■ 通所授産施設 まゆやま学苑 社会福祉法人眉山福祉会





「施設もまた建物ではなく、人によって生きるのです!」

 授業参観の後、少しの時間でしたが
裕生の実習先ということもあって見学させていただきました。
 "第一印象" は、その場の内容を良く伝えてくれるものです。
作業中の空気がお話しを聞く前に私たちに教えてくれるのです。

 実際、迎えてくださった苑長、案内をいただいた指導員の方々、
それぞれに 愛情豊かな話し方、苑生、裕生達実習生を注意深く観察し
彼らの適性をつかもうとする姿勢に
私たち両親も期待以上の満足感を得られたのです。

 作業内容は、仏壇の部分的な組立、
ボルト、ナットなどを入れる段ボール箱の 組立、
手すき和紙を使ったハガキ製造、
需要に応じた縫製品、ハンガーの部分形成など....
各部所でそれぞれの適性に応じた作業をしていることで 
各自の能力を発揮できているようでした。
  しかし、常に新しい、時代に適応していく仕事の対象を
開発する努力が施設の運営において不可欠のものであることは
指導員の方の言葉によってもその難しさとともに 
考えさせられました。

 この学苑のみなさんの親と同じくらいに、いや、親以上に
苑生の方々を良く知っておられる事に驚きました。
裕生の実習中に指導していただいた指導員の方のお話しからも
短い期間の間に裕生を観察し、長所を引き出そうとする姿勢に
将来の希望を見いだしたような思いさえしました。

 「まだまだ、仕事と言うには、可哀相なくらい若い(子供)し
これから、もっともっと伸びる可能性があると思います。
子供さんを見ていると御家庭が見えてくるようで、
今までの環境、育て方が良かったのでしょう。」
という言葉をいただきました。

親をその気にするのも上手な方々なのかも知れませんが
そのまま素直にいただきました。


   

       

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