WRC (WORLD RALLY CHAMPIONSHIP)News
2000年7戦から9戦まで
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WRC1-3 WRC4-6 WRC7-9 WRC10-14 | |
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■ RALLY FINLAND 情報(00.8.21 6:01 AM)
Result Event timetable Entry list
2000年8月18日 フィンランド 1-10 128,10km
コースコンディション 気温 天候 LEG1総走行距離
ドライ 20-25℃ 晴れ一時曇り 456.10km
真冬のニュージーランドから約一ヶ月、晩夏のフィンランドに舞台を移し、シュコダを除く6ワークス12名のワークスドライバーが揃った。平均時速120キロを超えるハイスピード、幾千のジャンプで名を轟かせる「フィンランドラリー」がフィンランドの首都ヘルシンキから北方250キロにあるユバスキラを拠点として始まった。過去にこのラリーは、北欧のドライバー以外が優勝したのは2人(D・オリオール、C・サインツ)だけという、地元のドライバーが圧倒的な強さを見せつけてきた。観客も家族ずれが多く、各SSでコースに溢れ出しそうなくらい押し寄せ、毎年の事ながらラリー大国「フィンランド」を感じる。国民的大イベントに違いない。
ここのコースはグラベルにして路面がターマックのように硬く、ハイスピードコースとあいまって相変わらずの「サーキットレース」ラリーである。ユバスキラをスタートとしてこの日は、10ステージで繰り広げられた。
昨年スバルワールドラリーチームは、J・カンクネンが優勝、R・バーンズは僅差の2位と非常に相性のいいラリーだけに今年も十分にチャンスがある。
英国人初優勝を狙うドライバーズポイントトップのR・バーンズは1番手スタートの不利(砂利かき)を感じさせることなく、タイヤ選択も好調。3回目の出場という不利も感じさせることもなくSS6、7、9でベストタイムを叩き出し、終始安定した走りでトップM・グロンホルム(Peugeot)から4.9秒差の総合2位で初日を終えた。明日は2番手と絶好のポジションからのスタートとなる。
昨年の優勝者、J・カンクネンはSS1でパンクに見まわれるが、最小限のタイムロスで走りきり大きな問題にはならずに済んだ。最初からコンスタントにタイムを出し、トップから42.8秒差の総合5位で初日レグ1を終えた。
ラリーを終始リードしたのはドライバーズポイント2位のM・グロンホルム(Peugeot)。SS1からSS5、そしてSS8と6SSでそれぞれベストタイムを叩き出した。総合1位で初日を終えた。
H・ロバンペッラ(Toyota)もノンワークスながら終始安定した走りで各ワークスチームの上をいくタイムを連発して、総合3位につけた。C・サインツ(Ford)はSS2でエンジンが止まってしまい大きくタイムロスをしてしまった。幸い、初日に有力ドライバーにはリタイアはいなかった。
順位 ドライバー 車両 タイム(2位以下はトップとの差)
1位 M・グロンホルム(Peugeot) プジョー206 1時間03分22秒4
2位 R・バーンズ(Subaru) スバルインプレッサ +4秒9
3位 H・ロバンペラ(Toyota) トヨタ・カローラ +25秒5
4位 C・マクレ−(Ford) フォードフォーカス +33秒3
5位 J・カンクネン(Subaru) スバルインプレッサ +42秒8
6位 T・マキネン(Mitsubishi) ミツビシランサー +45秒2
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ドライバー 車両
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2000年8月19日 フィンランド 11-18 165.11km
コースコンディション 気温 天候 LEG2総走行距離
ウエット・ドライ 17-22℃ 曇り一時雨 694.90km
第50回フィンランドラリー2日目。朝6時ユバスキラを各車スタートした。
スタート時は曇り空の隙間から晴れ間がのぞいていたが、昨夕の雨で場所によっては路面はウエットだ。予報では今日も午後から雨だ。
昨日のR・バーンズは先頭スタートで「砂利かき」の不利を強いられたが、この日は2番手スタートということでR・バーンズにその心配はない。Leg2最初のステージは、フィンランドラリーで2番目に長い30.34KmのステージSS11でトップM・グロンホルム(Peugeot)に4.8秒差の2位と順調にスタートを切ったが、なんとR・バーンズはフライングフィニッシュ(計時)後、タイムカードに記録するタイムコントロールまで僅か400メートルのところで崖下に落ちてしまいここでリタイアとなってしまった。過去に単純ミスによるリタイアがなかったR・バーンズだが「極度の緊張の後に一瞬、気が緩んでしまうことがあるんだ」と僚友J・カンクネンがコメントしている。幸いR・バーンズとR・レイドにはけがはなかった。これでR・バーンズは3戦連続のリタイアとなってしまった。
初日トップのM・グロンホルム(Peugeot)はトップタイムはSS11、16、17、18と叩き出し、R・バーンズがリタイアしたこともあるが、2位以下との差は50秒以上に広がった。ノンワークスながら2位と大健闘のH・ロバンペラ(Toyota)の活躍が目立った。C・マクレ−(Ford)はR・バーンズに変わり英国人初のフィンランドラリー優勝を狙える位置で最終日を迎える。昨日は有力ドライバーにリタイアはなかったが、この日は、SS10でT・ガルデマイスター(SEAT)が電気系のトラブルでリタイア、SS11でF・ロイクス(Mitsubishi)がコースオフによるエンジントラブルでリタイアとなってしまった。
J・カンクネン 「今日は色々あったけど、これで終わりではないから最後まであきらめずに頑張るよ。最後まで走ることは今後の役にも立つからね。」
STI山田剛正「今日は本当についていなかった。メカニック達も本当に良くやってくれている。今シーズンは前半調子が良く、ここの所ついていないので神様は本当に皆に平等だと思う。明日J・カンクネンは1Pでもとってくれると思う」
順位 ドライバー 車両 タイム(2位以下はトップとの差)
1位 M・グロンホルム(Peugeot) プジョー・206 2時間24分33秒0
2位 H・ロバンペラ(Toyota) トヨタ・カローラ +56秒2
3位 C・マクレ−(Ford) フォード・フォーカス +1分13秒1
4位 T・マキネン(Mitsubishi) ミツビシ・ランサー +1分25秒8
5位 S・リンドホルム(Peugeot) プジョー・206 +1分36秒3
6位 F・デルクール(Peugeot) プジョー・206 +2分49秒3
10位 J・カンクネン(Subaru) スバル・インプレッサ +5分42秒0
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ドライバー 車両
F・ロイクス(Mitsubishi) ミツビシ・ランサー エンジン
R・バーンズ(Subaru) スバル・インプレッサ コースオフ
T・ガルデマイスター(SEAT) セアト・コルドバ 電気系
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2000年8月20日 フィンランド 19-23 116.97km
コースコンディション 気温 天候 LEG3総走行距離
ウエット・ドライ 17℃ー22℃ 晴れ 529.14km
第50回フィンランドラリー最終日。天候は晴れ、気温はこの時期としては肌寒い15℃の中、朝6:00各車ユバスキラをスタートした。昨夜の雨で路面はウエットだ。最終日は距離のある5ステージで熱戦が繰り広げられた。
この日、首位でスタートしたM.グロンホルム(Peugeot)は終始ラリーをリードし優勝を飾った。2位には最終SS23でトップタイムを出し、逆転でC・マクレ−(Ford)、3位にはノンワークスながら健闘したH・ロバンペラ(Toyota)、4位にはT・マキネン(Mitsubishi)5位には今回ワークスエントリーのS・リンドホルム(Peugeot)が入った。
ドライバーズポイントはM・グロンホルム(Peugeot)が10P獲得して、R・バーンズを抜きトップ。マニファクチャラーズポイントは
6P獲得したフォードがスバルに3P差をつけてトップに踊り出た。2位はスバル、3位は13Pを獲得したプジョー、4位は4P獲得したミツビシの順となった。
J・カンクネン「R・バーンズはリタイアするし、自分はパンクするし本当についていなかった。でもマニファクチャラーズポイントを2P獲得でき、チームに貢献できて良かった」
STI山田剛正「R・バーンズは成長する過程で必ずおきる事がこのラリーでおきてしまったが、けががなく幸いだった。J・カンクネンにはかなりプレッシャーをかけたがベテランらしい走りで2Pを稼いでくれた」
順位 ドライバー 車両 タイム(2位以下はトップとの差)
1位 M・グロンホルム(Peugeot) プジョー・206 3時間22分37秒1
2位 C・マクレ−(Ford) フォード・フォーカス +1分06秒2
3位 H・ロバンペラ(Toyota) トヨタ・カローラ +1分09秒6
4位 T・マキネン(Mitsubishi) ミツビシ・ランサー +1分38秒7
5位 S・リンドホルム(Peugeot) プジョー・206 +2分06秒0
6位 F・デルクール(Peugeot) プジョー・206 +5分05秒0
7位 P・ハグストローム(Toyota) トヨタ・カローラ +5分16秒5
8位 J・カンクネン(Subaru) スバル・インプレッサ +5分52秒9
9位 A・マクレ−(Hyundai) ヒュンダイ・アクセント +6分09秒1
10位 M・マーチン(Toyota) トヨタ・カローラ +6分50秒6
1位 M・グロンホルム プジョー 44
2位 R・バーンズ スバル 38
3位 C・マクレ− フォード 36
4位 C・サインツ フォード 27
5位 T・マキネン ミツビシ 26
6位 J・カンクネン スバル 18
9位 新井敏弘 スバル 4
フォード 63
スバル 60
プジョー 54
ミツビシ 33
シュコダ 8
セアト 7
ヒュンダイ 5
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ドライバー 車両
T・ガルデマイスター(SEAT) セアト・コルドバ 電気系
F・ロイクス(Mitsubishi) ミツビシ・カリスマ エンジン
R・バーンズ(Subaru) スバル・インプレッサ コースオフ
Rd9 フィンランドラリー
事前情報
2000年8月10日
2000WRC Rd9 50thフィンランドラリー
平均速度はオーバー120km、数えきれぬ程のビッグジャンプ、『ユバスキラ・グランプリ』の異名をとる第50回フィンランドラリーが、8月18日(金)から始まる。
このラリーで一番必要なことは、コースを熟知していること。過去49回の歴史の中で、北欧ドライバー以外が優勝したのは、わずか二人。
昨年『スバル・ワールドラリーチーム』は、フィンランドの英雄、ユハ・カンクネンが優勝し個人最多となるWRC通算23勝目を記録した。そして驚くべきは、わずか2度目の出場、リチャード・バーンズが2位に入ったことだ。
R.バーンズは、J.カンクネンの走行ラインをトレースするという頭脳的な走りで、コースに対するハンディを見事克服してみせたのだ。
一般には、フィンランドラリーは小雨でやや湿った路面が最もグリップがよいとされる。もし晴ならば先頭でスタートするR.バーンズは、アクロポリスやニュージーランドのように、コース上の砂利掃きをするはめとなってしまう。逆に雨ならば出走順は影響なくなるので、できればウェットでの戦いを望みたいところだろう。
「トラブルは、フライホイールの軽量化によるもので、既に問題は解決済み」とD・ラップワースがコメント。
ここ2戦優勝から遠ざかっているだけに、フィンランドラリーでは、是非優勝争いを繰り広げてもらいたい。
三菱、セアトは、改良型のマシンを投入、プジョーは、フランス人のデルクールに変え、フィンランド人のリンドホルムをワークスノミネート。ワークス以外に14台のWRカーがエントリー。その内、フィンランド人ドライバーは5人、この中から表彰台に立つドライバー現れる可能性もじゅうぶんある。
日付 LEG SS 時間 総走行距離
8/16 Shakedown km
8/18 LEG1 1-10 10:00Start 456.10km
8/19 LEG2 11-18 06:00Start 694.90km
8/20 LEG3 19-23 06:00Start 529.14km(日本との時差は−6時間)
No |
Driver/Co-Dr |
Team |
Nat |
car |
Class/Group |
Pos |
1 |
TOMMI MAKINEN RISTO MANNISENMAKI |
MARLBORO MITSUBISHI RALLIART |
FIN/FIN |
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION |
A8 |
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2 |
FREDDY LOIX SVEN SMEETS |
MARLBORO MITSUBISHI RALLIART |
B/B |
MITSUBISHI CARISMA GT |
A8 |
|
3 |
RICHARD BURNS ROBERT REID |
SUBARU WORLD RALLY TEAM |
GB/GB |
SUBARU IMPREZA WRC2000 |
A8 |
|
4 |
JUHA KANKKUNEN JUHA REPO |
SUBARU WORLD RALLY TEAM |
FIN/FIN |
SUBARU IMPREZA WRC2000 |
A8 |
|
5 |
COLIN MCRAE NICKY GRIST |
FORD MOTOR CO LTD |
GB/GB |
FORD FOCUS WRC |
A8 |
|
6 |
CARLOS SAINZ LUIS MOYA |
FORD MOTOR CO LTD |
E/E |
FORD FOCUS WRC |
A8 |
|
7 |
DIDIER AURIOL DENIS GIRAUDET |
SEAT SPORT |
F/F |
SEAT CORDOBA WRC E3 |
A8 |
|
8 |
TONI GARDEMEISTER PAAVO LUKANDER |
SEAT SPORT |
FIN/FIN |
SEAT CORDOBA WRC E3 |
A8 |
|
9 |
SEBASTIAN LINDHOLM JUKKA AHO |
PEUGEOT ESSO |
FIN/FIN |
PEUGEOT 206 WRC |
A8 |
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10 |
MARCUS GRONHOLM TIMO RAUTIAINEN |
PEUGEOT ESSO |
FIN/FIN |
PEUGEOT 206 WRC |
A8 |
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11 |
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12 |
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13 |
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14 |
KENNETH ERIKSSON STAFFAN PARMANDER |
HYUNDAI CASTROL WRT |
S/S |
HYUNDAI ACCENT |
A8 |
|
15 |
ALISTER MCRAE DAVID SENIOR |
HYUNDAI CASTROL WRT |
GB/GB |
HYUNDAI ACCENT |
A8 |
|
16 |
PETTER SOLBERG PHILIP MILLS |
FORD MOTOR CO LTD |
N/GB |
FORD FOCUS WRC |
A8 |
|
17 |
HARRI ROVANPERA RISTO PIETILAINEN |
HARRI ROVANPERA |
FIN/FIN |
TOYOTA COROLLA WRC |
A8 |
|
18 |
FRANCOIS DELECOUR DANIEL GRATALOUP |
PEUGEOT ESSO |
F/F |
PEUGEOT 206 WRC |
A8 |
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19 |
TAPIO LAUKKANEN KAJ LINDSTROM |
TAPIO LAUKKANEN |
FIN/FIN |
FORD FOCUS WRC |
A8 |
|
20 |
MARKKO MARTIN MICHAEL PARK |
LUKOIL EOS RALLY TEAM |
EE/GB |
TOYOTA COROLLA WRC |
A8 |
|
21 |
PASI HAGSTROM TERO GARDEMEISTER |
PASI HAGSTROM |
FIN/FIN |
TOYOTA COROLLA WRC |
A8 |
|
22 |
JANNE TUOHINO MIIKKA ANTTILA |
JANNE TUOHINO |
FIN/FIN |
TOYOTA COROLLA WRC |
A8 |
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23 |
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24 |
ABDULLAH BAKHASHAB BOBBY WILLIS |
TOYOTA TEAM SAUDI ARABIA |
SA/GB |
TOYOTA COROLLA WRC |
A8 |
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25 |
JOUKO PUHAKKA TOMI TUOMINEN |
TRI-RACING TEAM |
FIN/FIN |
MITSUBISHI CARISMA GT |
N4 |
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26 |
MANFRED STOHL PETER MULLER |
MANFRED STOHL |
A/A |
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION VI |
N4 |
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27 |
JUUSO PYKALISTO ESKO MERTSALMI |
TEAM MITSUBISHI RALLIART FINLAND |
FIN/FIN |
MITSUBISHI CARISMA GT |
N4 |
|
28 |
JANI PAASONEN JAKKE HONKANEN |
TEAM MITSUBISHI RALLIART FINLAND |
FIN/FIN |
MITSUBISHI CARISMA GT |
N4 |
|
29 |
GUSTAVO TRELLES JORGE DEL BUONO |
GUSTAVO TRELLES |
ROU/RA |
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION VI |
N4 |
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30 |
RAPHAEL SPERRER PER CARLSSON |
RAPHAEL SPERRER |
A/S |
SEAT CORDOBA WRC E3 |
A8 |
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■ NEWZEALAND RALLY 情報(00.7.19 6:37 AM)
Result Event timetable Entry list
Rd8 ニュージーランドラリー Vol.4
2000年7月16日
2000年WRC第8戦 30thニュージーランドラリー
開催日 開催国 SS総数 SS総走行距離
2000年7月16日 ニュージーランド 18-24 79.18km
コースコンディション 気温 天候 LEG3総走行距離
ドライ 14℃ 曇り・強風 424.35km
第30回ニュージーランドラリー最終日。天候は曇り、しかしすぐに強風、小雨と変わっていった。
午前7:00全車オークランドをスタートして、南方20Kmのマヌカウでこの日、最長のSS18(31.24km)、を走り尚かつ南方50Kmのテ・カウワタを舞台に6ステージで最終日の熱戦が繰り広げられた。
最終日を3位で向かえたR・バーンズは、最初のステージSS18で、とステージ半分ぐらいまではA.マクレー(Hyundai)に14秒程差をつけていたが痛恨のスピンを喫し、トップA.マクレーに11.9秒差の6位。そしてSS19ではトップタイムをマークし逆転優勝の期待を持たせたが、なんとSS20でパワーステアリングにトラブルが発生してしまい無念のリタイアとなった。
一方J・カンクネンは、この2日間自分のペースでラリーを展開してきた。常に上位のタイムを出し、総合5位からのスタートとなった。SS19ではステージ3位のタイムを出し、「これからだ」という時に、なんとR・バーンズと同じパワーステアリング系トラブルでR.バーンズと同じSS20でリタイアとなってしまった。
ドライバーズポイントではR.バーンズはノーポイントに終わったが4ポイント差で依然首位、今回優勝のM・グロンホルムが2位につけている。マニファクチャラーズポイントはC.マクレー、C.サインツ(Ford)が合わせて10ポイント獲得し、フォードは今回ノーポイントのスバルとの差を僅か1P差まで詰めるところまでにした。
この日、首位でスタートしたM.グロンホルム(Peugeot)は2位のC.マクレー(Ford)に追いつめられながらもトップを維持して、優勝を飾った。3位にはC.サインツ(Ford)、4位にはP.ソルベルグ(Ford)とフォード勢が続いた。T・マキネン(Mitsubishi)は初日から運が無くとうとうこの日SS18で大きくコースオフ、2戦連続のリタイアとなってしまった。
次回は第9戦フィンランドラリーに挑む。昨年優勝のJ.カンクネン、スピードコースの好きなR.バーンズが得意としているところだ。
J.スピラー監督 『余りにも突然のことで、対処することが出来なかった。R.バーンズ、J.カンクネン共に本当にすばらしい走りを展開していたので、非常に残念だ。』
順位 ドライバー 車両 タイム(2位以下はトップとの差)
1位 M・グロンホルム プジョー 3時間45分13秒4
2位 C・マクレー フォード +14秒5
3位 C・サインツ フォード +1分18秒4
4位 P・ソルベルグ フォード +3分00秒7
5位 K・エリクソン ヒュンダイ +3分12秒7
6位 P・ボーン スバル +6分54秒6
1位 R・バーンズ スバル 38
2位 M・グロンホルム プジョー 34
3位 C・マクレー フォード 30
4位 C・サインツ フォード 27
5位 T・マキネン ミツビシ 23
6位 J・カンクネン スバル 18
スバル 58
フォード 57
プジョー 41
ミツビシ 29
シュコダ 8
セアト 7
ヒュンダイ 4
ドライバー 車両
T・マキネン ミツビシ コースオフ
A・マクレー ヒュンダイ ミッション
R・バーンズ スバル メカニカル
J・カンクネン スバル メカニカル
Rd8ニュージーランドラリーLEG2
2000年7月15日
第30回ニュージーランドラリー
開催日 開催国 SS総数 SS総走行距離
2000年7月15日 ニュージーランド 9-17 176.76km
コースコンディション 気温 天候 LEG2総走行距離
ドライ・ウェット 11-15℃ 曇り一時大雨 581.42km
第30回ニュージーランドラリー2日目。朝7時、今にも降り出しそうな天候の中、各車オークランドをスタートした。
新井敏弘は「攻め」のラリーを展開したが、SS12でスピンしてロールオーバーしてしまい大幅にタイムロス。幸いサービスまで辿り着きサービスクルーが必至の作業で修理しSS13に向かう事が出来た。しかし、SS14でコーナーにあった石に後輪をぶつけ、サスペンションを壊し後輪が取れてしまい、「3輪走行」を余儀なくされた。そのまま何とかSS14は走りきったが、次のサービスまで辿り着けず、惜しくもリタイアとなってしまった。
レグ1首位のF・デルクール(プジョー)はSS10でギアボックスにトラブルが発生して、トップから9分以上の遅れで何とか走りきったがSS11でリタイアとなってしまった。
順位 ドライバー 車両 タイム(2位以下はトップとの差)
1位 M・グロンホルム プジョー 2時間59分58秒6
2位 C・マクレー フォード +22秒9
3位 R・バーンズ スバル +37秒4
4位 C・サインツ フォード +1分10秒2
5位 J・カンクネン スバル +1分39秒0
6位 P・ソルベルグ フォード +2分50秒3
ドライバー 車両
F・デルクール プジョー ギアボックス
F・ロイクス ミツビシ メカニカル
新井敏弘 スバル ホイール損失
D・オリオール セアト コースオフ
Rd8 ニュージーランドラリー
2000年7月14日
第30回ニュージーランドラリー
開催日 開催国 SS総数 SS総走行距離
20007月14日 ニュージーランド 1-8 117.43km
コースコンディション 気温 天候 LEG1総走行距離
ドライ 11ー16℃ 曇り一時晴れ 610.95km
オークランド南部地方の丘陵地帯を舞台にレグ1は8ステージで構成された。「アイアンロード」と呼ばれる程、路面は硬く、フラットな高速ラリーだが、天候が大きく左右するラリーでもある。各チームともタイヤ選択と天候には最善の注意を払ったが、各チームともタイヤ選択には相当に苦労したようだ。予報では「雨」だったが、ラリー中に降ることは無かった。
R・バーンズは初日、先頭を走らなければならずに「砂利かき」を強いられ、前半はなかなかタイムが伸びずにいた。無線機の故障等もあり、今ひとつリズムに乗れなかった。しかしSS6ではSS3の再走ということもあり路面はクリアになり、R・バーンズはここでトップのF・デルクール(プジョー)に1.2秒差の2番手につけ、スーパーSS のSS7,8では共に3位につけるが前半のタイム差がひびき初日を8位で終える。明日は「砂利かき」をせずにすむ「良い」位置でのスタートが出来る。明日の予報は「雨」だがこのポジションなら「晴れ」てくれた方が、スバルワールドラリーチームにとっては好都合だ(J・スピラー監督)。
一方J・カンクネンは、ベテランらしい走りで徐々に順位を上げ初日を5位で終えた。タイヤが少し合わなかったものの、ノントラブルで走りきり明日は期待ができる。
アクロポリスラリーでは4位という自身最高位を記録し、「何か」を掴んだ新井敏弘はタイヤ選択を誤り、SS5では殆どタイヤのブロックパターンが無くなってしまうなど苦労もしたが、粘りの走りで後半徐々に順位を上げ初日を15位で走り終えた。
初日は、早くから抜け出したF・デルクール(Peugeot)がラリーをリードし首位をキープ、P・ソルベルグ(Ford)が2位で続き、今年絶好調のM・グロンホルム(Peugeot)は3位につけなど若手の活躍が目立った。
J・カンクネン「タイヤがソフトでスピードを上げるが難しかった。今日のポジションには満足しているよ。明日はニュージーランドラリーの山場、車も調子良いし、距離もあるので充分に上を狙うよ」
R・バーンズ「先頭スタートで少しタイムをロスした。無線機の故障があったりしてあまり幸せな一日ではなかった。でも車、チームは万全で、明日は問題なく上を狙える」
新井敏弘「タイヤがやわらかすぎてブロックまで削れてしまった。雨が振るともう少し上とのタイムを縮められそうだ。チームワークが凄く良いのでラリーに集中できる。明日はもう少し上位にいく自信はある」
順位 ドライバー 車両 タイム(2位以下はトップとの差)
1位 F・デルクール プジョー 1時間16分36秒2
2位 P・ソルベルグ フォード +9秒7
3位 M・グロンホルム プジョー +13秒2
4位 C・サインツ フォード +30秒1
5位 J・カンクネン スバル +51秒9
6位 C・マクレー フォード +59秒6
8位 R・バーンズ スバル +1分06秒7
15位 新井敏弘 スバル +2分41秒2
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[ 主なリタイア ]
ドライバー 車両
T・ガルデマイスター セアト パンク
(2000年7月10日)
WRC Rd.8 ニュージーランドラリー
南半球、真冬のハイスピードラリー
マニュファクチャラーズポイント1位でシーズン後半に突入したスバル・ワールドラリーチームは、第8戦、真冬のニュージーランドで必勝を期す。
南半球に位置するニュージーランドは、これから冬本番、ラリーが行われる北島は、雪は降らないものの、この時期は雨が多く、気温は0度まで落ち込む。
ワイドなコースにスムーズな路面、ラリーカーにとっては好条件が揃っているニュージーランドラリー、しかし、雨が降ると、路面は極端に滑りやくなる。そのため、天候にあわせたタイヤ選択、時には、ハンドカットも必要となる。そして、何よりドライバーのマシンコントロールが、勝敗を大きく左右する。
このニュージーランドラリーは、93年、スバル・ワールドラリーチームがグループAレガシィでWRC初優勝を飾った記念すべきイベント、その後も94年、95年、さらに97年と4度の優勝をあげている。
スバル・ワールドラリーチームは、今回も、ドライバーズポイント1位を堅持するR ・バーンズといぶし銀、J・カンクネンの2台体制。そして、ニュージーランド最高のラリードライバー、ポッサム・ボーン、さらに、前回アクロポリスラリーで見事4位入賞を果たしたスパイク・スバルチームの新井敏弘もWRカーで出場する。
ニュージーランド最大の都市、オークランドを起点に4日間、24ケ所のSSが用意されている。
なかでも第2レグのSS12は、WRC最長59キロのロングステージ、ここで、波瀾が起きることが大いに予想される。
トピックス
例年、多くの日本人ドライバーが出場するニュージーランドラリー、今年は7人のドライバーが出場する。
[ スケジュール ]
日付 LEG SS 時間 総走行距離
■ ACROPOLIS RALLY 情報(00.6.12 5:53 AM)
Result Event timetable Entry list
6月11日 ギリシャ 13-19 141.89km
コースコンディション 気温 天候 LEG3総走行距離
ドライ 20℃-35℃ 快晴 442.32km
順位 ドライバー 車両 タイム(2位以下はトップとの差)
1位 C・マクレー フォード 4時間56分54秒8
2位 C・サインツ フォード +23秒1
3位 J・カンクネン スバル +6分38秒3
4位 新井敏弘 スバル +7分40秒8
5位 A・シュワルツ シュコダ +9分11秒10
6位 A・バカシャブ トヨタ +12分54秒9
1位 R・バーンズ スバル 38
2位 M・グロンホルム プジョー 24
2位 C・マクレー フォード 24
4位 T・マキネン ミツビシ 23
4位 C・サインツ フォード 23
6位 J・カンクネン スバル 18
スバル 58
フォード 47
プジョー 31
ミツビシ 29
シュコダ 8
セアト 7
ヒュンダイ 1
ドライバー 車両
R・バーンズ スバル エンジン(ターボ)
6月10日 ギリシャ 6-12 507.36km
コースコンディション 気温 天候 LEG2総走行距離
ドライ 30-38℃ 快晴 159.57km
1位 C・マクレー フォード 3時間01分09秒0
2位 C・サインツ フォード +48秒1
3位 R・バーンズ スバル +3分00秒1
4位 新井敏弘 スバル +7分49秒9
5位 J・カンクネン スバル +7分51秒8
6位 A・シュワルツ シュコダ +8分31秒6-
D・オリオール セアト ホイール損失
M・グロンホルム プジョー エンジン
T・ガルデマイスター セアト ステアリング
開催日 開催国 SS総数 SS総走行距離
6月9日 ギリシャ 1-5 454.73km
コースコンディション 気温 天候 LEG1総走行距離
ドライ・ダスト 30-38℃ 快晴 87.20km
順位 ドライバー 車両 タイム(2位以下はトップとの差)
1位 C・マクレー フォード 1時間04分09秒6
2位 C・サインツ フォード +38秒5
3位 F・デルクール プジョー +1分12秒9
4位 J・カンクネン スバル +2分00秒8
5位 R・バーンズ スバル +2分08秒9
6位 S・フィンレー フォード +3分26秒6
7位 新井敏弘 スバル +3分30秒0
ドライバー 車両
F・ロイクス ミツビシ 駆動系
K・エリクソン ヒュンダイ エンジン
L・クリメント シュコダ ホイール損失
T・マキネン ミツビシ 駆動系
A・マクレー ヒュンダイ
Rd.7アクロポリスラリーVol.1
事前情報
2000年6月6日
初秋のアルゼンチンから約一ヶ月、ヨーロッパで最も過酷なWRCイベントとして知られる第47回アクロポリスラリーが、アテネ北西の山間部を舞台に、6月9日(金)からいよいよ始まる。
前半戦を締めくくる第7戦は、サファリをも凌ぐ“悪路”での闘い。98年、99年と、このアクロポリスラリーを優勝で飾っているスバル・ワールドラリーチームは、インプレッサWRC2000で3年連続5度目の優勝を狙う。
アクロポリスラリーは、鋭く尖った岩がコース上に無数に転がっているため、タイヤ、更に車に与えるダメージは、想像を絶する。ここで優勝するためには頑丈な車と当然ムースタイヤが必要となる。トラブルなしで走りきることは至難の技だ。
トラブルが起きたときのドライバー、チームの対処、判断が勝敗を大きく左右する。昨年はワークス14台中、完走は僅か6台と非常に難しく過酷なラリーだ。
気温は35℃を超え、車内温度は50℃近くまで上昇するためドライバーの体力、そして精神力の強さが要求される。酷暑と岩だらけの悪路、そして埃と各チーム,ドライバーを悩ますであろう。
スバル・ワールドラリーチームは今回も R・バーンズと J・カンクネンの2台体制。
R・バーンズは昨年、移籍後初勝利をこのアクロポリスであげている。またJ・カンクネンもここで,過去2回の優勝経験がある。全く心強い存在である。
今回「スパイクスバルチーム」から、新井敏弘が出場する。昨年は、最終SS途中まで6位を走行。しかし最後の最後、クラッチトラブルに見舞われ9位に終わってしまった。今年は、サファリで6位入賞の実績もあり大いに期待出来る。
今回は、全7ワークスが出場する。それ以外にも10台以上のWRカーがエントリーと、豪華な顔ぶれだ。
[ スケジュール ]
日付 LEG SS 時間 総走行距離
6/7(水)Shakedown 9:00-13:00 km
6/9(金) LEG1 1-5 9:30-20:05 457.88km
6/10(土)LEG2 6-12 7:30-19:30 507.36km
6/11(日)LEG3 13-19 7:30-18:00 442.32km
No. |
Driver/Codriver |
Team |
Nat |
Car |
Cl/Gr |
Pos. |
1 |
MAKINEN Tommi / MANNISENMAKI Risto |
MARLBORO MITSUBISHI RALLIART |
FIN/FIN |
Mitsubishi Lancer Evolution |
A/8 |
|
2 |
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|
|
|
|
3 |
BURNS Richard / REID Robert |
SUBARU WORLD RALLY TEAM |
GB |
Subaru Impreza WRC 2000 |
A/8 |
|
4 |
KANKKUNEN Juha - REPO Juha |
UBARU WORLD RALLY TEAM |
FIN / FIN |
Subaru Impreza WRC 2000 |
|
|
5 |
McRAE Colin - GRIST Nick |
FORD MOTOR Co LTD |
GB / GB |
Ford Focus WRC |
|
|
6 |
SAINZ Carlos - MOYA Luis |
FORD MOTOR Co LTD |
E/E |
Ford Focus WRC |
|
|
7 |
AURIOL Didier - GIRAUDET Denis |
SEAT SPORT |
F / F |
Seat Cordoba WRC |
|
|
8 |
GARDEMEISTER Toni - LUKANDER Paavo |
SEAT SPORT |
FIN / FIN |
Seat Cordoba WRC |
|
|
9 |
DELECOUR Fran_ois - GRATALOUP Daniel |
PEUGEOT ESSO |
F / F |
Peugeot 206 WRC |
|
|
10 |
GRONHOLM Marcus / RAUTIAINEN Timo |
PEUGEOT ESSOt |
FIN |
Peugeot 206 WRC |
A/8 |
|
11 |
SCHWARZ Armin - HIEMER Manfred |
SKODA MOTORSPORT |
D / D |
Skoda Octavia WRC |
|
|
12 |
CLIMENT Luis - ROMANI Alex |
SKODA MOTORSPORT |
E / E |
Skoda Octavia WRC |
|
|
13 |
|
|
|
|
|
|
14 |
ERIKSSON Kenneth - PARMANDER Staffan |
HYUNDAI CASTROL WORLD RALLY TEAM |
GB / GB |
Hyundai Accent |
|
|
15 |
McRAE Alister - SENIOR David
|
HYUNDAI CASTROL WORLD RALLY TEAM |
GB / GB |
Hyundai Accent |
|
|
16 |
SOLBERG Petter - MILLS Philip |
FORD MOTOR Co LTD |
N / GB |
Ford Focus WRC |
|
|
17 |
MARTIN Markko - PARK Michael |
LUKOIL -EOS RALLY TEAM |
EE / GB |
Toyota Corolla WRC |
|
|
18 |
PAPADIMITRIOU John - PETROPOULOS Nikos |
PAPADIMITRIOU JOHN |
GR / GR |
Subaru Impreza WRC 99 |
|
|
19 |
KYRKOS Leonidas - POLYZOIS George |
KYRKOS LEONIDAS |
GR / GR |
Ford Escort WRC |
|
|
20 |
HOLOWCZYC Krzysztof - FORTIN Jean Marc |
WIZJA TV TURNING POINT TEAM |
PL / B |
Subaru Impreza |
|
|
21 |
VOVOS Aris - KOLTSIDAS Spyros |
TOYOTA HELLAS ARIS VOVOS |
GR / GR |
Toyota Corolla WRC |
|
|
22 |
RICHELMI Jean Pierre - BARJOU Thierry |
PROCAR SRL |
MC / F |
Subaru Impreza WRC |
|
|
23 |
ARAI Toshihiro - FREEMAN Roger |
SPIKE SUBARU TEAM |
J / GB |
Subaru Impreza WRC 99 |
|
|
24 |
AL - WAHAIBI Hamed - SIRCOMBE Tony |
ARAB WORLD RALLY TEAM |
OM / NZ |
Subaru Impreza WRC 99 |
|
|
25 |
BAKHASHAB Abdullah - WILLIS Bobby |
TOYOTA TEAM SAUDI ARABIA |
SA / GB |
Toyota Corolla WRC |
|
|
26 |
DOR Frederic - BRETON Didier |
F. DORハ RALLY TEAM |
F / F |
Subaru Impreza WRC 99 |
|
|
27 |
YAZICI Serkan - BODUR Erkan |
TEAM ATAKAN |
TR / TR |
Toyota Corolla WRC |
|
|
28 |
TRELLES Gustavo - DEL BUONO Jorge |
TRELLES GUSTAVO |
ROU / RA |
Mitsubishi Carisma EVO VI |
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|
29 |
STOHL Manfred - M_LLER Peter |
STOHL MANFRED |
A / A |
Mitsubishi Lancer EVO VI |
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30 |
NITTEL Uwe - RUF Detlef |
NITTEL UWE |
D / D |
Mitsubishi Carisma EVO VI |
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