは」「ありがとう」「ただいま」「お帰りなさい」「こ昔労様」「さようなら」そんな感謝やいたわりの言葉をかけあって、明るく、生き生きとした職場や社会をつくりたい。
声のかけあいは、心のかけあいでもあるのである。
2005年PHP10月号より
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