York Hospitalからのお客様

10月4日、5日イギリスYork Hospitalから上級看護師Vikkiさんと臨床心理士Jessさんがとみおか内科を訪問くださいました。

この日の為に、スタッフ総動員でおもてなしを考え当日を迎えました。私はスマホのアプリを駆使して英作文に取り組み、息子の新品同様の英和辞書を引っ張り出し悪戦苦闘しながら資料を仕上げましたが自信はなく、最後は冨岡先生に無理をお願いして添削してもらいようやく英作文を仕上げることができました。

当日は努力の甲斐もむなしく、私の英語の発音まずかったのか相手に上手く内容が伝わりませんでした。通訳の方に大変お世話になりました。通訳の方は頭の回転が早く知的でとても素敵な方でした。(冨岡先生の娘さん(^^♪)。

イギリス医療では政府が運営する国民保健サービスを利用します。国民はまず住んでいる地域の医療機関を受診し、高度な治療が必要と判断された場合は専門医のいるYork 病院のような大きな病院に紹介されます。現在イギリスでは380万人糖尿病の患者さんがいて2030年には460万人に増加するといわれているそうです。その為、早期から治療に介入することで合併症を減らし医療費を削減する取り組みに様々な角度から尽力しているそうです。York病院では、糖尿病と内分泌が専門の医師、専門看護師、上級栄養士、臨床心理士、薬が処方できる看護師、チームを統括するマネージャーなど8名が1チームとなって患者さんの治療にあたるそうです。臨床心理士(クリニカルサイコロジスト)とは日本ではあまり馴染みはありませんが、大学で専門分野として修士、博士課程を修了し、定期的な研修を積み重ねている非常に高度な専門職だそうです。

講演を通して、風習も文化も違うけれど、患者さんや医療スタッフの抱えている悩みは共通するところもあると感じました。私は患者さんに安心して通院頂けるよう縁の下の力持ちとして頑張らねばと思いました。


  staff  J.



2019年10月08日