ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 シャトー・ラ・フルール・ド・ゲイ  (ボルドー:ポムロール地区)
Chateau La Fleur de Gay
醸造コンサルタントとしても活躍するアラン・レイノー博士が所有するシャトー

ヴィンテージ
GRAND VIN
2001

2000
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 ラ・フルール・ド・ゲイは、ラ・クロワ・ド・ゲイの贅沢なキュヴェとして1982年にアラン・レイノー博士が生産を開始した(シャトー・ラ・クロワ・ド・ゲイ参照)。ワインはペトリュスとヴィユー・シャトー・セルタンの間にある、小さな老木の区画からつくられる。ここがレイノー博士のよく知られたシャトー・ラ・クロワ・デ・ゲイの畑の一部である。100%オークの新樽で熟成させたワインは、人の心を引きつけてやまない豪勢さと甘さ、格別の果実味の純粋さが特徴。この贅沢な味わいの、強烈なフルボディのワインの醸造と育成を監督しているのがミシェル・ロランである。現在までのヴィンテージは、10〜20年の熟成の可能性を秘める要素をすべて備えている。その秘密は・・・低収量と、完熟してからの収穫である。ポムロールの丘の中心にあつ3.0haの畑には、すべてメルロが植えられている。収量は1haあたり約25hlである。マロラクチック発酵は樽内で行い、清澄と濾過をせずに瓶詰めされている。

〜一般的な評価〜
 ラ・クロワ・ド・ゲイの特別なキュヴェであるこのワインは、1990年と1989年が実証しているように、最良のヴィンテージには最も興奮させられるポムロールになることがある。1990年代の初めの困難な期間を経た後、このシャトーは見事に回復して、以前の品質レベルに戻った。最高のポムロールの中で、ラ・フルール・ド・ゲイはいまだに適正な価格である。しかしながら、入手しにくく、探し出すのは困難である。


平均年間生産量:6.000〜9.000本
畑 面積:3.0ha、平均樹齢:45年、植樹密度:5000本/ha、平均収量:20hl/ha
育成:コールド・マセレーションを施し、3〜4週間の発酵とマセレーションは温度管理されたコンクリートタンクで行う。マロラクティック後の熟成は新樽100%で18ヶ月。清澄も濾過もしない。
ブドウ品種:メルロー100%
所有者:レイノー&ルブルトン家


◆◇◆GRAND VIN◆◇◆
グラン・ヴァン

Chateau La Fleur de Gay (税込み価格)
2001 シャトー・ラ・フルール・ド・ゲイ 13.100円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 エレガントでスタイリッシュな、フィネス重視スタイルの2001年だ。このメルロ100%のワインは、25hl/haという少ない収量で生産され、清澄の濾過もせずに瓶詰めされた。暗いルビー/紫色をしており、つつましいががっしりとしたブーケはブルーベリー、ラズベリー、スモーキーなオークを思わせる。ミディアムボディで、派手さはないが、しっかりとした風味があり、ほどよい舌触りをした中間部やフィニッシュがある。興味深いことに、ほかのヴィンテージほど、このキュヴェと弟分のラ・クロワ・ド・ゲイの差を感じなかった。向こう10〜12年で飲むこと。
ポイント90
メルロー


Chateau La Fleur de Gay (税込み価格)
2000 シャトー・ラ・フルール・ド・ゲイ 18.000円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 1990年、1989年というすばらしいデュオ以降ではこのシャトーの最高傑作だ。2000年は超大作のワインであり、偉大な1989年とも肩を並べられる。光を通さないほど濃い紫色をしており、並はずれて強烈なノーズは凝縮したブラックベリー、ミネラル、トーストを思わせる。味わってみるとだんだん体格がよくなってくるが、重いとか重苦しくなることはない。格別の輪郭、純粋さ、余韻の長さが身上だ。豊富な果実味が強いタンインをあっさり隠している。
予想される飲み頃:2004〜2018年 最終試飲月2003年1月 ポイント94
メルロー


          

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