環境教育 クールビズ

 クールビズとは

 環境省の公募により約3200通から選ばれた、「省エネルック」に代わる新しい愛称。室温28度のオフィスでも涼しく効率的に働ける夏向きの軽装で、基本的にはノー上着、ノーネクタイ。「クール」という英語には「涼しさ」とともに「かっこいい」という意味があり、「ビズ」は「ビジネス」の略である。環境大臣の小池百合子は「オフィス部門での二酸化炭素削減につなげたい。社会の理解が深まれば、ノーネクタイでも失礼ではなくなる」と述べている。背広の袖を半袖にした「省エネルック」は、1979年の第二次石油危機の際に考案され、通商産業省が盛んにPRを行い、時の総理大臣・大平正芳や閣僚らが率先して着用したが、服装としてのバランスが悪く普及しなかった。今回の「クールビズ」はこの半袖背広ではなくノーネクタイを推奨しており、普通のビジネスマンにも抵抗は少ないのではないかとみられる。沖縄でビジネスマンの夏の仕事着となっている「かりゆしウエア」も推奨スタイルの一つ。


「チーム・マイナス6%」のキックオフについて(地球温暖化防止「国民運動」の推進)

 閣議決定された京都議定書目標達成計画では、地球温暖化対策の基本的考え方として、国、地方公共団体、事業者、そして国民一人ひとりが、協力して地球温暖化対策に取り組まなければならないとされています。
 京都議定書による我が国の温室効果ガス6%削減約束の達成するため、地球温暖化対策推進本部(本部長・小泉純一郎内閣総理大臣、副本部長・小池百合子環境大臣、副本部長・中川昭一経済産業大臣)は、幅広い主体が参加し、地球温暖化防止に国民全てが一丸となって取り組む「国民運動」を推進することとしました。
 この国民運動を効果的に推進するため、「チーム・マイナス6%」と銘打ったロゴマークを定め、集中キャンペーンを実施します。
 また、チームへの登録、交流、情報提供の場として、「チーム・マイナス6%」のホームページ(http://www.team-6.jp)を4月28日(木)18時に開設します。

地球温暖化防止「国民運動」について

 地球温暖化問題は経済社会活動、国民生活全般に深く関わるもので、国、地方公共団体、事業者、そして国民一人ひとりが協力して取り組むことが必要です。そこで、京都議定書の発効を契機として、愛・地球博や地球温暖化問題をメインテーマにしたG8サミット、温暖化防止に関係する各府省によるイベント・キャンペーン等と効果的に連動し、経済界を始めとする各界と連携しながら、各種メディアを有機的に用いて、地球温暖化の危機的状況を伝えるとともに6つの具体的な温暖化防止の行動*の実践を促して国民運動を推進する集中キャンペーンを実施します。国民一人ひとりや企業・各種団体が具体的な温室効果ガス削減行動を宣言し、実践していただくことによって、地球温暖化防止の輪を広げていくことを目指すものです。


*6つの具体的な温暖化防止の行動の呼びかけ
・ 冷房は28度に設定しよう(温度調節で減らそう)
・ 蛇口はこまめにしめよう(水道の使い方で減らそう)
・ エコ製品を選んで買おう(商品の選び方で減らそう)
・ アイドリングをなくそう(自動車の使い方で減らそう)
・ 過剰包装を断ろう(買い物とゴミで減らそう)
・ コンセントをこまめに抜こう(電気の使い方で減らそう)


チーム・マイナス6%」について

  地球温暖化防止「国民運動」の愛称を「チーム・マイナス6%」としました。
  「チーム・マイナス6%」とは、京都議定書による我が国の温室効果ガス削減約束である“マイナス6%”の達成に向けて、個々人で行動するのではなく、みんなで一つの“チーム”のように力を合わせ、チームワークの意識を持って、みんなで一丸となって地球温暖化防止に立ち向かうことをコンセプトとしたものです。
 チームリーダーは、小泉純一郎内閣総理大臣(地球温暖化対策推進本部長)で、運営事務局は、環境省の地球環境局、その下に「チーム・マイナス6%」運営事務局を設置します。

ロゴマークについて

  地球温暖化対策推進本部において、地球温暖化防止の国民運動の推進に関し行政、事業者、国民が一丸となって取り組むシンボルとして“ロゴマーク”が決定されました。
 各府省を始め、地方公共団体、経済界、労働団体、NPO等各団体が、地球温暖化についての情報提供や普及啓発を行う場合に、登録のうえ、ポスター、パンフレット、社内報、CM、名刺、ホームページ等様々な媒体にこのマークを使用していただくよう呼びかけています。




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