ファインワイン【宮武酒店ネットウェーブ】
 レ・フォール・ド・ラトゥール (メドック地区ポイヤック村)  
Les Forts de Latour http://www.chateau-latour.fr/
格付けワインに匹敵する、シャトー・ラトゥールのセカンドワイン

 メドック格付け第1級シャトー・ラトゥールのセカンド・ワインです。セカンド・ワインの中でも最上のものと人気、実力ともに評価されています。

ヴィンテージ
Second Vin
2009
2007
2005
2004
2003
2002
1998
1997
1996
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 ラトゥールのスタッフは常々ラトゥールの「セカンド」ワインなのだから品質的には1855年の格付けニ級と同等であると主張してきた。事実、彼らは、ラトゥールではレ・フォール・ド・ラトゥールのブラインド・テイスティングの際に比較対象として二級シャトーのワインが出されていると主張する。もし、レ・フォール・ド・ラトゥールがとてもよいものにならない場合は、ポイヤック(サード・ワイン)に格下げするかどうかの決断がなされているという。私も、例えば2000年、1996年、1982年のような特定のヴィンテージでは彼らの査定に同意したいのだが、より客観的に見ると、レ・フォール・ド・ラトゥールは四級相当の品質である。もっとも、それでもボルドーで最上の「セカンド・ワイン」であることに変わりないのだが。
 醸造法はラトゥールとまったく同じだが、ブドウはプティ・バタイエ、コンテス・ド・ラランド、そしてレ・フォール・ド・ラトゥールの3ヵ所の畑のものが使われる。また、上記に加えて、ラトゥールのロットでもあまり「グラン・ヴァン」とは言えないとみなされたもの(若木のものが多い)もブレンドされる。レ・フォール・ド・ラトゥールの特徴は、ラトゥールそのものとびっくりするほど似ている。ラトゥールよりは軽く、早く飲み頃になるだけである。ボルドーの有名シャトーで生産される最上のセカンド・ラベル(あるいはマルキ)であることに間違いはない。

シャトー・ラトゥール ※注記:シャトーを取り囲む47haの区画は「ランクロ」と呼ばれる。古いブドウの木が植わっていて、必要なときしか植え替えられない。この一画こそ、グラン・ヴァンの最も重要な部分だ。収穫は2つに分けられる。最初の「若い木からの収穫」では、若い木からブドウが摘まれ、通常レ・フォール・ドゥ・ラトゥールか、一般的な「ポイヤック」になる。そして液果が完全に熟すとグラン・ヴァン用に摘まれ、収穫の完了となるのだ。
レ・フォール・ドゥ・ラトゥールは、次の3つから作られる。
@ランクロの若いブドウの木から
Aランクロのキュヴェの中で、味わってみてグラン・ヴァンに適さないとされたブドウから
Bランクロ外の土地、「コンテス・ドゥ・ラランド」とか「プティ・バタイエ」、「サン=タンヌ」というような、1世紀以上ここに属していた畑から。
 普通レ・フォール・ドゥ・ラトゥールは70%のカベルネ・ソーヴィニョンと30%のメルローで構成され、そのうち3分の1は若い木から、3分の2がランクロの外の木から採れたものだ。これらのブドウの木は1964年に植えられた。だからこれを若い木だけから採ったセカンド・ワインだと考えるのは間違っている。ランクロの外のブドウの木が樹齢を重ねるに従って、レ・フォール・ドゥ・ラトゥールの品質は着実に向上しているのである。

◆◇◆Second Vin◆◇◆
セカンド・ワイン

Les Forts de Latour (税込み価格)
2009 レ・フォール・ド・ラトゥール 26.000円


Les Forts de Latour (税込み価格)
2007 レ・フォール・ド・ラトゥール 12.800円


Les Forts de Latour (税込み価格)
2005 レ・フォール・ド・ラトゥール 18.200円
[赤・フルボディ]
ワインアドヴォケイトより
 ゆっくりと熟成する2005年は、シャトー ラトゥールに似たスタイル。青や黒果実、砕いた岩、花の香りと甘いタンニンが感じられるが、1級ほどの重みや深みはない。この印象的なセカンドワインは、4〜5年で飲めるようになり、20年以上は楽しめる。
予想される飲み頃:2011〜2027年 ポイント 92〜94

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー


Les Forts de Latour (税込み価格)
2004 レ・フォール・ド・ラトゥール 14.900円
[赤・フルボディ]
ワインアドヴォケイト#165より
 深い紫色がかったルビー色の2004年のレ・フォール・ド・ラトゥールは鉛筆の削りかす、ヒマラヤスギ、甘いブラックチェリー、カラントのアロマが広がる。エレガントでフレッシュで美しい仕上がりで、余韻は長い。
予想される飲み頃:2008〜2025年 ポイント 91〜93

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー


Les Forts de Latour (税込み価格)
2003 レ・フォール・ド・ラトゥール 24.000円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 偉大なセカンド・ワインの、2003年レ・フォール・ド・ラトゥールのブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン78%、メルロ22%(生産量の36%が利用されている)だ。pH値は3.8で、姉貴分より心持ちアルコール度数が低い(12.7%)。途方もない豪勢さ、肉づき、ふくよかさが見られ、私の舌によると1982年以降で最も偉大なレ・フォール・ド・ラトゥールだ。たぶん3〜4年でおいしく飲めるようになるだろうし、15〜20年は持ちこたえるだろう。
 追記。量はあまりないが、2003年のポイヤック(ラトゥールのサードワイン)はたいていのジュネリックAOCワインを笑いものにできるワインだ。見事な作品で、瓶詰めされた時には間違いなく傑出した点数がつくはずである。ブレンド比率は、カベルネ・ソーヴィニョンとメルロがほとんど等量。深みのあるルビー/紫色をしており、大柄で、ジューシーな、ブラックカラントの香りのするノーズや、幅のある、広がりのある風味、弱めの酸、甘いタンインが感じられる。出荷時にはすでにおいしく飲めるはずだし、たぶん10年強は持ちこたえるだろう。ラトゥールの味をわずかな価格で手に入れたいと思う抜け目のない消費者のためのワインだ。
予想される飲み頃:2005〜2012年 ポイント 91〜93

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー


Les Forts de Latour (税込み価格)
2002 レ・フォール・ド・ラトゥール 24.500円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 一流シャトーのセカンド・ワインでは最高のものとなりそうな候補は2002年のレ・フォール・ド・ラトゥールだ。インクのような紫色をしており、大柄な、凝縮感のある、甘いアロマはカシスやチェリーの果実、スパイス箱、西洋杉を思わせる。フルボディの、すごく素質のあるワインで、ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン82%、メルロ18%。たぶん4〜5年で盛りになり、20年はおいしく飲めるだろう。ブラヴォー!
ポイント 90〜92

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー


Les Forts de Latour (税込み価格)
1998 レ・フォール・ド・ラトゥール 6.300円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 1998年のレ・フォール・ド・ラトールは暗いルビー/紫色をしており、黒系果実、ケチャップ、土、ミネラルのノーズがある。ほどほどにタニックな、閉じたワインで、兄貴分をしのばせる。1〜2年はセラーで寝かせて、その後20年で楽しむこと。
最終試飲年月:2002年8月 ポイント 88

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー


Les Forts de Latour (税込み価格)
1997 レ・フォール・ド・ラトゥール 7.245円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 1997年のレ・フォール・ド・ラトールはエレガントで、ブドウの完熟感のある、しなやかな舌触りをした、飲みやすい作品だ。
飲み頃予想:現在。最終試飲年月:2001年3月 ポイント 87

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー


Les Forts de Latour (税込み価格)
1996 レ・フォール・ド・ラトゥール 19.000円
[赤・フルボディ]
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 濃いルビー/紫色をした1996年のレ・フォール・ド・ラトゥールは、ことのほかタニックだが、カシスやマッシュルームのような趣の見られる香りをしている。このフルボディのワインは、印象的な体型をしていて、過去20年で最上のレ・フォール・ド・ラトゥールの1つだ。
予想される飲み頃:2005〜2018年。最終試飲年月:2001年3月 ポイント 90

カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー


シャトー・ラトゥール



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