川口オートへの道!

思い起こせば1年と一月前、アイドルから、オートレーサーへと華麗なる転身を遂げた森且行は、よりにもよって練習中に事故を起こし、入院。再起不能か!?などというとてつもない噂をまかれながらも、手術、リハビリを乗り越え、無事にオートレーサーとしての選手登録を果たした。

デビュー戦は、97年7月6日。それに先立ち、5日には、挨拶があるという。

…行かねばなるまい…!
おまえ香川県に住んどんちゃうんかー、ゆん(笑)

7月5日(土)

高松→東京の、朝1の飛行機は7時40分。7時20分にはつきたいから、家を出発するのは、なんやかんやで6時半。…やのに、なんでおまえまだ荷物詰めよんやー!ゆん。何で前の晩からせんのやー、ゆん。5時から女ねずみ小僧見とる場合かー、ゆん。
やばいやばいとなりながら、激烈森ファン、早騎さんを拾い、空港へ。なんやかんやゆーても飛行機には楽勝で間に合い、無事に旅は始まった。

東京着。ホテルは池袋である。JRの乗り換えがいやん、というワガママな理由から、リムジンバスで池袋に行き、ホテルに荷物を預けた二人の行き先は!
川口ー!ではなく、恵比寿ーっ!である。なぜ、恵比寿か。恵比寿には、ジャニーズファミリークラブがあり、そこで売られている写真が新しくなったという情報を哉子様から聞いたからだ!哉子様、ありがとうございました!
今、ファミクラで売られているのは、去年の夏コン、その前の冬コン(森くん入り)、そして最新は、去年10月の野球大会だ!ヘッド二人がパフィとして踊り狂い、3人がまともにしてるというナイスな全体写真もあるぞ!平日に時間の余裕のある人!行って見てちょ!

ここで、11時35分。森くん挨拶の予定が13時過ぎ。間に合うのか…!?と思いながら、元来た道を戻る。
恵比寿から川口まで行く方法。
その1.なんとしてでも池袋まで戻る。そこから、埼京線、京浜東北線を乗り継ぎ、川口へ。
その2.最初っから、埼京線に乗り、赤羽まで行く。そこから京浜東北線を…以下同じ。

池袋から恵比寿に向かう時、埼京線という線があることを知らなかったため、よっしゃ帰りはこれで!と思っていたら、何?11時55分発?何分で帰れるんか知らんけど、山手線は18分やぞ。出るより先に池袋つくやんけ。確信はないけど、池袋から出る埼京線はもっと数が多いんやわ。そやそや。山手線で帰ったれ!(ほんまかどうか解りません。詳しい人、笑ったってくらさい)
18分後、池袋着。12時8分発の埼京線に乗り換え、3つ目の赤羽(9分で着)で京浜東北線に乗り換え。…の、乗り換え…、のぉーり、か、えぇーっ!
遠いわ、アホーッ!!
最悪や!今の赤羽駅!工事中で、3階建てになってんねん!3階から1階に降りて、また3階まで上がらなあかんねん!許されん…!足、だるいっちゅーねん!

さて、川口には、川口駅と、西川口駅がある。聞くところによると、西川口駅から川口オートへの無料送迎バスが出ているが、それは大混みだろうと言う予想があった。それなら、一つ手前の川口駅で降りて、そっからタクシーだ!てな訳で、赤羽から一つ隣の川口(3分で着)で降り、タクシーに載った訳である。
この時点で、12時38分。一体、どれくらいの時間がかかるものやらさっぱり解らないが、道は結構混んでいて、もしこれで間に合わなかった、何しに来たんか解れへん…!という静かな焦りとともに、タクシーは進む。『オートレース通り』という素敵な通りを経て、あぁ!あれが川口オート!15分後の事であった!

入場口前では、兄ちゃんがオートの新聞を売ってるが、これが1部400円。高いっすぅー。でも今回は、当然ながら森くんの写真が載ってるため、買うわ、買うわ(笑)基本的な内容は一緒なのに(その日のそれぞれのレースの出走選手と、予想)、何3紙も買おてんねん(笑)

入場料は100円。これで中に入り、えーっと…どこに行けばいいのかな…?と建物に入った途端!流れてる曲は、SMAP『Don't cry baby』(笑)す、素敵…!しかし選曲が笑える(笑)あぁ、『エンジェルの秘密』じゃなくってよかった(笑)

森くんは7レースの後で挨拶するんだ、と思っていた私だったが、それは私の勘違い。正式には、『7レース試走後』。これは、6レース終了直後に、7レースに出る選手がお客さんの前で走ってみせるようなものらしい。私たちが到着したのは、6レースの前。スタンドには、選手の垂れ幕が下がってたりするが、その中に森くんのものも!スタンドの正面には、女の子が一杯!私たちもなるべく中央に近づく。そこに、Major通信東京支局、いわしくんより電話。会社のバーベキュー大会in葛西臨海公園に参加しており、森くんの挨拶が聞きたいから、時間になったら電話をかけろと言う(笑)よっしゃOK!待ってろよ!

なんてやってるうちに6レーススタート。森くんの同期生が走ってるのを応援した。1周500mのコースを6周する、というレースで、レベルによって、30メートルだの、40メートルだののハンデがつけられる(スタート位置が後ろになる)。森くんの同期は、当然、ハンデ0。目の前で、かなりのスピードでかっとぶマシンを見ると、うぉー!こりゃ迫力あるーっ!今にも地面にぶっ倒れそうなほど体を倒し、ここで転んだら、シャレんならん!と十二分にびびらされた。シャレにならんと言えば、選手の年齢、シャレにならん。最年少19歳はいいとして、最年長64歳!64歳っ!走るな、走るな!

森くんの同期は、残念ながら3位以内には入れなかったが、もう、私らそれどころじゃない。も、森くんがいつ出るか!いつ出るか…!と気ばかり焦る。
コース中央には、マスコミが集結。白いお立ち台が、コース上に置かれ、いかにも森くんの好きそうな(???)薄いパープルのボディコン系スーツを着たお姉ちゃんが、花束を持って登場。

どこ、どこ!といわしくんに電話をしながら森くんを探すと、どうやら先ほどのレースで走り終えたバイクが入っていったゲート辺りに人が集まってる…!って事は『エンジェル』と登場か!?

そして、森くんは登場した。

真っ白なヘルメットに、真っ白なライダースーツで。エンジェルに乗って。

コースを1周して、中央でメットを外した時。
1年と1カ月、待ちに待った悲鳴のような声が上がった。髪は少し長くなってきつつあり、きりっとした表情。か、カッコええーっ!白いお立ち台の上で、正面、右、左とお辞儀をし、花束を受け取る森くん!
司会者より、質問を受ける森くん!
「デビュー戦ですが、どうですか?」「緊張しますね(女の子の叫び)」
「川口は、(筑波に比べて)どうですか?」「最初は走路とかが違ってとまどったんですが、ちゃんと師匠の言うことを聞いて、そしたら、慣れてきました」
「愛車、エンジェルの由来は?」「色々由来はあるんですけど、一番の由来は、師匠が(オートの)神様と呼ばれている人なので、その子供になれるようにと言うことで」
「最後にファンに一言「「はい。まぁ、すぐには結果は出せるかどうか、ちょっと心配なとこなんですけど、長い目で見て応援して下さい。よろしくお願いします」
ここで、エンジェルに戻り、なんと!メットなしでコース1周!うきゃー!メットなし!かっちょえーっ!!だって、今度、メットなしで走ってくれることなんてないぜぇー?カッコよかったぜぇー!?
また、運のいいことに、私たちの前で、こっちを向いてくれて!きゃーっ!きゃ、きゃーっ!激烈森ファンの早騎さんは、森運のない女でもあり、コンサート中でも、あ!森くんっ!って思うと、スピードアップして通過していく。ひどい場合はUターンかまされる事なんぞ日常茶飯事だったというのに!あぁ、森くんありがとおぉ!

そして、森くんは出てきたゲートに帰っていったのであった…!

早騎さんマジ泣き。

そら、そーやがな!1年と1ヶ月!生森に至っては、1年と3ヶ月ぶりやぞ!泣くっちゅーねん!そら当たり前やっちゅーねん!

ほんまにもお!これやけんB型は大変なんじゃわ!

さて、ちょっと落ち着いた後、私たちは第7レースの車券を買いに行った。行ったはいいが、何を買えばいいか解らない。競馬だと、自分でカードに記入するのだが…。と、新聞を見つめて悩む二人。すると、突然、見知らぬおばちゃんと、警備員のおじちゃんがやってきて、二人がかり教えてくれた。オートの人たちは親切だと聞いたことはあるが、まさかそこまでとは(笑)そのおばちゃんにいたっては、一人一人の経歴だの、成績にも詳しく、森くんの同期だったら、この子が早いだの、森くんの走りはどうだの、詳しい、詳しい!来てるTシャツは、チャンピオンシップのTシャツだ(笑)
このおばちゃんのお勧めに従い、森くんの同期、若井友和から流して、6−6、6−4、6−3、6−1を、各100円ずつ400円を買った。するってぇと6−3が来たんだわ!6−3が!ただし、これは枠番のため、森くんの同期が買った訳ではないのだった…。払い戻し金580円!ってことは、180円の儲け!やたっ!
飛行機で行ってるけど。駅からタクシー乗ってるけど。

後は、明日の予定をたてるだけ!知りたいことは、1〜3レースのうち、森くんが何レースで走るかって事と、何時くらいに来ておけばいいのかって事と、どういう来かたをするのがいいのかって事。
で、これらを、新聞売ってるおばちゃんにうかがったところ、森くんは1〜3レースのうちどれかは解らない。1レース目が11時から始まるから、10時半くらいじゃないかな?とのこと。やってくるのは、今日私たちがやった方法、すなわちタクシーでよかろう、とのこと。
おばちゃんは、新聞を買った私たちに、赤鉛筆をくれた!よっしゃ、明日はこれを耳に挟んで、本気のゲームだ!

なお、森くんのライダースーツは、なんでも本人のデザイン。真っ白で、背中に両肩から、腰までの大きな、シルバーのV。パンツには、脇に、縦に、KATSUYUKIの文字。後ろにも黒のラインが縦に入っていて、裾のところにピースサイン。Vサインちゃうで。

ホテルに帰ってかた見たテレビ埼玉のオートレース番組によると、森くんは、3レースの3番で走ることになりそうとのこと。この番組の解説者が語った森くんは、技術面では山あり谷あり、問題山積だが、あぁいったメジャーの世界のピークから、オートの世界に飛び込んできたという事で、メンタル面がただ者ではない。師匠もいいものを持っていると言っていたので、本人が言った通り、長い目で見ていけばいいのではないか、って感じであった。

よしモリカツ!ようやくこれで君も夢に向かって踏み出した訳だ!怪我せんように、しっかり走れよ!

てな訳で、明日の、森且行デビュー戦への道をお楽しみに!

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