世の中の人はなんとも言わば言え 我がなす事は我のみぞ知る

 

 少年期、龍馬はおねしょをよくするので「よばあたれ」とからかわれ、大変泣き虫でした。父親がこれではいけないということで剣道を習わせ始めました。この剣道に関しては異常な天分があり、江戸にでて腕を磨いたそうです。時は幕末の動乱期、そのとき龍馬が感じたのはこのままでは日本はだめになる、外国の植民地になるということでした。これを阻止するために海援隊を組織しました。今でいう貿易会社です。龍馬の先を見通した考えは現在もなお生きています。少年の頃、詠んだ歌に「世の中の人は何ともいわば言え、我がなす事は我のみぞ知る」というのがあります。何という自信なのでしょうか。今の時代だから、人間この自信を持つことが必要だと思います。
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