国府養護学校高等部卒業式！/'00.3.14！

• 卒業..そして次のステップへ！

　 
　あっという間の3年間が過ぎてしまいました。
不安が70％の中からスタートした単独JR通学、寄宿舎での生活
少しずつ成長してきた親と子
懸命に歩んできたと思います。
惜しみないサポートを続けていただいた先生方と
図子君、図子君といつも声をかけてくれていた有人達
彼らもまた驚くほどの成長を見せてくれました。
卒業式での在校生の送る言葉、卒業生のお礼の言葉
本当に素晴らしい、堂々としたひとつひとつの言葉に
胸が熱くなりました。
卒業後は、33名がそれぞれの道を歩みはじめます。
職場に施設に作業所、良育相談と言うかたちでの通所
自宅での準備をへての出発、
それぞれに新しい出会いと良き支援者に恵まれますように！

裕生を含めて彼らは、わたしたちの心を温かくしてくれる
素晴らしい才能を持っています。
彼らをサポートしながら社会を構成していくことが
今、何かを忘れてしまっているこの社会を立て直す
大きな力になると思うのです。
そのためには、地域で根を張り生活していくこと
連携を保ちながらひとつひとつステップアップしていくことが
彼らを含めて社会全体にとって大切なことです。

さあ！街に出ましょう！
嫌な思いもするでしょう、腹も立つでしょう
そんな中で堂々と生活していきましょう。
理解者、支援者を増やし
物理的なバリアフリーから精神的、内面的なバリアフリーを
実現していきましょう。
私たちの心を洗ってくれる彼らの大切さを理解する人が増えたとき
もっともっと落ち着いた、地に足のついた
産業、文化がこの国に育っていくのです。

次に会う時、いろいろな楽しいこと、嫌なこと元気が出たこと
そんな話がお互いにできることを楽しみにしています。