授業参観&PTA総会&

         進路説明&学級懇談 "99.5.2


 


1.授業参観

 5月19日からの修学旅行...NHK見学、東京ドームの野球観戦、東京ディズニーランド
についての勉強でした。
買ってくるお見上げについて親子で相談しました。...裕生は、あまり興味なし....
修学旅行は、楽しみにしているのですがお見上げを買うことに関しては全然興味なし
先生の用意したパンフのコピーを見ながらほとんど親が決めてしまいました。
修学旅行という興味のある内容ということで先生のお話にもよく反応していたように思います。
この1年間を貴重な時間を大切にして欲しい....

2.PTA総会
 

 PTA総会では、事業報告、決算報告などが行われました。
その後、校長先生から個別教育計画が今年で3年目を迎えると言うことと
子供たちの能力と希望進路によって3コースに分けた指導を行うということ
についての簡単な説明がなされました。

1. 卒業後の一般就労を目指すコース
2.授産施設、作業所など数年後に就労を目指すコース
3.日常生活においての自立を目指すコース

上記の個別教育計画...と言うのは、私たちの認識しているIEP(個別教育計画)とは
異なっているようです。
第一に学校と親とのコミュニケーションが非常に乏しく、生徒に応じた短期、中期、長期の
目標を設定してそれに向けての細かな計画を立てて実践していくと言う形をとっているようには
思えないからです。
それには、教師間、教師と親の間での綿密なディスカッションが不可欠だからです。
3年目と言う言葉にちょっと驚きを覚えました。
確かに入学した当初に比べて積極的に生徒達にアプローチしている先生が目立つようには、なったのですが
IEP(個別教育計画)とは、考えにくいのです。

コース分けにおいても事後承諾ではなくてもっと親からの意見を聞く機会を
設けて欲しかった。

入学してから今まで常に思うことは、親との話し合いの場があまりにも少なすぎること
その機会を得ても時間が限られていて十分に納得できるものが得られないことです。

今回、怖いと思ったのは、3年にもなると何を今さら...言っても仕方がない...
こんな気持ちがふっと湧いてきてしまうことです。

自分でも総会のあと自分の気持ちに腹立たしく、反省反省....です。

3.進路説明会

 新年度から、進路担当になられた先生からお話がありました。

一般就労も含めて卒業後の進路は、極めて厳しい状態であること、
親のいっそうの努力を求める内容でした。
ここ、毎年の就職状況を見ると40名前後の卒業生のなかで
10名前後の生徒が就職できているということでしたが
昨年度も補助金なしの本採用は、1名でした。
実際に会社が賃金を払う状況の就職は、1名ということです。

さらに、施設の状況もほとんどの施設で定員いっぱいの現状で卒業から
スムーズに進路が開けるケースは、非常に少数であるということです。

これらの現状から小規模作業所がこれからも増えていくであろうという
お話でしたが小規模作業所の厳しい現状を考えると
本来目指すべきシステムをもっと親、行政の間で
探り、追及していかなくては明るい未来は、あり得ないのです。

4.学級懇談会

 クラスに帰って保護者とクラスの担任、副担任の先生との
懇談がありました。

修学旅行についての説明と帰ってからの現場実習、卒業後の進路について
話しました。
修学旅行については、別に心配するようなこともないだろうと言うことでした。

現場実習は、私たちが見学してお願いしてきた”すだち苑”にお世話になることを
説明しました。ただ、裕生の苦手な農耕作業が主になるので問題は、その点に
なるということをお話しました。

卒業後の進路は、まだ、白紙の状態であること進ませたい、進むことができる
場所が無い状態であることだけを説明しました。
今まで親が納得できる道を歩んできた裕生です。
これからも可能なかぎり彼に合った道を追い求めていきます。





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