一期一会

 一期一会とは、一生に一度限りの機会。一期一会の語源は、「茶会に臨む際は、その機会を一生に一度のものと心得て、主客ともに互いに誠意を尽くせ」といった、茶会の心得からである。
 利休の弟子「宗ニ」の『山上宗ニ記』には、「一期に一度の会」とある。
 「一期」と「一会」をそれぞれ辿ると、「一期」は仏教用語で人が生まれてから死ぬまでの間を意味し、「一会」は主に法要などでひとつの集まりや会合を意味しており、仏教とも関係の深い言葉である。

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