ノーチャイム
ラインネット(携帯電話メール情報サービス)
大島青松園のみなさんとの交流
 学力向上にむけた取り組み以外にも,子どもたちの生活力向上や安全確保,人権問題への取り組みなどを中心に,多くの「本校の特徴的な取り組み」があります。そのいくつかをご紹介します。
 板野南小学校では,チャイムが鳴りません。壊れているのではなく,時計を見て動くことが習慣になっているからです。日頃の生活では,何時から塾で・・・何時からテレビを見て・・と,時計を見て行動するはずです。ところが,多くの学校ではチャイムという合図によって「受動的に」動かされています。これでは,主体的な生活を組み立てる力はつきません。常に時計を見て,「今は何をするべきか」を考えて行動できる子どもになってほしいという願いで実施しています。なお,ノーチャイム導入後は,チャイムが鳴っていたときよりずっと早く休み時間から掃除などへの移動ができ,時間を守れない子や遅刻してくる子が激減しました。
 また,平成16年年度に,本校元教員の「岡田トミヨ」先生から多額の寄付をいただきましたが,その寄付の一部で全校の時計を「電波時計」に換えていただきました。ノーチャイムの分,正確な時計が必要だからです。
 学校から,保護者の携帯電話へメールで連絡し,保護者が情報を閲覧するシステムです。送受信の情報はSSLというセキュリティで守られています。徳島県下では本校がかなり早く導入したこともあって,新聞その他で報道されました。現在,多くの学校が同様のシステム導入を検討しているようです。
 登録は,保護者自身がメールで登録する仕組みで,アドレスなどの情報が外部に漏れることはありません。広告なども全くありません。現在,保護者・教職員あわせて174名が登録しています。学級別に見ると,ほぼ80%の登録率です。
 右の画面サンプルのような,「不審者情報」をはじめ,行事の連絡,修学旅行などでの安否連絡などにも活用しています。
 数年前から,香川県にあるハンセン病国立療養所,大島青松園の方々と交流をしています。毎年,何回か本校の保護者や子どもたちが訪問させていただいて交流会を持ったり,大島の海岸清掃をさせていただいたりしています。
 また,本校の人権発表会には毎年遠路大島青松園から何名かの元患者さんをお招きし,子どもたちの人権学習の発表を見ていただいたり,6年生と交流会をさせていただいたりしています。